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【春の霞ヶ浦オカッパリゲーム】1匹を手にする最短距離、安江勇斗の立ち回りとは

寄稿:安江 勇斗
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春のバス釣り特集

その2:春の定番、ウィンディーサイドの巻きモノ

続いては春のオカッパリの定番、ウィンディーサイドの釣り。

巻きを中心にミノーやシラウオパターン、ビッグベイトなど…狙い方は様々ありますが、ここでオススメしたいのがアラバマリグ。

僕がアラバマを推すのは、まず特長として「とてつもないアピール力がある」ことが理由。

これが風当たりが強くて波が高く、ミノーやシラウオパターンではアピール力が足りない状況で有効となります。また、僕はビッグベイトが好きでよく投げていますが、障害物が少ないオープンなエリアでは反応させきれないバスが多い…と感じていて、ビッグベイトでは出しきれない場合にローテーションすることも強くオススメします。

 

フリルドシャッドのアラバマリグ

セットするワームはフリルドシャッドがおススメです。なぜ「フリルドシャッド」をおススメするのか。

フリルドシャッドは頭部上に広がる特徴的な扇状リップが水を受け流し、ジグヘッドをセットするだけで自発的にアクションするというのが最大の特長。

霞水系でアラバマリグとして使う場合、バスの目線より上を引いてくるという事がバイトを得るには重要になってきます。また、障害物が少ないとはいえ根掛かりする可能性はゼロではありません。アラバマはロストすればセッティングに時間がかかる上に財布も痛い。それもあって目線の上を引いてくるというのが重要なんですね。この抵抗になるリップのおかげで、レンジコントロールを容易にし、ゆっくりと引いてこれるというメリットはオカッパリでアラバマを使うには大きなメリットとなる訳です。

 

アクションのキモ

アラバマの釣り方には「バマスト」といって、ロッドを上下に動かしながら巻いてくるというテクニックがあり、これは霞ヶ浦でも有効です。

ただ、常にバマストをしていると1~2時間で疲れてしまう為、通常のリトリーブと混ぜたり、バイトゾーンとなりやすい泡が溜まっているポイントやオープンウォーターの中でも比較的バスが身を寄せやすい障害物の際など、ここぞ!というポイントで行うのが理想的です。

ちなみに根掛かりのリスクを考え、フルキャストはしません。投げても15mほどでテンポ良く狙っていくイメージです。

肝心のアラバマリグは「ヴァンガード極(RYUGI)」。それに使用フックは「ホリゾンヘッド(がまかつ)」の3/0、ウエイト0.9gを5つそれぞれに使用。

カラーに関しては特にこだわりはなく、シラウオパターンならクリア系、濁りが入っていればチャート系といった感じ。5つともカラーを揃える必要もなく、バラバラでも問題ありません。

 

タックルセッティング

ロッド:HGC-76XX/GPスラップショット SLAPSHOT(deps)

Length:7’6” 1piece Lure Weight:1/2~1・1/2oz Line:14~30lb Action:XX-Heavy Regular Fast Taper Grip Length:412mm(Grip脱着可) 自重:約194g

リール:ジリオンsvtw7.1(ダイワ) ライン:エクスレッド20ポンド(TORAY)

 

というわけでカバーゲームとウィンディーサイドの巻きモノ…という2パターンの釣りをご紹介しました。

どちらが良い…というわけではなく、風の有無といった状況に応じて使い分けるのが、貴重な1匹に繋がる秘訣です。ぜひお試しください。

 

deps

1996年設立。日本屈指のデカバスハンター奥村和正氏が代表を務める、京都府に拠点を置く総合ルアーメーカー。 ロッド「サイドワインダー」シリーズや「サイレントキラー」「デスアダー」といったプラグやワームなど、数々のデカバスに直結する名作を多数輩出。

 

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