なかなかに威風堂々。じゃないですか?
見せてもらってきたんです、スタジオオーシャンマークのNEWリール。
…「BLUE SAFARI」。 ブルーヘブン、じゃなくて「ブルーサファリ」。本家ブルーヘブンを彷彿とさせる絶妙なサイズ感のアルミ製フルマシンカット。個人的に好みです。パーミングしやすくて文句なしにかっこいい。
それに、レベルワインド搭載? WING DRAGって何? かなり幅広い釣りに使える? 性能もイロイロ気になるところ。それでは、興奮冷めやらぬウチに早速。
BLUE SAFARI 35
クラスでいうと青物などのライトジギングがメイン。ただし、それ以外にも使えますとのこと、それもかなり幅広く。
釣りモノ的にはタチウオ、アカムツ、DEEPタイラバ、トンジギで20kgクラスの実績まであるという、いわば近海系のバーサタイルクラッチ式レベルワインド仕様リール。
シャローからディープまで、また魚は~20kgまでと、その極めて高いバーサタイル性の秘訣はリールの構造にあるそうで。
まず注目は「WING DRAG」という、新しいドラグ機構。
これ、一言で言えばレバードラグのように扱えるスタードラグ。
外側の丸いプリセットノブで基本的なドラグ値を調整しておき、その後ウイングドラグで微調整をしていくというシステム。ウイングドラグは前に倒せば強く、戻せば弱くなるよう設定されており「カチッ」とクリック音が鳴り、4段階に調整が可能。ちなみに1段階で500gほどのドラグ負荷になるとのこと。
つまり、魚が掛かる→ドラグが出る→少し強める→船べりに寄ってくる→少しドラグを緩める…なんてことが、ファイト中にいともカンタンにできるという。締め過ぎたり、緩め過ぎたりがないのが嬉しい訳です。
そして、ブルーヘブン譲りの強い巻き上げ力。
内部には強い力を伝達させるハイマウントのモジュールギア、そしてボディの剛性を最大限高めることで歪みを抑制。それらが総合的に強い巻き上げ力に貢献。
ヘビーなジグやタイラバ使用するとき。これまでリールに負荷が掛かった状態では切りにくかったクラッチも、高強度のクラッチを導入することで解消。実際、負荷を掛けた状態でも親指でカンタンに押せました。
そして、レベルワインド。もちろん、ここにもこだわりが。一定速で巻くと「2スピード」になる構造になってます。
これ、レベルワインドが行くときと帰るときのスピードをあえて変えているという構造。 遅い方では巻き取ったラインが密になり、早い方ではややナナメにラインが入りますよね? つまりラインがしっかりと交差するので、ファイト時に負荷がかかってもラインが食い込まないという仕組み。
「ギア比を最大限に活かせる」というワイドボディもこだわりの1つ。
ボディが狭いとラインを出せば出すほどラインは減り、スプールの円周が小さくなる。結果、巻取りスピードが落ちる。一方ボディがワイドだと、その糸痩せが緩和、ギア比を活かした釣りができると。
まだまだあるぞ。ブルーサファリの特長
まだ、あります。
このブルーサファリ、ブルーヘブン同様にネジ1つでカンタンにスプールが交換できます。
ということは…そう、スプールの複数使いが可能。基本的にはPE2号×300mのスプールが標準装備。加えてタイラバなどでライトに使用したいPE1.5号×300mのシャロータイプ、アカムツなど中深海対応の2号×600mのディープタイプも用意されているとのこと。
船上で潮などを見て、ラインを調整できるのは嬉しい限り。
スペックについて
そして、気になる価格は5万円台の予定。このスペックで、ライトジギング・中深海・ディープタイラバなど、近海系の幅広い釣りにバーサタイルに使えて…5万円台。
現時点でサイズは1サイズ。ハイギアタイプとローギアタイプに、それぞれ左ハンドル、右ハンドルの計4アイテムが登場予定。ちなみに、プロトなので若干色味が変わるかも…とのことですが、写真左のゴールドがハイギア。右のフルシルバーがローギアになるそうです。
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