その2:ターンオーバー時に活躍するHU400
冒頭でも少し触れましたが、この時期といえばターンオーバー。このターンオーバーが始まると、上下の水が入れ替わって水質が悪くなり濁りも発生します。
そして、水温低下と共にディープへ落ちて行くバスが増える傾向にありますが、活性の良いバスやコンディションが良いバスは、そのままシャローやミドルレンジに残り、活発にエサを意識しています。シャローにミドル、エリアによってレンジはまちまちですが、そうなってくると広い範囲を探れるクランクベイトの出番がかなり増えていきます。
私が使用しているクランクベイトは「HU-400」です。
スペック:潜行深度4m/ウエイト17.5g
「HU-400」の魅力は、まず飛距離が挙げられます。クランクベイトに限った事ではないですが、ハードルアーは飛距離が大事。とくに秋から冬にかけては風が強い日が多く、飛距離が出せるルアーにかなり分があると思っています。
もう1つ。このルアーは根掛りの少なさも特長で、フラットエリア、岬、立ち木など…様々なロケ-ションで使える攻めのクランクベイトと言えるでしょう。
相性の良いと感じているロッドはマッカの愛用者の中でも、特に人気モデルとなっている「マッカHUMC-71M+」。
中型ルアーには幅広く使え、巻物ではもはや定番のロッドです。
HU-400の様なディープクランクを使用するとなると、グラスロッドのように曲がりすぎるとボトムや立ち木の感じがわかりにくくなることがあります。低弾性のカーボンを使う事で、曲がりながらもボトムや立ち木にコンタクトした際の違和感が分かりやすくなるというメリットがあります。
低弾性のロッドとはいえ反発力は十二分にあるので、HU-400クラスのウエイトなら、しっかりキャスト時に反発して気持ち良く飛んでくれるロッドです。
その3:秋から冬はやっぱり「ミドスト」
3つ目は、ことリザーバーでは年間通して切っても切り離せない釣り方「ミドスト」です。
ミドストはミドル~ディープまで幅広く展開できるのが魅力。とくに亀山ダムではワカサギを中心に近年は”ワタカ”もベイトになっていて、クランクでは攻めきれないレンジ、エリアをカバーしてくれます。
そんなミドストで、僕がメインで使っているワームがこちら。
この「ウープス!3インチ」は、ここ数年ミドストで使用して良い釣果を上げているワームです。ワーム自体に比重があるので、飛距離が出せて深いレンジのミドストもやりやすいのが特長ですね。
ミドストで使うジグヘッドは1/32、1/20、1/16ozの3種類です。
ミドル~ディープ(5~10mぐらい)をスロ-に泳がせるなら1/32、1/20oz。ディ-プを中心にやるなら1/20、1/16ozを使います。
キーはバスが意識しているベイトのレンジに合わせること。先程書いたようにワカサギやワタカのレンジにそのまま合わせたりそのレンジの下を泳がせる。「絶対にベイトのレンジに泳がせないと釣れない」というわけではないですが、できるだけベイトのレンジから下を通しておきましょう。
そしてタックルですが、僕がこの数年ミドストで使用しているロッドは「HUMRS-61XULST」になります。
このロッドの特長はやや張りがあることで、一般的なミドストとは違いやや深めのミドストをやるときはダルダルのロッドよりもしっかりアクションが伝えられます。またソリッドティップを採用しているので、ひったくるようなバイトにもティップがしっかりと追従して対応。ミドストをやる際に想定される様々な条件に対応できるロッドとして使っています。
関連動画をYouTubeチャンネル「イタヤマン流」にUPしているので、よければご参考に!
秋から冬は渋くなる時期ではありますが、この時期ならではの釣りが楽しめ、またこの時期にしっかり釣込めばハイシーズンはもっと楽な展開で釣りができます。
ぜひ、この3点セットでリザーバーを攻略してみてください!
ハイドアップ(HIDEUP )