今江克隆のルアーニュースクラブR「ビッグ~ジャイアントベイト専用テクニカルショートロッド!ジャイアントディアウルフの詳細を初公開」の巻 第1085回
さて、2年連続でなくなってしまったリアル・フィッシングショーの代わりに、今週も引き続き2022年エバーグリーンのバスロッド「カレイド」シリーズ最新リリース情報後編です。
「ジャイアントディアウルフ611XXXH/RS」の詳細を初公開!
まずは2022年初弾として、すでに2022年6月リリースが確定しているのが、昨年冬リリースとなった「ディアウルフ」の最強バージョン「ジャイアントディアウルフ611XXXH/RS」(以下:GD611XXX/RS)。
すでにご存じの方も多いと思うが、自分が2021年中、「レイジースイマー9インチ」や「レイジーハード」、果ては「ジャバロン350メガモンスター」などを投げている時に使っている「インスピラーレ」としては初のビッグベイト~ジャイアントベイト専用のテクニカルショートロッドである。
ジャイアントベイトロッドと聞くと、一般的にはとんでもない太さと硬さの、流用がきかないゴン太系ロッドのイメージがあるかもしれないが、「GD611XXX/RS」の最大の特徴は45gから200g前後のビッグベイト以上ジャイアントベイト以下の「ビッガーベイト」のキャストアキュラシー、操作性に最大の威力を発揮する強靭なロッドだという点にある。
今江克隆のルアーニュースクラブR「ビッガーベイト!今江的2021年のMVL(MostValuableLure)を紹介〜第3位〜」の巻 第1079回
このロッドの特徴は、使用できるルアーの上限値と下限値が極めて広いことで、下は「ギルロイドJr.」(50g)から最大上限「ジャバロンメガモンスター350」(約390g)までを扱える強靭性を持つ。
ビッグベイトショート
同時に開発時の別名が「ビッグベイトショート」と呼んでおり、一般的なビッグベイトロッドに比べ6フィート11インチと7フィート以下に抑えたショートロッドである。
このロッドを作った明確な狙いは「ビッグベイトをショートレンジで重さを苦にせず正確に静かに投入する能力」、そして10〜30㎝単位の移動距離で繊細に、かつ鋭く、速く動かせる「大型高抵抗ルアーの短距離内最大操作能力」にある。
そのため「GD611XXX/RS」の際立った特徴は、一目で見ただけで分かる、その特異とも思える「T-KGTT6 F-2.8トップガイド」を装備した極太肉厚のティップセクションと、ビッグベイトロッドとしては異端の「エイトシェイプ・ショートグリップ」にある。
「エイトシェイプ・ショートグリップ」とは、片手でロッドエンドを握ってエイトトラップしてもスッポ抜けず、ガッシリとホールドするための特殊形状グリップで、バランサーなしでショートグリップヘビーロッドを軽快に操作できる工夫である。
この「GD611XXX」の実戦例としては、200g近い「レイジーナイン」のフルキャストを1日続け池原ダムの60cmUPを仕留めており(今春に動画公開予定)、同時に2021年オールスターKOKでは50gの「アンドロイド改ジャバロンテール」の近距離ピッチングで、ほぼ2日間疲れ知らずでキャストし続けることができた。
それほどルアーの重量に対しての適応が広く、ヒジや肩の疲労を最小限にできることが、このロッドの最大の魅力だ。
「ジャイアントディアウルフGD611XXX/RS」のコンストラクション構成等を紹介!