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【獲りにいく!掛け重視のアジングロッド】反響感度と水中の情報を捉える感知能力は逸品!オリムピック「17スーパーコルト」をインプレ

寄稿:藤井 大介
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皆さんこんにちは! 藤井大介と申します。

ここ1年半、移動に制限があったりして中々思うように釣りに行けない日々を過ごしてきましたが、ようやく緊急事態宣言も解除。少しだけ活動範囲が広がったように感じる今日この頃。

つい先日、普段より少し離れたエリアへ久しぶりにアジングへ行ってきました。今回はその様子についてレポートさせていただきたいと思います。

藤井 大介(Daisuke Fujii) プロフィール

福岡県在住。下関~九州全域といった広いエリアをホームグラウンドに、普段からアジングやメバリング、チヌゲームをはじめとしたSWライトゲームを日々極めている。

 

17スーパーコルト(GSRCS-612L-T)を駆使したアジング釣行!

久々のアジング…。今回選んだロッドは「17スーパーコルト」(GSRCS-612L-T)。

Length
(m)
Power Action Weight
(g)
Close
(cm)
Lure
(g)
Line
(lb)
税込価格
1.85 Light EX-Fast 49 95.5 0.3-4 MAX3 71500円

オリムピック公式「17スーパーコルト」詳細ページはこちら

 

「17(イチナナ)ということは2017年モデルなんでしょ? 4年も前のロッドを…。」なんて思われている方も多いハズ。確かに、これ以降人気シリーズとなった「コルトUX」や「21コルト」などが発売されているのも事実です。

ではなぜ、今回「17スーパーコルト(GSRCS-612L-T)」を選んだのか?

実はこの「17スーパーコルト」、以前OLYMPIC TV内で「40cm超えのギガアジが乱舞。コルトシリーズの限界に挑む。」の撮影時にも使用していたのですが、その動画が公開されて以降、未だに多く問い合わせをいただいているロッドなのです。

 

40cm超えのギガアジが乱舞。コルトシリーズの限界に挑む。

出典:YouTubeチャンネル「OLYMPIC TV」

 

そして、その問い合わせのほとんどが「アベレージサイズのアジに対しての使用感を知りたい」ということでした。その疑問、まとめて藤井にお任せください! ということで4年前のモデルではありますが、改めて今回紹介させていただくことになりました。

 

反響感度と水中の情報を捉える感知能力は逸品

ここで簡単にスペックをお伝えすると、大好評いただいたあの「ヌーボコルト・プロトタイプ」に「トレカT1100G」、「トルザイトリングガイド」、「スーパークワトログラファイトクロス」など、現在でも一部のモデルにしか使用されていない最先端のテクノロジーをふんだんに用い、極限まで軽量化にこだわられた、いわばレーシングカーのようなモデル。反響感度と水中の情報を捉える感知能力はまさに逸品です。

さてさて、釣り場に着いたのが18時。この日は23時頃が満潮であり、上げ潮に期待! したのですが、なんと全く潮が動かない(笑)。

こうなると魚の向きがバラバラで非常に釣りにくい。こうなれば手数(てかず)で勝負と思い、1.3gのジグヘッド単体で立ち位置や向きを変えながらどんどんキャストしていると、本当にごくごく限られた部分だけボトム付近の潮が僅かながら動いているところを発見! 前述した最先端のテクノロジーと49gという軽さがもたらす感度は、アタリをとるだけでなく、こういった水中の情報を得る点に於いても非常に活きてきます。

 

そこで少し粘ってみると、やっぱり居た! 20cm程度ではあるけれど厳しい状況の中だったので嬉しい1匹。例えばコルトUXのアタリを「コンッ」と表現するならば、この「17スーパーコルト」のアタリは「カンッ」。どちらも伝わることに違いはないけれど、より金属的に、リールシートを越えてグリップエンドまで響く感覚で、これは20cmのアジでも40cmのアジでも変わらず感じ取ることができます。

この調子でどんどん追加しようと思ったものの、劇的に数が少ないかもしくは届く範囲内にアジが居ないか、全くアタリが無くなってしまい、移動することに。足元に居た猫、「魚はまだですか?」という目でずっとこちらを見ていて苦しかった(笑)。(か、かわいい…)

 

ポイント移動! 超シャローエリアの表層攻めでも「17スーパーコルト」が有効

次のポイントは「超」がつく程の浅い場所で、水深は満潮でも50cm程度しかなく、手前は申し訳程度にかけ上がりがあるが、先程のポイントよりは多少潮が動いている。さあ、果たしてアジは居るのか…。

 

居ました! 25cm程度ではあるものの、凄くパワフル。こういった場所に居るアジはベイトを追って表層を活発に動いている可能性が高いので、ベイトをイメージしながら表層でシッカリと動かしてやるほうが口を使いやすい。ここで活きるのが「17スーパーコルト」。

水深に限らず潮の中でリグを動かすとどうしてもロッドの怠さが邪魔をしてキビキビした動きが演出しづらいものですが、この17スーパーコルトは復元力が非常に高く、それが皆無。動かしたあとのフッキングも遅れなくシッカリとアジの口の硬い部分へフッキングすることができます。

 

完全にパターンを掴み、その後は1キャスト1キャッチ。気づけば満クー状態!

 

「17スーパーコルト」はどんな釣りにオススメ?

最後に、「17スーパーコルト」はどんな釣りにオススメなのかをまとめたいと思います。

まず、このロッドはレーシングカーという言葉でも表したように、ロッドから伝わる多くの情報の中から勝機を見出し、自ら勝負をしかけ、獲りにいくアグレッシブなアングラーにオススメします。

また、その復元力を活かすためにもドリフトに代表される動かさない釣り方よりもトゥウィッチなどでシッカリと動かす釣り方の方が、より真価を発揮できるでしょう。そういう意味ではスプリットショットリグやプラグ、メタルジグを使ったアジングなどにもピッタリかもしれません。

オススメのオリムピックが誇るハイエンドモデル「17スーパーコルト」で残すアジングハイシーズンを満喫しましょう!

 

タックルデータ

ロッド:17スーパーコルト【オリムピック】

リール:イグジスト(FC LT2000S-P)【ダイワ】

ライン:ルミナシャイン(0.3号)【ゴーセン】

リーダー:タイニーリーダーFC(0.8号)【ゴーセン】

ジグヘッド:ジャックアッパー(各種)【アルカジックジャパン】

ワーム:アジアダー(各色)、アジキャロスワンプ(各色)【レインズ】

オリムピック(OLYMPIC)

ブランクス性能と品質に徹底的にこだわった老舗「ロッド」メーカー。和歌山県すさみ町に4000坪という広大な工場を有し、あらゆるジャンルのロッドを生産、販売している。
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