「琵琶湖リグ」とはなんぞや…と気になりまして。
ことの発端はこちらの記事。
トミちゃんこと富村さんが、自身で考案した「琵琶湖リグ」でワカサギのボイル撃ちを行っていることに触れた内容。
富村さんといえば「チンチロリグ」や「トミちゃんリグ」など、自由な発想であらゆるリグを使いこなす、言わばリグの使い手。琵琶湖リグ…なんか怪しい感じが良いですよねぇ。というわけで、イロイロ教えてもらいました!
①:いつ頃、どういう経緯でできたのか
去年の秋のワカサギパターンで狙えるタイミングとしては最後の辺りです。そして、しっかりやり出したのは今年の夏の初めのワカサギパターン。ボトムからトップまで自由に動き回ってワカサギを捕食してるバスをもっと簡単に狙う為のリグを…と、考えたらこうなりました。
シンカーの重さをイロイロ変える事により、狙うレンジを掴みやすいという特長があります。
②:なぜ、琵琶湖リグなのか
ネーミングは、まんま琵琶湖でやり出したので琵琶湖リグ。笑
琵琶湖と他の湖のワカサギパターンを比較してみて、1番の違いはワカサギの群れの大きさなんですね。PE0.4号でフルキャストしても、まだまだその先でボイルするほどの大きさの群れがいる。それを広く探れるのが琵琶湖リグです。
ちなみに僕は「レッグワーム」をメインに使用しています。ワカサギを捕食してるバスは、あまり大きなルアーに反応が良く無い事が多く、10センチ以内のワームならレッグワーム以外にも試してみる価値はあると思います。使ってみてバスに見切られるかどうかで判断すると良いと思います。
③:【琵琶湖リグ×レッグワーム】これまでにない新たな可能性
レッグワームはご存知の通りシャッドテール系のワームです。
このシャッドテールにより、完全に巻モノの使い方ができるというのが最大の特長。I字系でも無く、ホバストでも無く、ミドストでも無い、独特の使い方ができる。これは大きなメリットだと思います。
またレッグワームのアクションにより、大きな群れのワカサギを狙っているバスに対して、かなりの距離を置いても波動をしっかり伝えられる。これもかなり重要なメリットですね。
ちなみに…小森プロにこの話をすると大絶賛で。「他のフィールドでもかなり可能性のあるリグですね!」とのこと。
小森 嗣彦(Tsuguhiko Komori ) プロフィール
④:リグり方のキモ
L型フックなら基本なんでもOK。ワームサイズに合わせることが重要です。シンカーはカンジインターナショナルの「トリガーネイルシンカー」がオススメ。2.4gを基準に巻きたいレンジに合わせてウエイトを調整していきます。
ポイントとしては「ワームとフックをアロンアルファ(ゴムストッパー)でしっかり固定すること」。こうすることで、ワームが歪まず泳ぎ姿勢が良くなります。
⑤:ワカサギパターン以外にも効く?!琵琶湖リグの実力
ワカサギパターンを攻略すべく考えたリグではあるんですが、ワカサギといえど細長い小魚。もちろんワカサギ以外のベイトフィッシュを食っているときにも効きます。
例えば、アウトサイドエッジなどウィードが少なくて、なおかつベイトを追いかけながら移動しているバスを釣るのに非常に有効だったり。また、水深4メートルでも楽にボトム付近を引く事ができ、マイクロワームなのでスレたバスにも効果絶大。さらには琵琶湖以外の野池やダムでも釣果があがってます。
基本的には「小さな巻きモノだ」と思って使って頂くと、釣果に繋がります。
琵琶湖リグという名前に囚われず、ホームや遠征先などいろんなフィールドで試してみるのも良さそう!極めてナチュラルな巻きモノと考えれば、秋以降、冬なんかも良さそうな気が。ぜひ自由な発想でお試しあれ!