ルアーニュースRをご覧の皆様、こんにちは。
O.S.Pソルトスタッフの鈴木孝啓です。
正に今がハイシーズンの釣りであるメバリング。釣り物の少ない冬に盛り上がるルアージャンルの1つですよね。今回は、そんなメバリングで少しでも多くの方に数を釣ってもらうために、私のホームエリアの釣りを絡めた形で、厳寒期のメバル攻略法を紹介させていただこうと思います。
浜名湖のメバルゲームを徹底解説
さて、私のホームフィールドは浜名湖。遠州灘と今切口とつながっている汽水湖です。主に浜名湖の海に近い南エリアのことを表浜名湖と呼び、塩分濃度が比較的高いことから、ライトゲームのターゲットであるメバル、カサゴ、アジなども多く生息しています。そんな中でも今回はメバルに焦点を当てて、私が普段から愛用しているO.S.Pの「HPシャッドテールSW」(2in)を使った釣りをこれから解説していきたいと思います。
Length | Color | Count | Price |
2in、2.5in、3.1in、3.6in | 5 | 12(2in)、10(2.5in)、8(3.1in)、7(3.6in) | 858円(税込) |
O.S.P公式「HPシャッドテールSW」詳細ページはこちら
ピンテールワームよりも有効な状況も!シャッドテールワームの特長について
私自身これまで様々なワームを試し、何度も釣り比べてきましたが、定番のピンテールワームに負けない釣果を叩き出すことが多いのがシャッドテールワーム。メバリングにおいてもシャッドテールワームが効く状況というのは、数多く存在すると考えられます。シャッドテールワームは、見た目から分かるようにテールがシャッド形状をしているため、水を大きくかき回してアピールできるのが最大の特長。では実際に、それによって受けられるメリットとは、、
スローに巻ける
フォールスピードをコントロールさせやすい
流れの変化でアクションの変化を生む
流れの変化を掴みやすい
では、それぞれの要点ごとに解説していきます。
「スローに巻ける」という点については、リトリーブの際にテールの抵抗を受けることで、手前にこようとする動きにブレーキをかけることができます。つまり、結果的に巻くスピードを抑えることがでるので、デッドスローアクションがキモになることが多いメバリングでは大きなアドバンテージになると思います。
「フォールスピードをコントロールさせやすい」については、横の動きと同様、縦の動きにもテールがシッカリ動いてくれるため、フォールにもブレーキをかけてくれます。よって、カウントダウンでレンジをより細かく刻むことができるようになり、メバルのレンジをより正確に捉えることに繋がります。
「流れの変化でアクションの変化を生む」についてですが、ライトゲームでは、皆さんのイメージしているような一般的なシャッドテールのブリブリしたテールの動きというよりは、スローリトリーブで使用する分だけ弱い動きになります。それが流れの変化に入ると同時に、テールがブルブル動き、逃げるベイトを演出してくれます。つまり、オートメーションの食わせアクションの発動というワケです(笑)。
「流れの変化を掴みやすい」。
これは水の抵抗がある分だけ水中の変化をアングラー側に伝える力が強いという意味です。特に流れの変化に差し掛かった時や、流れてUターンする時のルアーの姿勢の変化が良く分かりますので、目では見えない流れの把握なども同時に行いながら釣りができます。
HPシャッドテールSW(2in)を使う理由と使い方
シャッドテールワームの魅力についてお伝えしてきましたが、何故ピンテールワームと比較して優れたアドバンテージを持ったシャッドテールワームの中でも、「HPシャッドテールSW」(2in)を好んで使用しているのか? 理由や実際の使い方について、これから紹介していきます。
「HPシャッドテールSW」はバスフィッシングでも証明されている通り、HIGH PERFORMANCEなパワフルな波動と水押し、それから他のワームと比較して、リトリーブスピードの追従幅が広いという特長を秘めています。
パワフルな波動と水押しが生み出せるということは、それだけテールで強く水を掴んでいるという証拠で、よりスローに一定レンジをキープしながら攻め続けることができます。浜名湖の夜のメバリングの場合、表層と、底層のどちらかに魚がいることが多いと感じています。
水面直下を長くゆっくり見せることができることと、根掛かりを交わしながらボトムのスレスレをキープして引いてくることができるのは、大きなアドバンテージとなります。
また、動きを殺さない柔軟なマテリアルが使用されているため、バイトを弾き難いこと、それからアクションや水流の変化にもレスポンス良く反応してくれます。流れの変化でアクションが変化することで、リアクションバイトも誘発することができるのではないかと考えています。
さらにアングラー視点の細かな工夫が採用されているのも嬉しい部分です。ジグヘッドの針先を抜くワームの上になる部分にはスリットが入っていて、一目で真っすぐ刺せているか判断できます。さらに、ワーム側面のドットも針を抜く位置の目安にしたり、カットしてワームのサイズを下げるときの目安にもなります。
様々な特長を述べてきましたが、水面直下をスローリトリーブさせる時に、メバルにルアーを長い時間見せてあげることができる点であったり、流れの変化でアクションを変更させるといったことができる点が大変気に入っています。
狙う場所の特徴
狙う場所はこれまで解説してきた性能を100%引き出せる場所であり、キーになるのは、比較的強い流れの周りにある反転流や流れのヨレがメインとなります。そこに、日中メバルが隠れる場所が隣接していればベストです。
主にテトラ、藻場、橋脚、リップラップ、流れの合流点などにメバルが隠れていると考えられるので、それらの周辺にある流れの変化を釣るのがメバルをキャッチするための近道だと考えています。
使い方について
アクションに関しては、基本はタダ巻きでOKです。
状況に応じて巻き速度を変えていきますが、テールが動くか動かないかのギリギリの速度を手元で確認しながら、そのスピードを基準にすると良いです。また、テンションフォールも有効で、フォールの途中で引っ手繰られるバイトは病みつきになります。
記事を書くタイミングで、浜名湖へ出向いてメバルを攻略してみたのですが、リップラップが絡む流れの合流点で、ボイルするメバルを発見。ボイルしたタイミングでは、軽めの0.6gのジグヘッドに短くカット(1つ目のドット位置でカット)した「HPシャッドテールSW」(2in)を使用して、水面直下をキープしたやや早めのタダ巻きにヒット。
ボイルしない時間帯は、デッドスローリトリーブで流れの変化を丁寧に通すことで口を使わせることができました。
ワームのカラーセレクト
「HPシャッドテールSW」(2in)のカラーセレクトに関してですが、まずは定番のグロー系カラーである、「パールグロウ(夜光) W017」、「ピンクバックグロウ(夜光) TW110」がオススメです。
理由についてですが、まずはアピール力が高くて単純に良く釣れるから。それでいてアングラー側の視認性にも優れています。
一方、潮が澄んでいる状況で魚に違和感をなるべく与えたくない状況では、クリア系の「生オキアミ W069」、「クリアクリスタルフレーク W068」がオススメです。特に生オキアミはオレンジ系の常夜灯下で効果的なことが多い印象です。
これに加えて、ウイードエリアなどではグリーン系カラーの「グリーンイワシ TW172」をローテーションに加えていくのも面白いと思います。
使用タックルについて
では、最後に私が普段使用しているタックルデータを紹介。詳細は下記の通りになります。
ロッド:グラマーロックフィッシュ TX78M
リール:ヴァンキッシュ C2000S HG
メインライン:G-SOUL X4 UPGRADE (0.3号)
リーダー:シーガー グランドマックス(1号)
ジグヘッド:コブラ29(0.6g)
ワーム:HPシャッドテールSW(2in)
浜名湖の表エリアは水深が4mくらいまでなので、最大で1gくらいまでのジグヘッドを使用することをオススメします。他は色々な軽量ジグヘッド(0.4g~1.0g)を用意していただき、状況によって使い分けるとイイと思いますよ。日頃ピンテールしか使っていないというアングラーの方にも、ぜひ「HPシャッドテールSW」(2in)を使用していただき、新たな攻略の引き出しを増やしていただければと思います。