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今江克隆のルアーニュースクラブR「ビッガーベイト!今江的2021年のMVL(MostValuableLure)を紹介〜第3位〜」の巻 第1079回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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誰よりも早く!

情報発信者として「逆をいけ」とは、なんとも矛盾した話だが、ビッグベイトをビッガーベイトに「いち早く」置き換えただけで、本気でマスターしようと努力すれば確実に違う世界のバスに出会える可能性はある。

この場合、「誰よりも早く」はキーワードで、多くのアングラーがSNS等で発信しだしてからでは遅い。

KOKでショートロッドでのビッグベイトのピッチング&繊細なテーブルターンメソッドが全国数万人に視聴されたわけで、もう来春にはこのルアー、このテクニックはもはや「平凡」になってしまうだろう。

だが、使い方にはそれぞれの個性と工夫がモノをいう。

ビッガーベイトにも様々な釣り方があり、それはまとめて2022年春のルアー発売時期に公開する予定だが、公開された使い方は基本で、「逆」をいくなら、その公開された釣り方とは正反対の方法を試行錯誤せよということだ。

それができるアングラーは、時代の先端を切り開くことのできる優れたアングラーになれるだろう。

「レイジー9」の開発は、「レイジー9」を正確に繊細に、時に大胆に扱える、「ビッグベイトショート」こと「ジャイアントディアウルフ 611XXXHR」との同時開発だった。「バラム300」をして軽量に感じる筋肉の塊のような、骨を感じさせない超高強度ロッドになった

2021年のMVL第3位は……

今江的2021年MVL3位は、「レイジースイマー9インチ(レイジー9)」&「レイジーハードボディ9インチ(レイジーハード9)」である。

ナゼ、3位なのか……というと、春は「レイジー9」で思い通りにサイトでビッグバスを釣ることができたが、真夏以降「レイジー9」では超絶キワドい寸止めチェイスで終わることが多く、この寸止めバスを食わせられたら……という思いが「レイジーハード9」を作るキッカケになった。

春〜夏は、デカバス無双だった「レイジー9」も、秋のバスには見切られることが多かった。そこからリアクションで仕掛けて反射的にスイッチを入れられる「レイジーハード9」の必要性を痛感した

「ハドルトラウト8インチ」よりはるかにデカい「レイジー9」の、バスをナゼか寄せてしまう着水音、見えないビッグバスを誘き出す集魚力は驚異的の一言だが、バスの目が良くなる?秋以降は、チェイスからのクイックで移動を抑えたリアクション性能、高速巻き性能はどうしてもほしい能力となる。

ハドルテールに最大にして唯一の弱点があるとすれば、思い通りにワンジャークでリアクションバイトを決められないもどかしさだろう。

「レイジー9」は、ある程度それを可能にしているが、100%思い通りの方向にショートダートを最小限のロッドワークで決めることは難しい。

だが「レイジー9」のバルキーソフトボディゆえの「バスが逃げない、逆に寄ってくる着水音」は、絶対にハードルアーでは出せない究極の着水音だと思っている。

結局「レイジー9」、そしてダートを自在に決められる「レイジーハード9」は、状況に合わせるためにも2種類がどうしても今江的には必要なアイテムという結論に達し、2つ同時平行で2022年春デビューを目標に開発を継続している。

「レイジースイマー9インチ」と「レイジーハード(ボディ)9インチ」。両方とも必要だから作った、異なる能力をもつ今江的ビッガーベイトだ

さらにヤバい!ビッガーベイトの世界

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