どんなエリアで巻く?
では、どんなエリアで釣っていくのか。
エリアで言うとシャローと沖がありますが、いずれもこの時期は特に、なるべく魚のルートとなり得る硬いハードボトムエリアを狙います。地形や地質を把握する必要はありますが、そういったポイントをひたすら巻いていきます。
良いエリアには魚が溜まっていることも多く、一発そのラインでバイトしたなら、何度も流し直すのがベストです。ベイトは条件的に最後くらいで、エリア→濁り→風→ローライト→ベイトという順で考えてください。
魚のルートになり得る良い条件のエリアを優先的に考え、様々な水深を釣っていくのが春の釣りです。使用するクランクベイトはもちろん水深別にシステム化された「コリガンマグナム」。
水深に合わせて150、250、350、450を使い分けます。
具体的なエリアについては大きく2つに分けて考えていきます。岸よりのシャローか、沖か…です。
まずシャローで狙うのは、基本的に水路の出入り口や河口。常に水流が発生していて、地形の凸凹やハードボトムが形成されているエリアです。
こういった場所が春先から魚がうろつくエリアなんですね。また、このような場所には橋脚やテトラなど魚が身を寄せやすいマンメイドストラクチャーも決まって隣接しているので、ストラクチャー沿いを巻いてやるのも良いです。
一方、沖では浚渫周りのフラット、もしくは浚渫の中にあるなるべく広いフラット(ハンプ)を巻きます。
春を意識して浚渫から浅いフラットに向け動き出した固体、そしてミドルレンジのフラットに一時的に深い所から上がってきて、ステージングするような魚が狙いです。
特に浚渫が絡むフラットやハンプは、春の魚が産卵行動をするまでのルートやステージングエリアになりやすい為、一度流してバイトがなくても流し直したりもして、しつこく巻きます。
なおかつ、そのような場所は地質も固いため、エビモの根が硬く残っていたり、新芽が生えてきたりするようなエリアになるので、春の長期間にわたり釣れる良いポイントにもなり得ます。