山田ヒロヒト「秋エギング・釣果アップの秘策」【数も型も! サイトでもブラインドでも!】
月イチ連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
「秋エギング・釣果アップの秘策」
【数も型も!サイトでもブラインドでも!】
ついに秋イカ爆発のシーズンに入ってきましたね!
この秋は、これからエギングを始めよう! という方にとっては、1年で一番いいタイミングだと思います。
というのも秋イカは、サイズこそ小型中心になりますが、好奇心旺盛な個体が多く、数釣りを楽しめる季節ですからね!
秋に数が伸ばせたり、良型をゲットできる! ちょっとしたテクを伝授
さて、そんな中、今回は、秋に数が伸ばせたり、良型をゲットできる! ちょっとしたテクを伝授できたらと考えていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
まずは、数を伸ばすことができるサイトフィッシングのコツについて!
秋の新子イカは、数が多く、手軽な釣り場で、目で見て釣ることができる、かなり刺激的な釣り。
まずは、そんなサイトの釣りの基本動作からご紹介すると…。
キャスト→フォールさせる→シャクリというロッドをあおる動作でエギをクイックなダートさせる→その後の止めでエギを抱かせる
以上が一連の流れになります。
その一連の動作の中で、いくつか大事なことがあります!
まず1つがボトムまでフォールさせること!
実はアオリイカの多くは、底付近にいることが多いので、キャストした後は、一度エギを底付近まで落とすことがとても大切です。
水深があるエリアで、水面近くだけ誘っても良い釣果に恵まれることは少ないので、まずは底まで落とす!
これを実践してみてください。
サイトのキモは、イカにエギを「見せすぎない」こと
そして、次に「シャクって止める」という動作の中に、数を釣るためにとても大切なキモがあります。
それはズバリ「エギを見せすぎない」ということです。
サイトのキモにについては動画でも紹介! こちらも参考に!
サイトする場合、シャクった後にエギを止める人が多いかと思います。
まぁ、普通はそうすると思います。だって止めているとアオリイカがエギに近づいてくるのですから!
ただ私的には、その止める時間が長すぎる、イカにエギを「見せすぎてしまう」と、抱かせられる確率は下がると考えています。
現場についての一投目は、まだフレッシュなアオリイカが追ってくることが多いですので、止めてもすぐに抱くこともありますが、ジワジワと長い時間、エギを見せ続けることで、イカの活性は下がっていってしまいます。
多くの場合、エギを止め続けて誘っても、抱いてくれる確率は低め!
一度はエギに寄ってきてくれたアオリイカも、しばらくすると、これはエサ!? 違うな〜っと違和感を感じて、エギから離れてしまうケースが非常に多いんです。
そして「あれれ」と思ってもう一度シャクって止めてみても、再び近づいてくるものの、また離れていってしまう…。
この状況はエギを見せすぎて、時間とともに、さらに抱かせづらい状況を作るんです。
シャクってダートさせたり、フリーフォールで落としたりして活性を上げる作業を行うべし
では、どうすればよいのか? というと、重要なのは、すぐに抱きそうなぐらい活性が高くなっているタイミングで「止め」を入れることです。
もし活性が高くないのであれば、シャクってダートさせたり、フリーフォールで落としたりして活性を上げる作業を行ってください。
その作業を詳しく解説すると…。
シャクった時には、アオリイカは寄って来るはずです、そしてイカが一番エギに近づいた瞬間に再度シャクります。
そうするとアオリイカはエサに逃げられる! とばかりに、さらにスピードを上げてエギを追いかけます。
さらに、イカがエギに追いつく前に再びシャクってやります。この動作を繰り返すことで、どんどんイカの活性が上がります。
このようにアオリイカにエギを追わせる状況を、何度も作ってあげることで、どんどん活性が上がります。
で、ある程度活性が上がったら、エギを止めて抱かせにかかってやるというわけです。
また、止めて抱かせなくても、イカがエギに近づいたところで、フリーフォールさせるのも抱かせる有効な手段です。
エギが頭下りにゆっくり落ちていくのを見たイカは、「逃げられる」と思って、エギを追っかけ、思わずエギを抱いてくれるケースも多いからです。
そうやって、意図的に活性を上げる作業を行ってから抱かせ作業に入ることで、アオリイカがエギを見切ること大幅に減ります。
以上が見えイカを抱かせるための、ちょっとしたテクです。
見えイカテクは、沖をブラインドで釣る時にも、意識して実践すると釣果アップ
なお、このテクは、見えイカに対してだけでなく、沖をブラインドで釣る時にも、意識すると、釣果アップにつながります。
私的に、沖のブラインド攻めで「止めすぎで見切られている」ケースは、実はかなり多いと考えています。
沖のブラインド攻めでも、たいていは、シャクって止めて、シャクって止めてを繰り返し、その止めで食う個体を狙っていると思います。
ただその止めが長すぎると、沖でも見切られるケースが増えると考えてください。
一瞬の止め、そして見切られないうちに、フリーフォールさせ、間髪いれずに食わせることが大切です!
この「エギを見せすぎない」攻めを実践し、抱かせることで、狙って釣った感もアップするので、ぜひ試してみてください
秋エギングでヘビーに使いたいエギを紹介
さて、ここからは、そんな釣りがしやすいエギを紹介しておきます!
そのエギというのは、今年2021年秋に登場したエメラルダス・ピーク3号とステイ タイプSの3号です。
アオリイカの活性を上げていく攻めにオススメ!
エメラルダス・ピーク3号
この2つエギのうち、先手先手でアオリイカの活性を上げていく攻めにオススメなのがエメラルダス・ピーク3号。
ピークは一般的な3号エギと同じサイズ感ですが、少し重めに作られているため、遠投性能に優れています。
そして、フリーフォールのバランス、姿勢が抜群にいいのと、潮をうまく捉えることができるようになっています。
アピール力もあり初心者でもとても使いやすく、この秋、間違いなく活躍してくれるはず!
もし、秋エギング釣行で回りのエギンガーが2号や2.5号を使用しているなら、ぜひピーク3号を投入してみてください。笑えるほど釣れますので! 実際、例年なら2.5号で秋イカを狙っていたシチュエーションでピーク3号を使うと、エギより小さい個体まで、バンバン抱かせることができています。
ピーク3号は発売されて間もないですが、ユーザーのみなさんからもエグい釣果報告が続々と届いています。
その釣れっぷりは、私の想像をはるかに超えていたので、正直、びっくりしている次第です。
また9月末からは、良型も少しずつ顔をだす可能性もあるので、その場合に備えてピークの3.5号もスタンバイしておいてください。
品名 | ウエイト | 色数 | 本体価格(円) |
---|---|---|---|
エメラルダス・ピーク3.0号 | 14.5g | 15 | 1,050 |
エメラルダス・ピーク3.5号 | 19.5g | 15 | 1,050 |
もちろん、ピークはダート系のエギですので、秋イカに視覚的に見えるクイックなダートを演出してくれますから、使い勝手のよさを感じてもらえると思います。
なおこのピーク3号の使い方は、岡、木森コンビの秋イカ攻略の最新動画も参考になるので、ぜひチェックしてみてください!
ダート系「ピーク」のフォローとして効果を発揮するのが、波動系のエメラルダス・ステイ タイプS3号
さて、そんなピークで沖や潮目など、ひと通り攻めた後にフォローとして必ずキャストしてほしいのが、エメラルダス・ステイ タイプS 3号です。
このステイ タイプSは、ダート系エギとは違う、水押し系の誘いでじっくりとエギを見せて誘えるエギなので、ダート&フォールに反応がない場合のフォローとして効果があります。
品名 | ウエイト | 色数 | 本体価格(円) |
---|---|---|---|
エメラルダス・ステイ3.0号 | 18g | 9 | 1,240 |
エメラルダス・ステイ3.5号 | 24g | 9 | 1,240 |
エメラルダス・ステイ4.0号 | 28.5g | 6 | 1,370 |
ちなみに、型が出そうなエリアでは、私はステイから投入することも多いです。なぜなら今までのテストやロケでもステイでの良型実績が非常に高いからです。
以上、秋に釣果を伸ばすために私が実践している攻めや、エギについてご紹介しました。
さぁ、秋といっても、もうすぐ10月です。数釣りも楽しみながら、500gサイズに成長した個体も釣れだすタイミングですので、ぜひ狙ってみてください!
なお、今年の秋は、オンラインでのダイワ・エギングパーティが開催されていたり、「エメラルダス・スクラッチキャンペーン2021」もスタートしていますので、そちらも楽しんで頂けたらウレシイです!
ダイワエギングパーティー2021(オンラインイベント)ページはこちら
最後に、SNSなどで紹介したかったけど、紹介できてなかったネタやNEWアイテムネタや、ここ1-2か月の近況について写真を中心にドバッとご紹介しておきます!
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