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プログレッシブの影に隠れがち!? 改めて見直したいイイ竿!「ホライゾンSL」

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天龍のスロー系ジギングロッド「ホライゾン・プログレッシブ」に3機種が追加され、その感度と細身のブランクスからは想像できないリフト力、使いやすさですでにトリコになったアングラーも多いと聞きます。

今回取り上げたいのは、そのホライゾンプログレッシブ…ではなくてホライゾンSL

同じくホライゾンSLもスロー系ジギングロッド。

出典:天龍公式「ホライゾンSL」詳細ページ

ホライゾンプログレッシブはすでに何度かご紹介している通り、天龍のスロー系ジギングロッドの中でもフラッグシップ的な立ち位置です。

2021年に追加機種が発表されたこともあってか、ホライゾンSLの影が薄くなった気もしないではないのですが、スゴくいい竿。

近海スロー系ジギングで性能不足を感じることはまずないと思ってイイかと。言い換えればホライゾンプログレッシブは、「スローをもっと突き詰めたい」というアングラーが手にすれば、その恩恵が感じられるロッドであります。

具体的な両者の違いで大きな点を挙げると、ブランクスとガイド。

ホライゾンプログレッシブ ホライゾンSL
ブランクス 高弾性カーボン&C・N・T&4軸カーボン 中弾性&高弾性カーボン
ガイド チタンフレーム・トルザイトリング チタンフレーム・SiCリング

ざっくりまとめると、以上のような点。もちろんリールシート(TCS18)に塗装ありのプログレッシブ、無塗装のSLという違いもあるのですが。

 

ガイドリングにトルザイトとSiCという違いがあるのと、ブランクスにC・N・Tや4軸カーボンが使用されているorいないという点において、総合的な感度という意味では、やはりホライゾンプログレッシブに軍配は上がるでしょう。

ホライゾンSLはチタンフレームSiCリングのKガイド

とはいえ、です。ホライゾンSLはスロー系ジギングロッドに求められる反発力(復元力)と感度をものすごくバランスよく調整していったロッド。

めちゃくちゃ粘り強いけど、強度と感度にも不安がないのです。

ブランクスルー構造で、魚が掛かればよどみなく弧を描く、使っていて楽しい竿でもある

もうひとつが、前述したようにブランクス素材が違い、プログレッシブはより張りがあります(だけどしなやかさを持つのがプログレッシブのスゴいところではありますが)。

これまた使い方や、どうジグを動かしたいかという部分にもなってくるのですが、より「ジグを余計に飛ばさない」というアクションをビギナーでもやりやすいのは、ホライゾンSLかもしれませんよ! ボトムからあまり離れないロックフィッシュ系などにはスローなアクションが効果絶大な時も多いですよね!

もちろん、ホライゾンプログレッシブは正直にいえばスローもキビキビ系も、どちらも出来てしまうロッドなのですが…。

価格差でいえば1万円ちょっと、というところ。ホライゾンプログレッシブにもちろんその価値はありますが、ホライゾンSLも今一度見直すべき素敵なロッドです、というお話でした。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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