1万円前後の手ごろなお値段で、フレッシュ・ソルトともに使用できる、オクマの人気リール「エピクサーXT plus」。
性能も剛性力や滑らかな巻き感、更には替えスプール付きで基本スペックも申し分ないスピニングリールです。ラインナップも豊富でライトゲームからトラウト、バスフィッシング、ショアジギングなど様々な釣りに対応。
一台あればいろいろな釣りに使える、万能アイテムとなります。
今回はそんな「エピクサーXT plus」の詳細をレポート!ゼニスのスタッフ山本さんに剛性の秘密も伺ってきました!
「エピクサーXT plus」の番手について
まず、「エピクサーXT plus」の番手ですが、20/30/30H/40/40H/55の6種類が展開。
20の番手は従来リールの1500~2000番で、用途としてはアジングやメバリングなどのライトゲーム、トラウト用にオススメ。30はおおよそ2500 ~ 3000番で、メバリングやエギング、バスフィッシングなどに。40は3000~3500番で、タチウオのワインドやボートゲーム、チニング、シーバスなどこちらも幅広く活躍します。
最大サイズの55に関しては、4000~4500番とショアジギングやサーフゲームといった釣りに活躍するサイズです。
スペックの詳細は下記の表の通りです。
品番 | 本体価格 (税抜) | ギア比 | ベアリング数 | 自重(g) | 最大巻上長(cm) | 最大ドラグ力(kg) | 標準スプール ナイロン糸巻量(号) PE糸巻量(#号) |
糸巻量替えスプール(PE) |
EPXT-20PLUS | 9,700円 | 5.0:1 | 7BB+1RB | 208 | 60.7 | 5 | 1.5号/130m,2号/100m, 2.5号/80m
#0.6/380, #0.8/275, #1/230 |
0.6号/150m, 0.8号/100m, 1.0号/80m |
EPXT-30PLUS | 10,080円 | 5.0:1 | 7BB+1RB | 249 | 68.7 | 8 | 2号/220m, 2.5号/180m, 3号/150m
#1/340, #1.5/230, #2/170 |
0.6号/210m, 0.8号/150m, 1.0号/125m |
EPXT-30H PLUS | 10,080円 | 6.0:1 | 7BB+1RB | 255 | 85 | 8 | 2号/220m, 2.5号/180m, 3号/150m
#1/340, #1.5/230, #2/170 |
0.6号/210m, 0.8号/150m, 1.0号/125m |
EPXT-40PLUS | 10,600円 | 5.0:1 | 7BB+1RB | 304 | 76.3 | 10 | 2.5号/240m, 3号/200m, 4号/150m
#1/470, #1.5/320, #2/235 |
1.0号/170m, 1.2号/150m, 1.5号/120m |
EPXT-40H PLUS | 10,600円 | 6.0:1 | 7BB+1RB | 310 | 94 | 10 | 2.5号/240m, 3号/200m, 4号/150m
#1/470, #1.5/320, #2/235 |
1.0号/170m, 1.2号/150m, 1.5号/120m |
EPXT-55 PLUS | 11,600円 | 5.0:1 | 7BB+1RB | 316 | 87 | 12 | 3号/310m,4号/215m,5号/180m
#4/250m,#5/200m,#6/160m |
2号/210m, 2.5号/180m, 3号/150m |
「エピクサーXT plus」の注目ポイントは「剛性力」
「エピクサーXT plus」は剛性に優れたリールです。
ちなみに、スピニングリールにおいて剛性は非常に重要なポイントで、強い負荷がかかるとボディのたわみやガタつきが発生し、内部のギアのかみ合わせが悪くなります。
ギアのかみ合わせが悪くなると、巻き感度や巻取り力の低下、内部ギアの劣化・破損の原因にもなるため、剛性力がそのままリールの寿命にも関係してきます。
「エピクサーXT plus」では下記の3つ要素によって、剛性が保たれています。
ボディ素材にC-40Xを採用で重量を25%減少・剛性も1.5倍向上
「エピクサーXT plus」では、ボディには独自開発したC-40Xというカーボンファイバー素材を採用。
これにより、従来の強化プラスチック素材を使用した製品に比べて、重量を25%減少し、剛性も1.5倍向上しています。
C-40Xとは、上位機種の「ITX」にも取り入れられている軽量かつ合成に優れたカーボン素材です。
リールのゆがみを発生させないTCA™(トージョン・コントロール・アーマー)構造
そして、剛性のもう一つのカギとなるのが、TCA™(トージョン・コントロール・アーマー)構造。
一般的なリールにおいて、リールフットは片側からボディを支える構造が多いと思います。
それに対し、TCA™は、上記写真の通り、リールフットがボディの両サイドから支持するような構造で、ボディのゆがみを大幅に軽減させます。
特に瞬間的な強い衝擊や、魚の強烈な引きにもしっかり耐えて、ボディの変形を防ぐことにより、内部ギアのかみ合わせといったドライブ機能を保護します。
定期的にメンテナンスさえすれば、「エピクサーXT plus」は非常に長持ちするリールとなります。
ローター部分を強化しライントラブルの原因を解消
そして3つ目がローター部分の強化。「エピクサーXT plus」はローターの軸の部分が太く、それでいて頑強です。
これによりローターのたわみを軽減し、ライン放出の角度をキープ。さらにラインローラーへの浸水も防ぎます。
逆にローターにタワミが発生すると、ライン放出の角度が変わり、ベアリング部分への浸水原因にも。ベアリングがサビてしまうと、リールを巻いたときのシャリシャリっとした異音や、ライントラブルの原因にもつながります。
「エピクサーXT plus」では、そうしたローター等のトラブルも軽減してくれます。
また、ローター内部にはサイクロニック・フロー・ローターも搭載。回転時に周囲のエアフローを取り込むことで、リール内部の水滴を飛ばして腐食を抑えます。
@lurenewsr 話題のハイコスパリール!オクマの『エピクサーXT Plus』の耐久性のヒミツを解説!#ルアーニュースR #ルアー釣り #lurenewsr #スピニングリール #okuma #オクマ #エピクサーXTplus #ハイコスパリール ♬ オリジナル楽曲 – LureNewsR
@lurenewsr 話題のハイコスパリール!オクマの『エピクサーXT Plus』の耐久性のヒミツ!パート②#ルアーニュースR #ルアー釣り #lurenewsr #スピニングリール #okuma #オクマ #エピクサーXTplus ♬ オリジナル楽曲 – LureNewsR
エピクサーXT plusは剛性以外も優秀!
PEラインに対応したアルミ製の浅溝スプールがセットになっています。1万円前後で、替えスプール付きはかなりお得!
ドラグはより細かく正確な調整ができるプログレッシブドラグを採用しています。
プログレッシブドラグは1-Kカーボンを採用することにより、軽量化しつつ、より細かく正確なドラグ調整ができるとのこと。
ドラグ最大値も20のサイズで5kg、30で8kgと、パワーがあるのも魅力です!
ベアリングは7BB + 1RBステンレスベアリングを搭載。従来、1万円前後のスペックでいえば、おおよそベアリング数も「4+1」前後が多いのに対し、7+1はかなりの数。
実際、記者もハンドルを回してみたのですが、想像以上に滑らか!正直、スペックでいえば1ランクもしくは2ランク上の機種の巻き心地でした!
基本性能の高さ、剛性感、そしてフレッシュ・ソルト問わないバーサタイル性…。
加えてお値段も1万円前後!! まさに「お値段以上」という言葉が似合う、ビギナーにもオススメのリールではないかと感じます。
こうした一定水準のクオリティを持ちながら低価格帯リールをリリースできるのは、アメリカ・ヨーロッパなどでも製品を展開しているオクマらしさといえます。
「エピクサーXT plus」チェックしてみてください!
オクマ公式「エピクサーXT plus」詳細ページはこちら