皆さまこんにちは!YAMAGA Blanks広報部です。
前回の準備・解説編につづきまして、今回は天草シーバスジギング実釣編をお届けいたします!
天草のシーバスジギング
天草諸島の名の通り、たくさんの島々が点在し、更に全国的に見ても干満の潮位差が最大で約5mと、とても大きいことよって生み出される複雑な海流が特徴で、周年通してベイトも豊富であり、それに伴ってシーバスの魚影も濃いエリアとなります。
そして、天草の中でも上天草エリアは例年1~3月の厳冬期には、産卵後にシャローに差す前に深場に溜まるシーバスをジギングで狙うスタイルが確立されており、この時期を待ちわびていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は、天草へシーバスジギングへ行ってまいりましたので、釣行レポートを兼ねた実釣編となります。
いざ実釣!
釣行当日の潮周りは、中潮 満潮6:39→干潮12:31。最近、実績の高い下げ潮ポイントに合わせて早朝より出船! ポイントに到着すると、既に船団が形成されており、皆ジギングでシーバスを狙っています。
今回使用するロッドは、解説編でもご紹介させて頂いた「シーウォーク・ライトジギングB66L」をメインタックルとし、2022年リリースの「アーリー・フォー・ボート610MH/B」をシーバスが浮いたタイミングに合わせてのプラグ・キャスト用と浅場や船が流れないときにジグをキャストして探るために準備しました。
ここはベイト付きのシーバスを狙うので、魚探を頼りにしてベイトとシーバスの反応を探してはジグを投入するという形となります。この時期のベイトはエリアで若干異なりますが、10㎝程のカタクチイワシと同サイズのサッパがメインとり、他にはヒイラギなどベイトの種類も様々となります。
そして、ベイトに着いたシーバスの反応を発見!
海中でベイトに着いたシーバスがはっきりと解ります!普段ショアから狙うシーバスを、こういった角度で見られるのもとても新鮮で、周年多彩なシーズナルパターンが存在するシーバスならではの楽しみ方です。
意気揚々とジグを投入するも魚探の好反応とは裏腹に、シーバスからの全く反応が返って来ず…。どうやら、連日の好調だったのが取材日に不調になるという、いつものパターンに陥ったようです。
絶好調時の爆発力も凄いこの釣りですが、明らかに魚は居るが口を使わない激シブな時こそ、リールの巻きスピードに変化をつけたりジグのウェイトやシルエットにカラーを変えたり、更にブレードをつけてみたりと、ひたすら答えを探す釣りに切り替えます。
こういった答え合わせもこの釣りの醍醐味であり、他の要素としては潮なのか? 船団のプレッシャーなのか? などと、いろいろなことを悩んで釣りを展開するのも楽しいものです。
しかし、この時の潮は0.2ノット…。潔く移動です!!
ストラクチャー狙いと思わぬゲスト!!
次は、漁礁や水深のある離れ堤防の際に着いたシーバスを狙うスタイルに変更。
水深、15m平均の浅場に漁礁が点在するエリアをランガンします。要は、ストラクチャー付きのシーバスをボートキャスティングで狙う横の釣りがそのまま縦の釣りになるイメージです。
反応を見てジグを投入。
フォールにアタリが集中するこの釣りは常にスプールを軽く指で押さえながら、変化があればいつでもフッキングに移行できる準備は大切です。
こちらも時合いがあるのか、なかなか答えが返ってこず一旦、離れ堤防の縦ストラクチャー狙いに変更。そして、一投目に待望のヒット!シーバスとは明らかに違う、小気味良い引きでライトジギングB66Lを曲げてくれたのは良型のメバル!
実はこのメバル、天草の一部エリアではこの時期にSLJで狙えるターゲットの一つでもあり、ジグにヒットするのは良型が殆ど。今は思わぬゲストですが、これからもっと狙って釣れるように開拓していきたいターゲットでもあります。
その後はヒラセイゴを追加。再び漁礁に戻るころには潮も上げ潮に変わっており、状況好転に期待した一投目!
巻き上げ時に「コン!」とショートバイトがあり、すかさずフォールに切り替えると、ラインが「ピタッ」と止まり、フッキングを入れるといい重量感!!
ここにきてやっと本命シーバスです! フォールでのバイトを掛けるので口以外にかかることが多いのは注意点です。
そして、ジグの種類とカラーを変えてもう一度反応に付け直し投入すると、直ぐに追加のヒット!
シーバスならではの瞬発力のある突っ込みと、首振りに対してシーウォーク・ライトジギングB66Lが追従します。フックアウトも多いゲームなので、この追従性がバラシの軽減に繋がります。シーバス以外でも、口切れしやすい魚全般の釣りに活躍します。
渋い状況での嬉しい2本目!!
サイズはともかく何とかシーバスの顔を見る事ができたので、大満足!この日は帰港としました。
そして、別日の釣行となりますが、無風時に潮と風が逆で船が流れない状況や、シーバスの反応が10m以浅まで浮いた時に活躍したのが、アーリー610MH/B。
上記の条件でキャストして広範囲を探れるのと、ベイトタックルならではフォールのバイトに対してのレスポンスの良さで、助けられたことが今までに多々あります。また、ファイト面ではシーウォーク・ライトジギングB66Lとは違ったダイレクトな操作性能に深場からスピーディーに魚をリフトしてくれるが特徴です。
今のところは、シーバスジギングにおいては、この2本があれば、色んな状況に対処できています。
今回紹介させて頂きました上天草エリアでのシーバスジギングは、市内からも1時間圏内で出船する遊漁船もありますので、興味のある方は是非チャレンジして頂きたいシーズン限定の釣り物です。 もちろん、他のエリアのシーバスジギングでもこの記事を通してロッドの使用感の参考となれば幸いです。
~タックルデータ①~
ロッド:シーウォーク・ライトジギングB66L
リール:オシアコンクエスト200HG(シマノ)
ライン:PE:0.8号
リーダー:フロロカーボン20LB
ジグ:TOUKICHIROU 40g (ボーズレス) MARI 40g (AKクラフト)
~タックルデータ②~
ロッド:アーリー・フォーボート 610MH/B
リール:Z2020H (ダイワ)
ライン:PE:0.8号
リーダー:フロロカーボン20LB
ジグ: MARI 50g (AKクラフト) MAKI-JIG JET 40g(メジャークラフト) ハードコア® ソリッドスピン(S)32g(デュエル)
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