今江克隆のルアーニュースクラブR「アンブレラリグ!今秋の最ヤバ&最注目リグを徹底検証」の巻 第1069回
センター選びにキモがある!
ただ、自分のアンブレラリグにも、河野のリグにも共通したキモがある。
それが具となるセンタールアーの姿勢が極めて重要だということだ。
自分はセンターに3.5gのジグヘッドに2.5インチの「ファットハドルエラストマー(プロト)」を使用し、河野は「ハドルスイマーエラストマー4.5インチ」を使用している。
ともに喰わせるため、センターのルアーを目立たせるための「姿勢」を重視しているが、河野のインスタに「納得の一工夫」が記されているので参考にしてほしい。

遠賀川戦で大活躍した「ファットハドル・エラストマー2.5インチ」。その浮力と姿勢から現時点で今江的にはアンブレラリグ最強のセンターである

圧倒的な浮力と強度の「ハドエラ(ハドルスイマーエラストマー)」は様々な用途で秘密の裏技がある。現在、2.5インチから2インチまで来春発売に向けて実戦テスト中だ
プラグを使う「アンブレラリグ」
そして「アンブレラリグ」の進化方向として、プラグのセンター装着もかなりの研究が進んでいる。
センターにプラグを装着する最大のメリットは、アピール力をセンターに集中させバイトマーカーとさせられること、そしてトリプルフック2個であればフッキングが非常によいことの2つ。

プラグを「アンブレラリグ」のセンターにするメリットは、バスがセンターに狙いをつけやすいことと、なによりトリプルフック2個ゆえにフッキングのよさが全然違うこと
自分自身、この半年かなりの実験を繰り返してきたが、一つ分かったことはあまりパワーのあり過ぎるプラグはセンターには向かないという事実だ。
今江的には衛星ブレードよりやや目立つ程度の波動を発するミノーシェイプがよいという結論になっている。
ただ、ここで最大の問題点がミノー型は非常にキャスト時にフックがセンターアームに絡みやすいという難点がある。
普通にスナップで繋いだだけでは使いものにならないレベルだが、スナップ直結で熱収縮チューブやシリコンチューブをスナップに被せて固定することで絡みはかなり軽減される。

スプリットリングを介さず、スナップ直結にして熱収縮チューブで固定。「アイローラー」や「IKスピンジャーク」の絡み防止に有効な方法だ
逆にナゼか全く絡まないタイプとして、いろいろ試してみたが「ベビーバスロイド」がとても優秀なアンブレラリグとの相性を持っており、波動的にも柔らかく、フライを追うベイトフィッシュを演出するには抜群のバランスだった。
実績も高いのでオススメのアンブレラプラグである。

ナゼか全くといっていいほど絡まない「ベビーバスロイド」。強すぎない滑らかな動きも「アンブレラリグ」と高相性。根掛かりしにくい「ディープトレーサー」として秋〜早春に活躍しそうだ
シンカー選び、パーツセレクト、ウェイト調整は??