天龍のキャスティングロッド「ベイブレイズ」。
特にイメージするのはボートシーバスかもしれませんが、ここ最近、東京湾奥で近年大人気の「サワラキャスティング」で、ベイブレイズを使用するアングラーを見かけることが多くなった印象を受けます。
特に今年は、サワラゲームにおいて定番ルアーだったミノー系だけでなく、ブレードジグ(スピンテールジグ)などの台頭もあり、ナブラ撃ちはもちろんボトムから中層でのアプローチを楽しむ人が増えました。
「サワラやる人増えたなぁ~」と感じるのが率直な気持ちです。
さて、話をベイブレイズに戻して。
全7機種あるわけですが、その中からサワラキャスティングにもかなりマッチしているなと感じるのが2機種。
いずれもスピニングロッドの「BBZ702S-M」と「BBZ732S-MMH」です。
ちなみに全機種のスペックは以下となります。
モデル | タイプ | 継数 | レングス(m [ft]) | アクション | 仕舞寸法(cm) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PE(号) | 自重(g) | 希望小売価格(税抜き) |
BBZ642S-LML | S | 2 (O.S.H) | 1.93[6’4″] | R | 161 | MAX 25 | MAX 14 | MAX 1.2 | 109 | ¥35,500 |
BBZ682S-ML | S | 2 (O.S.H) | 2.03[6’8″] | R | 171 | MAX 30 | MAX 16 | MAX 1.2 | 117 | ¥36,500 |
BBZ702S-M | S | 2 (O.S.H) | 2.14[7’0″] | RF | 180 | MAX 40 | MAX 20 | MAX 1.5 | 134 | ¥37,500 |
BBZ732S-MMH | B | 2 (O.S.H) | 2.21[7’3″] | RF | 189 | MAX 50 | MAX 25 | MAX 2.0 | 150 | ¥38,500 |
BBZ682B-MLM | B | 2 (O.S.H) | 2.03[6’8″] | R | 170 | MAX 35 | MAX 16 | MAX 1.5 | 120 | ¥37,500 |
BBZ682B-X | B | 2 (O.S.H) | 2.03[6’8″] | R | 168 | MAX 120 | MAX 60 | MAX 4.0 | 140 | ¥40,000 |
BBZ601B-XXX | B | 1 | 1.83[6’0″] | R | 183 | MAX 200 | MAX 80 | MAX 5.0 | 147 | ¥40,500 |
※S=スピニング、B=ベイト。O.S.H=オフセットハンドル
まず、飛ぶ
基本的にいずれも、しっかり投げられて飛距離を稼げるベイブレイズですが、上記2機種は中でもよく飛ばせるロッド。
7フィート台であることはもちろんなのですが、ウエイトをしっかり乗せてキャストした後の戻りも早く、ブレずに投げられるのが特徴です。
パッと出たナブラに瞬時に撃つことはもちろん得意なのですが、もうひとつのポイントとしては幅広いルアーを高次元で使いやすい点が挙げられます。
ど定番の120mmサイズのミノーはもちろん、前述したブレードジグ系も非常に扱いやすい。
702S-Mと732S-MMHでは、使用ルアーや対象となる魚のサイズ(それによるラインの太さ)で適切なセレクトをしていただけるとよいでしょう。
ごく簡単にいえば、702S-Mはよりライトめ、732S-MMHはよりパワフルモデルといえます。
732S-MMHでいえば、ナブラも起きずにブラインドの中、ブレードジグでサワラを狙うという時にも重宝。
ロングディスタンスでボトムから表層付近まで広く探れるのは武器になりますからね。その際に重めのルアーウエイトを使用したい時にピッタリ。
魚の〝乗り感〟とファイト時の安心感
そうした際には、サワラにルアーを見切らせないために「リトリーブスピード」がひとつカギになります。
高速巻きで追わせて、ガツンとバイトがあることが多いのです。その際の追従性、魚の乗りのよさもベイブレイズの特徴。シャキっとしているんだけれど弾きにくく、オートマチックに乗ってくれる感があります。
また、いざフッキングした際にもC・N・T(カーボンナノチューブ)のおかげで、めちゃくちゃ安心感があります。大型サワラでも余裕があるのがウレしいところ。
今回はサワラに焦点を当ててご紹介しましたが、もちろんボートシーバスにもバッチリな機種です。
1本持っていると、さまざまな状況にマッチすることが多いので、お手持ちのロッドに隙があるなぁ~と感じたら、隙間を埋めるお好みの機種をセレクトしてみてはいかがでしょうか。
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