皆さんこんにちは! 「青木 唯」と申します。
僕はこの2021年からJBシリーズの最高峰であるJB TOP50に参戦しています。そして、つい先日、2021年11月1日より弥栄ダムで行われたJB TOP50第2戦「東レソラロームCUP」で優勝する事ができました!
今回はTOP50最終戦を制する事ができた成り行きを「湖&大会の状況」、「大会使用タックル・フックセッティング・使い方」の2つに要点をまとめ、解説させていただこうと思います。
湖&大会の状況
僕はプラクティスを計11日間。
比較的長めの期間で行いました。弥栄ダムの状況を簡単に説明すると、まさに晩秋といった感じ。キーパーサイズのバスは深場10~25mに落ちて越冬準備中、1㎏~2.5kgのキッカーフィッシュは3~10mを回遊しながらベイトを捕食。大きく分けてこの2種類の魚が混在している状況でした。
大会時の選手の戦略、動きはこの弥栄ダムの状況により予想するのは簡単でした。
エリアで説明すると「美和筋&小瀬川フラット」=キーパー戦略(5本1.5kg~4kg)、「小瀬川筋全域(立ち木・岩盤・岬)」=キッカー戦略(3本3kg~6kg)。僕は優勝のみを狙っていたので、選んだのは爆発力のある後者の戦略。3日間キッカーだけを追い続けました。
使用タックル&フックセッティング
では、そのキッカーを獲るために使用したタックル&フックセッティングを紹介していきます! メインに使用したタックルは大きく3つ。
この3タックルそれぞれが、バスに口を使わせるためのキーとなる、弥栄ダムのベイト「ヌマエビ」、「鮎・落ち鮎」、「氷魚」をイメージしたセッティング。その場にいるベイトの種類に応じて3タックルのどれかを使用するといった感じです。
上記のベイトを意識していただきながら、これから紹介するタックルを読み進めていただくと使い方や使うエリアなどがイメージしやすいと思いますよ。
ロッド:ブルートレック (DBTS-61L)(スピニング)【ディスタイル】
リール:ルビアス FC LT2500S-XH【ダイワ】
ライン:PEライン(0.8号)リーダー:フロロカーボン(10Lb)
フック:DSR132 FINESSE GUARD TYPE-D (#2)【ハヤブサ】
エリア・使い方は立ち木や岩盤のエグレに潜むバスに対して「ちょうちん」でゆっくりシェイクしながら落とし込み、バスの目線より上で気づかせて、あたかも浮遊しているエビの様にみせて喰わせます。
タックルのイメージとしてはパワーフィネスより、もっとフィネス寄りで食わせに特化したセッティングになっています。
このタックルセッティングで1番重要になってくるのがフックです。なぜかと言うとMHクラスで行うパワーフィネスよりは遥かにパワーは弱い、よってあまりにも太軸のフックだと中々バスの口を貫通できない。
かと言って細すぎると立ち木やカバーから引きずり出す時に針が曲がってしまう。そして立ち木やカバーに入れていくので、ある程度のスナッグレス性能を必要とします。
この条件を全て満たしてくれるフックが「DSR132 FINESSE GUARD TYPE-D 」でした!
大会中、僕が釣った1番のビッグフィッシュの2kg級もこのタックルセッティングで、獲る事に成功しています。
ロッド:ブルートレック (DBTC-68M)(ベイト)【ディスタイル】
リール:ジリオンSV TW 1000XHL【ダイワ】
ライン:フロロカーボン(14Lb)
フック:POWER WACKY(#2/0)【ハヤブサ】
エリアは旧コイケと同じく立ち木や岩盤、そして岬についているバスを狙います。使い方はサスペンド・回遊しているバスに対してキャスト、軽く沈めて水中で軽くシェイクすると死にそうにヨタヨタ泳いでいる落ち鮎の動きを出すことができます。
このルアーと動きへの反応がとても良く、10mの立ち木にサスペンドしていたバスが4mのルアーに気づいて猛スピードでバイトしに来るほどでした! フックは「POWER WACKY」(#2/0)!
名前にワッキーと書いてあるので、もちろんストレートワームとの相性バツグン。でもそれだけではありません。「ラストエース168」のようにワーム自体にボリュームがあると、必然的にフッキング性能を落としてしまう、そう言うボリュームのあるワームにこそ「POWER WACKY」を使用してみてください。
貴重なチャンスをモノにできるハズです。
フックのセッティング場所が少しシビアなのですが、写真の通り、ラストエースの胸ビレ模様の真ん中からちょい右上に刺すと良いアクションがでます。切れやすいのでなるべく優しく投げてください。
ロッド:ブルートレック(プロトモデル)
リール:ルビアス エアリティ FC LT 2500S-XH-QD
ライン:PEライン0.3号 リーダー:フロロカーボンライン(4~5Lb)
フック:メバル用フック(#8)
狙うエリアは他2つと同様。
使い方はバスの1m上を通るコースをシェイクなどはせず、ただひたすらゆっくりI字引きするだけです。
ベイトフィッシュの中ではダントツに氷魚が多かったせいか、同じバスに何度もアプローチしてもチェイスして来たり、チェイスして本物の餌を食べる様に疑いなくすんなりバイトしてくれました。
以上で僕が弥栄ダムで使用したメインタックルの紹介は終わりなのですが、タックル以外でも今回の優勝に貢献した物があります!
体の芯から温める!「光電子」(FREENOT)
それはFREEKNOT(フリーノット)が手掛ける「光電子」シリーズです!
昼は暖かい弥栄ダムでしたが、朝は冬並みの寒さ。その中でも僕のメインシャツの下には「光電子」アンダータイツにジーンズのみと周りの選手と比べてもかなり薄着。「寒くないの?」って何度か聞かれましたが、全く寒くないんです!
これから寒くなるシーズンにもってこいなのはモチロン、「僕は防寒着の下に色々着込むとゴワゴワして動きづらくなったり、肩がこるのが嫌いで、できる限り着込む枚数を減らして動き易い状態で冬も釣りを楽しみたい!」と思っています。
同じ事を思っている方もいらっしゃると思いますので、ぜひ「光電子」(FREEKNOT)を試してみてくださいね!