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サーフアングラーの筆者が真剣に考える!天龍のサーフ専用ロッド「パワーマスター サンドウォーカー」のラインナップを徹底検証!

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冬のボーナスが楽しみな季節になりました!

ボーナスが入ったらあのロッド、リールを買おうかなぁ…なんてすでに買いたいものをリストアップしている方も多いのではないでしょうか?

実は筆者もその一人。

出典:天龍公式Staff BLOG詳細ページ

筆者が検討しているのは、天龍のサーフ専用ロッド「パワーマスター サンドウォーカー」

フィールドテスター久保田剛之(くぼた よしゆき)さんが開発に携わったモデル。(実は筆者、久保田さんと同じホームエリアなのです…)

そんなパワーマスター・サンドウォーカーでは2機種がラインナップ。

近・中距離向けテクニカルモデルのPMS9102S-MLと遠投性と操作性を両立させたバーサタイルのPMS1032S-MLMと、どちらも甲乙つけがたいモデル。

今回はそんな両機種の特長と違いについて紹介していきます。

 

「パワーマスター サンドウォーカー」の機能などについてはこちらの記事をチェック

マゴチのハイシーズン到来!天龍のサーフゲームロッド「パワーマスター サンドウォーカー」

 

両機種のスペックについて

出典:天龍公式パワーマスター サンドウォーカー詳細ページ

モデル レングス

( m [ft])

アクション 仕舞寸

(cm)

ルアーウエイト

(g)

ライン適正

lb

/PEライン(号)

ドラグMAX

(kg)

リアグリップレングス

(mm)

ロッドウエイト

(g)

本体希望価格

(税抜)

PMS9102S-ML 3.00[9’10”] RF 153 Best20g

Max45g

MAX25lb

0.8-2号

4 420 175 ¥43,000
PMS1032S-MLM 3.12[10’3″]] F 160 Best30g

Max50g

MAX25lb

0.8-2号

4 420 184 ¥43,500

まず、両機種についてですが、冒頭でも触れたようにPMS9102S-MLは近・中距離向けテクニカルモデル、PMS1032S-MLMに関しては遠投性と操作性を両立させたバーサタイルのセミロングロッドになります。

共通のポイントでいえば、リアグリップのレングスとドラグ値。

出典:久保田剛之氏Blog 『ロッドSandWalker詳細』

久保田さんも以前、ブログで触れていたように、9フィート以上のロッドになるとグリップの長さでそのロッドの評価も大きく変わります。

ロッドレングスに対するグリップ長の理想を考えて設計されているため、キャスト時の引き手の効かせやすさ、操作性、持ち重り感のバランスが整った設計になっています。

出典:天龍公式パワーマスター サンドウォーカー詳細ページ
またブランクスに関しても、サーフゲームに求められる飛距離・キャスト性能・パワー・追従性・ファイト中の貯めといった要素をバランス良く取り入れられているのも特徴です。

ソゲサイズのヒラメでもティップが食い込むように設計されているため、バイト時のバラシも少なく、しっかり掛けることができる性能となっています。

 

サーフゲームにおいて最もアングラーが神経を擦り減らすであろうランディング時の波打ち際でもしっかりと追従。

波の上下に対してもフレキシブルにロッドがしなるため、魚が暴れても適度なテンションを掛けたまま寄せてくることが可能です。

 

両者の違いはサーフ以外のエリアでの実釣

どちらの機種も甲乙つけがたい性能で、ともにリバー&サーフのシーバス、フラットフィッシュに対応し、使用するルアーも12cmクラスのミノーから40gのジグやワームまでキャストしやすい性能。

では、どのように使い分けるのか?

そのポイントはサーフ以外のフィールドでの実釣。

 

PMS9102MLに関して言えば、より河川や河口付近でのシーバスゲームも多用する方にオススメ。

パワーに関して言えばMLとなっているため、バイブレーションのリフト&フォールや小型のミノーのトゥイッチなど細かいロッド操作も非常に得意としています。

久保田さんが監修する「カゲロウ100F」など90mmクラスのプラグ系を多用する方にはこのPMS9102MLがオススメとなります!

また、感度も優秀でボトム感知や地形把握もしやすいのも特徴で、ゴロタ浜などボトムの起伏が激しいポイントにも活躍します!

 

対して、PMS1032MLMはサーフでシーバスやフラットフィッシュ以外の青物なども狙う方にオススメのロッド。

岩礁帯でのシーバスや磯からのライトショアジギングにも対応しています。

レングスも長く、扱えるルアーも最大50gまでとなっており、25g以上のメタルジグやバイブレーションを大遠投することができ、遠投先でのリールによるストップ&ゴーをさせるときにも使いやすいロッドとなります。

実釣シーンでは45gのメタルジグも問題なくキャストできており、サーフから青物を狙う際にもオススメ!

ロッドのパワーも強く、キャストフィールに関してもウエイトを乗せて飛ばすことができ、ティップから滑らかにカーブを描きます。

なので、小さなシーバスやソゲサイズでも弾かずに乗せることができるロッドに仕上がっています。

 

 

自身のスタイルに合ったセレクトがポイント!

今回比較した両機種はどちらも非常に優秀な性能のサーフロッドです。

同じサーフゲームの中でも、使用するルアーやターゲット、フィールドによってロッドに求めるものが変化してきます!

筆者の場合ではライト目なプラグを使用することが多く、河口・河川でも実釣するため、今回はPMS9102MLが有力になります。

ぜひ、購入を検討している方は参考にしてみてください。

天龍公式パワーマスター サンドウォーカー詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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