EARLY 97MMH
高活性で何でもありといった状況では無く、今回の様なルアーサイズやレンジにリトリーブスピードで明らかに反応が違う場合、ロッドに求められるのは幅広いルアーを扱える汎用性だと思います。97MMHはティップがMクラスにバットはMHクラスという事もあり9cm~16cmクラスのミノーをストレス無く扱えるのは、この気難しい時期を攻略する上では物凄くアドバンテージになると、今釣行で再認識しました。
また、今回の様な不意にヒットする元気な大型シーバスでもティップとベリーは追従し、バットは粘り強く曲がってエラ洗いと急な突っ込みを吸収しつつ、いなしてくれるのでファイトも楽です。特に極力バラしたくない・少ないチャンスをモノにしたい時はこのファイト性能はかなりの安心感につながる事を実感しました。
本格的な秋シーズンのランカー攻略法
これから秋が深まるにつれ、ベイトもコノシロなどの大型がメインとなりウェイトの乗ったナイスプロポーションのランカーシーバスと出会える確率が一気に上がります。
私なりのランカーシーバス攻略の一つとして有効なルアーと攻略方法を1つだけご紹介させて頂きます。シーバスゲームの基本形の一つとして古くから確立されており、既に実践されかなりの釣果を出されている方は沢山いらっしゃるかとは思いますが、「ウェイク系」のアピールがものすごく有効なシーンが多々あります。
ウェイク系(引き波系)アピールとは、シャローランナー系のミノーを使用し、ロッドを立てて水面直下皮一枚をデッドスローで引き波立てて誘う狙い方ですが、条件さえ合えば昼夜問わず激しくルアーを突き上げて水面が炸裂します! 特に産卵を控えた大型のシーバスは出来るだけ体力を使わず捕食できる遊泳力の弱い餌に反応しやすい傾向が強く感じられます。
シーバスは常に下からルアーを見ているという意識を常に持ち、引き波でルアーの存在を目立たせて下から誘い上げるというイメージです。まだ経験されて無い方や、ナイトゲームでは経験があるけどデイゲームでは速巻き以外は釣れる気がしないという方、これからの秋のハイシーズンで是非とも試してみて下さい。
また、ロッドの話に戻りますが上記攻略法とEARLY 97MMHの相性は抜群で、瞬間的なバイトを自動的にティップが送りこんでくれて、しっかりと魚が反転したタイミングでベリーとバットが瞬時にフッキングしてくれるのをリアルに感じ取ることが出来ます。
釣れるが不安定な状況も多いこれからのシーズンには大きな力となってくれる一本ですので、興味のある方はぜひ展示会等で触っていただけたら嬉しいです。
タックル
ロッド:EARLY 97MMH(YAMAGABlanks)
リール:ツインパワー4000MHG(SHIMANO)
ライン:ジグマンウルトラX8 #1.2(XBRAID)
リーダー:ガリス キャストマンアブソーバー 35lb(XBRAID)
ルアー:TKLM “9/12.5″サスペンド(TackleHouse)サルベージ70(SHIMANO)ザブラシステムミノー11Fタイダル(ZIPBAITS)カゲロウ124F(メガバス)カゲロウ100F(メガバス)
ランディングツール:YBランディングハンドル(YAMAGABlanks)YBランディングハンドルステー(YAMAGABlanks)/ランディングフレーム: ino “+”(プラス)ロックタイプL(昌栄)
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ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)