2021年にメジャークラフトから新しく発表された「5G」シリーズ。
コンセプトは「初級者や中級者が求める許容範囲の広さと上級者が求める軽さと高感度を両立した」全方位型のロッドということもあり、ビギナー・ベテラン問わず納得の高性能ロッドシリーズとなっています。
現在5Gで展開しているのは4ジャンル。
・クロスライド5G(ショアジギングロッド)
・ジャイアントキリング5G(ジギングロッド)
・エギゾースト5G(エギングロッド)
・鯵道5G(アジング・ライトゲームロッド)
そのうちのひとつ「ジャイアントキリング5G」にスロージギングモデルが追加となります。
ジャイアントキリング5G・スロージギングモデル
まず「5G」の特長を簡単に説明しておくと、ブランクには「東レ㈱T1100Gカーボン」を採用している点がひとつ。
そして、カーボン繊維をストレート・サイド・フェード・ドローと縦横斜め(左右斜め)に適材適所で配置する「R360構造」により、360度方向のネジレに対する強度が上がっている点が挙げられます。
要するに、非常に粘りがあり強度もある素材と構造を有し、ゆえに軽量化にも成功したロッドです。
若干長めのレングスに!高い復元力を活かす
まずは機種とスペックを駆け足でご紹介。
全5機種で番手としては、0番から4番。
Model | 本多希望価格(税込) | 全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
PEライン (号) |
アクション |
GK5SJ-B66/0 | ¥27,500 | 6’6″ | 1 | 40-150 | 0.6-1.5 | RS |
近海でのスロージギングに対応したこのモデルは、シリーズ中でもっともライトな設計です。
水深100mまでのエリアで150gまでのジグを使った青物やタチウオ・サワラ狙いに最適です。
Model | 本多希望価格(税込) | 全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
PEライン (号) |
アクション |
GK5SJ-B66/1 | ¥28,050 | 6’6″ | 1 | 80-180 | 0.6-1.5 | RS |
近海でのスロージギングを最も楽しめるモデルです。
水深100m前後のエリアで180gまでのジグを使用した青物狙いに最適です。
マダイ・タチウオにも対応し、ボトムのハタ系などの根魚狙いにもオススメなオールマイティーな1本です。
Model | 本多希望価格(税込) | 全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
PEライン (号) |
アクション |
GK5SJ-B66/2 | ¥28,600 | 6’6″ | 1 | 100-250 | 0.8-2.0 | RS |
近海スロージギングで中・大型青物を狙うならこのモデルがオススメです。
100mオーバーの水深や潮流の早いポイントを、250gまでのジグを使用してスローに探るには欠かせないモデルです。
中深海でのスローな誘いにも対応しています。
Model | 本多希望価格(税込) | 全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
PEライン (号) |
アクション |
GK5SJ-B66/3 | ¥29,700 | 6’6″ | 1 | 120-300 | 1.0-2.5 | RS |
水深200mを超える中深海で、300gまでのジグを使用して高級魚のアカムツ・クロムツ狙いやタラ狙いに最適なモデルです。
中深海ジギングといえばこのモデルが最も活躍するでしょう。
マグロジギングや200g前後のジグを早い誘いで青物を狙うジギングにもオススメです。
Model | 本多希望価格(税込) | 全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
PEライン (号) |
アクション |
GK5SJ-B66/4 | ¥30,800 | 6’6″ | 1 | 150-350 | 1.0-3.0 | RS |
300gを超えるジグを使用して、ディープエリアを攻略するならこのモデルがオススメです。
中深海での早い誘いのジギングにも最適。潮流の早いエリアや、水深200mより浅いエリアで重いジグを素早く動かして狙う青物にも対応。
中深海以外でもマグロや大型青物狙いにも使って欲しい1本です。出典:メジャークラフト公式「ジャイアントキリング5Gスロージギング」詳細ページ
オリジナルモデルとの比較
こうしてみると、ジャイアントキリング5Gのスロージギングモデルは6フィート6インチに統一されたパワーの異なるベイトロッド5機種がラインナップされていることが分かります。
オリジナルのジャイアントキリング5Gにおいては、ベイトロッドは6フィートで統一(スピニングは6’3″3機種と6’4″が1機種)。
つまりは、オリジナルのベイトロッドと比較し、レングスが長くなっています。
これはスロージギングが、ロッドのベリーからバットにかけて曲がりとその復元力でジグを操作する点から、長くしなやかさを活かせる設計にしているからでしょう。
そうはいっても先まで軟らか過ぎるとジグをうまく操作できないため、適度な張りをティップ付近に持たせているのもスロージギングモデルの特徴。
また、ジャイアントキリングがRF=レギュラーファストアクションであるのに対し、スロージギングモデルはRS=レギュラースローを採用している点も見逃せません。くわえてグリップ周りが程よい握りやすさにシェイプされている点もオリジナルとの違い。
シンプルにスロージギングに使用するのはもちろん、速めのピッチで誘って食い渋る時に、ジグを見せて食わせる、フォール主体の釣りで食わせるなんて時の切り札にもマッチするのではないでしょうか。
メジャークラフト公式ジャイアントキリング5Gスロージギングモデル詳細はこちら