昨今、多用されてきているビッグ(スイム)ベイトやヘビーオンスルアー。
一昔前であれば、ビッグベイトはロマンの釣りなんて言われていたこともありましたが、最近ではより洗練された内容に変化しています。
近年でいえば、ビッグ(スイム)ベイトでのショートディスタンスが専らの主流となっており、シルエットの大きなルアーを使いながらも、繊細かつ丁寧なアプローチが多くなってきます。
今回紹介するのは、ティムコから2022年に登場するロッド、フェンウィック リンクス65CHJ。
サブネームは「Heavy Duty Special」、ショートディスタンスでのビッグスイムベイトゲームにフォーカスして作り込まれたスペシャリティモデルです。
ビッグベイトゲームのショートディスタンスの需要性
ティムコといえば、昨年登場した「MB-1 カスタム」や2022年登場予定の「フィニッシュブロー」といったビッグベイトも展開。
特に「MB-1カスタム」に至っては、全国各地で数多くの釣果が報告されました。
なかでも注目したいのがこちらの2つの動画。
霞水系、MB-1フィッシュ!
ビッグベイトの反応が徐々に増えてきた霞水系
楽しい時期になってきました pic.twitter.com/WMvIpf9Wyy
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) October 18, 2021
昨日のMB-1フィッシュ!
この時期、特に朝マズメと夕マズメのパワーが強まります。この時間を存分に使えるのはオカッパリです!
冬のビッグベイトは、特にスローに操ります。スローフォールからのワンアクション、i字引き等が効きやすい時期。じっくり見せ、食わせの間を与える事を意識してください pic.twitter.com/5jwp8I8W9C
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) December 22, 2021
どちらのヒットシーンもピッチングでの近距離アプローチからのバイトでした。
ビッグベイトやスイムベイトの性能も、昨今では首振りやデッドスローなどナチュラル系のアクションを主流としているものが増えてきています。
実際、ティムコの「MB-1カスタム」もデッドスティッキングモードのセッティングや、新製品のフィニッシュブローも半分はワーム素材と、”艶めかしさ”といったナチュラルな性能が備わっています。
アクションはナチュラルなんだけれど、シルエットが大きい分、バスに存在感をアピールできる。一見強い釣りと思われがちですが、実はフィネスなアプローチが求められる。
そうした背景や需要性から、フェンウィック リンクス65CHJは誕生しました。
フェンウィック リンクス65CHJの性能
リンクス65CHJは、ややショートな6ft5inchレングス設計。
前述したとおり、ショートディスタンスでのキャストの精確性を高めたレングス設計で、ロッドアクションも緩急を効かせた自在な操作性を有しています。
ヘビーパワーながら、ただ硬いだけのロッドではなく、スムースなベンディングカーブを描く設計になっているため、バラシを軽減したブランク設計になっています。
また、重量級ベイトを一日中キャストしても負担にならないよう、ロッドバランスにも優れているのが特徴です。
ビッグスイムベイト以外にも、マグナムクランクやビッグスピナーベイト、大型ノイジー、シャローブッシュでのフロッグゲーム、ヘビーオンスルアーへの汎用性にも長けています。
ブランクへのライン干渉を極力抑え、スムースなベンドとネジレを抑制するセミマイクロガイドセッティングが採用されています。
ロッド本来の感度やパワー、トルクを効率良く引き出しながらも軽量化されているのが特徴。
太めのラインを想定した設計になっており、ラインの整流効果を高め、抵抗を軽減したスムースなキャストを実現します。
全長 | ライン | ルアーウェイト | アクション | 自重 | 本体希望価格(税込) |
6’5″ | 12-30lb | Max3oz | MS(ミディアムスロー) | 116g | 24,750円 |
ティムコ公式「Links リンクス キャスティングロッド」詳細ページはこちら
近年のバスフィッシングは年々タフになっているとも言われています。
しかし、小型ルアーやワームがフィネスになりすぎて、バスにそもそも気づかれない、なんてことになってしまっては本末転倒。
ビッグベイト・スイムベイトのショートディスタンスでのアプローチは、バイトを引き出せない場合でも追ってきた姿が確認できるなど、次の一手につながるアプローチです。
一見夢のある釣りに見えて、理にかなった、実践的な攻略の一手となります。
タフな時ほど、今回紹介した「フェンウィック リンクス65CHJ」が活躍してくれます!
ぜひ、チェックしてみてください。