ワカサギパターン【水中ボイル編】
ボイルが起こっている時は前項のようにして狙えるのですが、ではボイルが起こらない時はどうするか。
水中ボイルと言う言葉を聞いたことありませんか?
ボイルっていうのは本来水面が沸騰しているような状態の英語なので、海で起こるナプラの様な物です。バスフィッシングの場合は大体がライズですね。
で、水中ボイル。ワカサギの群れを見つけているのに水面でライズが起こらない時でも、水中でバスはワカサギを追いかけています。要は水面ではなくもっと深いレンジでワカサギを食っています。これが水中ボイルです。
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水中でワカサギを食っている時に、どうやって釣っていくのかというと。
まずルアーをキャストして一回ボトムまで落とす。そして、ワカサギの群れの中をゆっくりと巻き上げてくる。こんなイメージです。
この時に大事なのはワカサギがびっくりしないようにゆっくり引いてくること。逆にびっくりさせてワカサギを散らしてバスにスイッチを入れる方法もあるのですが、それをやるとスレるのが早くなり、釣れる魚が減ることがありますのでご注意ください。
水中ライズの水深が深いところにいるバスを狙う時は、こちらもレッグワームを使用。リグはダウンショットをゆっくり巻き上げてくる「ダウンショットクランキング」で狙ってみてください。
ダウンショットクランキングは水深が12メートルとかだと、14g位までのシンカーを使います
レッグワームのカラーはワカサギとシナモンブルーフレークを多用します。また、その他ライト系のカラーなら何でも試す価値はあると思います。
ゆっくり引いても食わない時やバスがニュートラルになっている時などは、あえて先述のワカサギを散らすという釣り方が良い時もあります。
釣り方としては、ゆっくり引いて結構ボートにルアーが近づいたら、ルアーを引くスピードを上げます。急に上に向かってスピードアップさせると、ルアーに付いてきたバスが狙っているワカサギが逃げたと思い急にスイッチが入って食うことがよくあります(実はこれ、あんまり言いたくないレベルの技です…)
バラしてしまったついでに、もう一つ面白い技をお教えいたしましょう。
天気が良く、風もない時にワカサギに限らずベイトの群れが、シェードを求めてボートの影に入ってくることがあるんです。近くに地形変化があれば、そこにボートを持っていくとボートのシェードに入ったベイトがついてきて…地形についているバスのスイッチが入り、ボート際でボコボコとボイルが起きてバスを釣ることができます。
この時に「水流を作る」のがキモなんですが…ここまで書いたのでもういいや(笑) 全部書いてしまいましょう。
太陽が完全に出てしまうと水面ライズ(ボイル)は無くなっていきます。こうなると、ボートのエレキのハイパワーかエンジンでその周辺の水を動かしてやるんです。すると、一時的に活性が上がりライズ(ボイル)を誘発させられます。ぜひやってみてください。
ちなみにこのパターン、ワカサギの群れに付いているバス達を見つけたら大爆釣マチガイナシ。ぜひ探してやってみてください。ワカサギパターンのバスは腹もパンパンでサイズも大型が多くウェイトが載っているのでよく引きます
3キロ、4キロなんてのも結構釣れるので、すばらしいパターンですよね。
…ですが、良いワカサギの群れがあると人が集まりますよね。必然的にボートの間隔も狭くなることが多くなります。周りのボートとの距離を保ち先行者の邪魔にならないように注意した方が良いですね。せっかくの休みの日に遊びに行って、揉めたらお互いが気分悪くなりもったいないですからね。
釣りのマナーは基本的に先行者優先です。ぜひ敬意を払って釣りをいたしましょう。
タックルデータ
ロッド:INFINITE BLADE IBS-63XULST【ism】
リール:イグジスト2500【ダイワ】
ライン:8本編みPE0.4号
リーダー:エクスレッド フロロ2.5〜5ポンド【TORAY】
シンカー:トリガーネイルシンカー2.4g【カンジインターナショナル】
フック:L型 #2番
ルアー:レッグワーム2.5インチ/2.9インチ【ゲーリーインターナショナル】
ロッド:INFINITE BLADE IBS-65LST【ism】
リール:スティーズ2500【ダイワ】
ライン:エクスレッドフロロ5ポンド【TORAY】
シンカー:スパイクダウンショットシンカー 3.5g〜14g【カンジインターナショナル】
フック:スーペリオ LO HOOK #3番【エンジン】
ルアー:レッグワーム2.5インチ/2.9インチ【ゲーリーインターナショナル】