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【検証してみた】専用ロッドは他の釣りに使える?「オモリグロッド」のオフシーズンの使い方

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皆さんこんにちは!ヤマガブランクス広報部です。

専用ロッドを購入したけれど、オフシーズンだからなぁ…と、家に眠っているロッドはありませんか?

今回は、現在オフシーズンモデルの中からヤマガブランクスのオモリグモデル、BattleWhip OR 72/Cの面白い使い方ご紹介させていただきます。

 

「BattleWhip OR 72/C」とは?

このモデルの解説…なんですが、まずイカメタルのことを知っていただきたいので、簡単に説明させていただきます。

イカメタルとは船からケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカなどを狙う釣りで、ナイトゲームがメイン。地域により多少の差はあると思いますが、68月がメインシーズンと言われています。

そんなイカメタルゲームの選択肢を広げるためのメソッドが「オモリグ」です。

弊社オモリグモデル「BattleWhip OR 72/C」は、40号(約150g)までをアンダーハンドキャストすることが可能で、イカメタルでは狙えない集魚灯の明暗についた良型のイカを狙うことができたり、より重いシンカーを扱えるので、激流の中でも狙いのレンジへ仕掛けを落とすことが可能となります。

イカメタルロッドと使い分けることで更なる釣果や、シブい状況を打破することが可能なモデルになります。

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

気になるオフシーズンの使い方

それは…ライトジギングです!

ライトジギングと言っても海域によって定義が様々だと思います。

なので今回は、PE1号前後を使用した近海でのジギングゲームをライトジギングと呼ばせていただきます。

ライトジギングは小~中型青物や根魚、真鯛といった多種多様なターゲットを狙うことができる釣りで、初心者から上級者まで楽しむことができ、本命以外に色々なお土産ができるのも魅力です。

 

イカ釣りロッドでホントに青物なんて釣れるの?…なんて思いますよね?

というわけで、ここからは実釣レポートを交えながら弊社ライトジギングモデルSeaWalk Light jiggingとの比較や個人的な使用感を合わせてお伝えします。

 

いざ実釣!

当日はべた凪、快晴の予報。スタッフ4人でOR 72/Cを持ち、期待と不安に胸を膨らませ出船。

リールやライン、ジグなどはいつものライトジギングタックルのままです。

当日のタックルデータ

(スタッフ4人のタックルデータです)

ロッド:BattleWhip OR72/C

リール:20ツインパワーC3000XG~4000MHG

ライン:PE1~1.2号

リーダー:16~30lb

ルアー:TGベイト、TGヒデヨシ、撃投ジグTG、CBマサムネ 各80~120g

 

水深60mで実釣スタート

水深60mのポイントでスタート。

ワンピッチ、ハイピッチ、スイミングなど普段よく使うアクションを色々試してみましたが、全体的に張りがありレギュラーテーパーな設計のおかげで、どのアクションにも柔軟に対応してくれました。

OR 72/Cは「シーウォーク」シリーズのようにグリップジョイントで、曲がったときにしっかりバットが残るモデルと比べるとよりマイルドなアクションがメインになりますが、初心者の方でもジグを操作しやすいのが特長。これは魚とのやり取りも楽にできるんじゃないかと期待!

色々試していると…同船したスタッフにヒット!

4~5㎏はありそうなヤズ!

しっかり曲がるブランクのおかげで走り回る青物もいなして楽に釣り上げることができたとのこと。

その後、他のスタッフにもカツオやオオモンハタなど連続ヒット!ライトジギングロッドとして十分な性能を体感できました。

 

「シーウォーク」シリーズと同じくジグをアンダーハンドキャストできるのはもちろんのこと、バイブレーションなど小型プラグのオーバーハンドキャストにも対応でき、ショアラインでのロックフィッシュゲームなども楽しめました。

 

解説&比較

それでは、まずライトジギングロッドとの竿曲がり比較画像からご覧ください。

こちらは500gの静荷重を掛けた曲がり比較です。逆並継の2ピースモデルで全体的に張りのあるOR72/Cは他のグリップジョイントモデルに比べてバットからロッド全体で曲がります。個人的な使用感は、ライトジギングロッドのMLクラスに近い使用感で、水深~70m、ジグウェイト80~120gが扱いやすいと感じました。

OR72/Cは高反発なブランクでロッド全体が曲がるので誰にでも扱いやすいく、小~中型のターゲットであれば十分対応できるパワーを持っています。また、7ft台で長そうに思えるレングスにはメリットがあり、高低差のある船首側で釣りをするときでも安定してジグを操作や魚とのやり取りをすることが可能です。

 

対してシーウォークシリーズはしなやかなティップが、走る魚に追従し続けるのでバラしにくく、しっかり残る強靭なバットでオーバーウェイトのジグや不意の大物にも対応可能です。さらに、シーウォークシリーズはスピニング、ベイトモデル合わせて6機種ありパワークラスもULからMクラスまであるので選択肢の多さなどが魅力です。

 

最後に

私自身、OR72/Cの汎用性の高さには驚きました。

シーウォークシリーズと比べると、オーバーウェイトのジグや大物への対応力は劣りますが近海でのライトジギングには十分なパワーを持っていて、何より扱いやすい点は誰にでもおすすめできるモデルです。

オフシーズンにこれだけ楽しめる汎用性はとても魅力的ですし、他の釣りにも試したくなります!

弊社のロッドには他にも汎用性に優れたモデルがありますので、これからも「そんな使い方あったのか!」とワクワクしていただけるような面白い使い方を紹介していきますので、お楽しみに!

 

ヤマガブランクス最新情報はこちらからチェック→「YB BASE 2021
実釣動画ほかスタッフさんによる製品紹介番組「YBBC」も随時配信中→YouTube チャンネル「YAMAGABlanks

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。

 

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