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【最低水温の琵琶湖】南湖か北湖か、割とカンタンに食わせやすいのは…近松卓二の「厳冬期の釣り方」とは

寄稿:近松 卓二
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1月末から2月中旬にかけて、最低水温になった琵琶湖。

南湖の最低水温は5度台なので、口を使う魚たちは少しでも暖かい水のあるメインチャンネルや温排水のある場所に集まるようになり、釣りが偏る傾向に。一方、北湖の水温は8度台。魚が動ける状況にあり、狙う釣り方に幅があります。

自分が釣りするのであれば「北湖」。さぁ、どう釣っていくか…です。

近松 卓二 (Takuji Chikamatsu) プロフィール

レイドジャパンプロスタッフ。琵琶湖の人気プロガイドとして活動しながら、多くのトーナメントにも参戦。TBC(利根川)や琵琶湖のBATNET(バスアングラーズトーナメントネットワーク)のトーナメントで入賞多数。

 

最低水温×北湖×浮く魚

狙いは北湖の「シャロー」?!

去年から記録的に水位が低かった琵琶湖ですが、年末から雪が多く流入河川から沢山の雪解け水が流出。低かった琵琶湖の水位が一気に回復し+水位へと変わってきました。

この大きな変化はバスの動きにも表れてきています。大量に入ってきた冷たい雪解け水がボトムに溜まってしまうことで、魚は浮き気味。深い場所でのボトム系の釣りは冷たい水が溜まるエリアでは、反応が乏しくなってきている傾向があります。

そこで考えるのは、比重の軽い暖かい水は表層付近に溜まっていること。それに一気に水位が上がったことでシャローにベイトもバスも入ってきているようだということ。つまり、割とカンタンに食わせやすいのは「北湖のシャロー5mまでのレンジ」で、実際バスの反応は良好です。

 

バスがルアーを選ぶ状況で効くのは…あのルアー

ただし、この時期そうイージーに…ともいきません。水はクリアアップもしているので食わせづらい。なおかつ、バスが食っているベイトが「氷魚」などの小魚系ベイトなので、ルアーをかなり選んでいる状態でもあります。

そこで使うのは、見切られづらさに定評のある「フィッシュローラー」のミドスト!

 

そもそも、フィッシュローラーはホバストで注目されましたが、当然ミドストで使っても誰でも簡単にロールしてくれ、なおかつ体積があり自重があるので非常によく飛びます。また、ボディー形状は水を受けやすい形をしていて、適度に引き抵抗があるのも特長。ミドストに慣れてない方でも“やってる感”があるので、誰でもイメージがつきやすいルアーです。

 

フィッシュローラーのミドストはこうやって使う

狙うべきスポットは5mまでの氷魚が絡む岩、ハードボトム、漁礁がメイン。

狙い方は、簡単でただ中層を引くだけでは無く、一度ストラクチャーをまたいで投げ一度ボトムを取ります。それから一定のリズムでミドストすることで、ストラクチャーの角や頂点にルアーを当てて食わせる事が可能となります。また、抵抗感があるのでイメージがつきやすいはずです。

 

ジグヘッドウエイトは2.7gなら5mまで。1.8gで3m前後、1.3gで2m前後、0.9gで1m前後を攻略していくイメージです。

メインとなるフィッシュローラー4インチは1/0フックのジグヘッドを使用。(ロールを強くさせたい場合はカルティバのレンジローラー、通常はがまかつのホリゾンヘッドがオススメ) そして、4インチでどうしても喰わない場合は3インチにして2番フックのジグヘッド(リューギのベスパがオススメ)を使っています。

「ミドスト」というと難しいイメージがあると思いますが、フィッシュローラーでミドストをするとイメージがつきやすく、誰でもカンタンにミドストができるはずです。

是非フィッシュローラーのミドストで、冬の価値ある魚を釣って頂けたらと思います!

 

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出典:YouTube「チカマッチャンネル」

 

レイドジャパン(RAID JAPAN)

2011年設立、岡山県を拠点とするタックルメーカー。 ロッド「グラディエーター」シリーズをはじめ、各種バスルアーを輩出。 代表はカリスマアングラーとして知られる金森隆志氏。 「常に釣り人であれ。」という観念のもと、岸釣りのレベルとステイタスを押し上げるべく、現場主体で日々開発・研究を重ねている。

 

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