そもそもコーリングハスラーとは、水流波動・フラッシング・サウンドという3つの要素で、ベイトフィッシュをイミテートするダブルプロップベイト。ただし、その使い方に少し工夫があります。
まず10m前後までコーリングハスラーを沈めて引いてこようと思うと、どうしても浮き上がってしまうんですね。そこで、僕はだいたい14gくらいのシンカーをワイヤーガードの先端に付いているアイに取付けて使用しています。
ちなみに、個人的な基準は6メートル前後くらいを通したい時は10gを使い、それより浅い場所は5gや7gを使い、深い場合は今回の様に14gや21gを使います。
コーリングハスラーをディープエリアで巻く時のコツは、基本的にスイミングジグを巻く時と同じ。ロッドを水平の位置に構えて釣り糸を少したるませて巻いてきます。こうする事で、ルアーを浮き上がらせるのを最小限に抑え、リーリング速度でレンジをコントロールしやすくなります。
また、オダやゴロタエリアなどでトリプルフックが3個も付いたハードプラグを通すと、すぐに根掛かりしてしまいそうなイメージがあると思うのですが、コーリングハスラーの先端に付いているワイヤーガードのお陰でかなり根掛かりを回避できます。
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水中のイメージはこんな感じです。こちらのアクション動画はシンカーをセットしたものですが、ワイヤーガードに取り付けたシンカーのおかげでボトムへのタッチ感もかなりあり、オダやゴロタにほどよく当てながら…ストレスフリーに通してくる事ができます。
狙うシチュエーションによっては、釣り糸を沈めて使うカバースキャットなどの高比重ノーシンカーの釣りよりも根掛かりしにくいかと。ボトムに敷き詰められているようなゴロタエリアや高さのあまりないオダなんかを狙う時は、かなり役立ってくれるルアーだと思います。
コーリングハスラーに取り付けているシンカーについて。基本的には写真右の棒形状の物を使う事が多いです。
このタイプのシンカーの方が同じ重さのシンカーを使用した時に、フックの位置をよりボトムより高い位置を持ってこれるので、より根掛かりを回避しやすくなります。
反対に狙っているポイントの沈み物の高さが低く、沈み物を捉え難い場所を狙う時は、丸形状に近い形のシンカーを使用します。単純にこの形状の方がボトムへのタッチ感が強くなるので沈み物へコンタクトしやすくなります。
ちなみにBLeague当日は風が強く底取りが難しかったので、丸形状に近い形のシンカーを使用していました。