春のクランク劇場…「エリア」以外のキモ
エリアが重要…なんですが、他にも春だからこそのキモがあります。
まずは釣り方です。
クランクなのでもちろん巻きますが、重要なのは巻くスピード。
“そこそこ”のスピードで、ボトムや新芽に当てることを意識して巻いていきます。
この時期は、がむしゃらにゴリゴリ巻く必要は無く、イメージとしては心地良くクランクが潜る巻き速度です。
また、この時期は夏や秋とは違い、タッチ後バシバシとは絶対に切らないほうが良いです。春と言ってもまだまだ低水温。スローに誘う必要もあり、ボトムに当たればクランクを止めるイメージがちょうどいいです。
バイトはボトムタッチ前にひったくるか、タッチ後にぐんっと咥えて持っていくことが多いです。
春先はまだまだウィードも薄く、地形・地質を意識してポイントを選ぶので、基本は水深でコリガンマグナムの150から450をローテーション。
1メートル前後なら「150」、2m前後なら「250」、3メートル前後なら「350」、4メートル前後なら「450」。そんなイメージです。
カラーのあれこれ
春は水質も濁ってることが多く、基本的にはしっかりとルアーを見せられる膨張カラーを中心にローテーション。個人的には…春先に目覚めたバスの食性を上げるような、金光の「クロキン」や「ガーネット」を筆頭に、赤やオレンジを部分使用している「オレンジベリークロー」「ドットタイガー」が経験上よく釣れます。
「クロキン」は春先以外でもあらゆる水質でパワーを発揮しやすいので、持っていると良い万能カラーです。。
また「マットブルーバックチャート」や「ガンメタチャートグリッター」のようなチャートカラーもオススメです。
タックルセッティング
これまでにも何度かご紹介しましたが、ロッドは現サイドワインダーシリーズであれば、間違いなく「HGC-77XS/GPボアコンストリクター BOACONSTRICTOR」です。
Length:7’7” 1piece Lure Weight:3/8~2oz Line:12~30lb Action:X-Heavy Slow Taper Grip Length:440mm(Grip脱着可) 自重:約185g
リールはタックル一本でコリガンマグナム全シリーズを扱うなら…ノーマルギアがオススメ。爆風時に流されながら通すラインを決めて巻いていくこともよくあります。コリガンマグナムのようなタイトピッチのクランクでは水をつかまなくなるため、ローギアはやめてください。
クランクをとことん追求するという方であれば、コリガンマグナム150、250は7あたりのハイギアリール、350、450は6あたりのノーマルギアと分けるのをオススメします。
何故かはかなりマニアックな話なんで、気になる方はガイドで詳しくご説明いたします。
私は350と450をZPIアルカンセNS、150と250をZPIアルカンセRG-C HSで巻いています。ラインはTORAYソラロームエクスレッドtype NSの14lbがしなやかで直径も細く、かつモツれが起こりにくいのでクランクなど巻モノに良いです。
年間200日以上クランクベイトを投げていますが、やはり四季折々釣り方やパターンは異なります。ぜひ参考に、記憶に残るクランクフィッシュを狙ってみてください。