通年で楽しむことができるショアシーバスゲーム。
近年ではエリアやシーズン、ベイトパターンなど様々なメソッドが生み出され、難易度ともにゲーム性が増しています。
今回紹介するのは展開中のショア用シーバスロッド、「SWAT(スワット)」。
2020年には3度目となるモデルチェンジが行われ、現在では平磯・荒磯のヒラスズキを想定したモデルやシーバスゲームの定番ベイエリア、河口エリアなど合計6機種が展開されています。
3度目となるモデルチェンジのコンセプトは「進化した個性」
さまざまなメソッドが展開されるシーバスゲームですが、このスワットはそれらを網羅した設計になっています。
というのも、シーバスゲームは日々進化していく過程にあり、ロッドもそれに合わせて進化していくもの。
スワットは変わりゆくフィールドの変化に対応する汎用性を追求。
個性を重視しながらも、対応出来るルアーの汎用性の高い仕上がりになっています。
汎用性を高めるブランク設計
汎用性を高める、と一言で言っても簡単でないのは周知のとおり。
今回のスワットでは天龍のテクノロジー、C・N・Tをブランクに取り入れることで、ブランク自体の運動性能を上げ、ネバリ強さと飛距離を両立された設計となっています。
本来であればネバリ強さを上げようとすると、反比例してブランクの反発力が落ちるため飛距離を伸ばし難くなってしまいます。
逆に弾性率を上げると反発力が上がり、シャープなキャストフィールと遠投性が向上しますが、半面で粘りが失われてしまう。
この矛盾した要素を解決したのがC・N・Tになります。
ネバリ強さと弾性率、両方を備えることで様々なシチュエーションで活躍できる汎用性が備わった性能となっています。
これこそがスワットの汎用性を追求した性能というワケです。
持ったときに軽さを感じるグリップバランス
実は数値だけを見ると前作のモデルよりウエイトが重くなっている今作のスワット。
しかし、持ってみると持ち重り感がなく、むしろ軽くなったと錯覚させるほどの仕上がりです。
というのも、リールをセットしたときのグリッピングバランスが絶妙に調整され、グリップの構成を見直しリールシートとEVAグリップの配置が改善されています。
またグリップ素材には西陣織カーボンを搭載。
伝統ある京都の西陣織の製法をカーボンシートに反映させることで、従来のカーボンシートに比べても薄いながらも抜群の強度を誇っています。
ガイドにはこのほかにもガイドパーツにはチタンフレームのSiC-SリングのKガイドを採用。
シングルフット・ダブルフッドとガイド位置によって絶妙に配置されているほか、フットの高さも調整されています。
ガイドを軽量にすることで持ち重り感の軽減・ラインのスムーズな放出ができるよう設計されています。
ブランク構成含め、ガイドやグリップバランスなど全体的なバランスが調整されているのも今回のスワットの特長です。
各機種のスペック
モデル | レングス( m [ft]) | ピース | アクション | 仕舞寸 (cm) | ルアーウエイト(g) | LINE(lb・PE号) | 先径 | ロッドウエイト(g) | カーボン/グラス | 本体希望価格 (税抜き) |
SW842S-LML
(Tidal Walker) |
2.54[8’4″] | 2 | R | 131 | MAX30 | MAX16lb/MAX1.2号 | 1.7 | 130 | 97/3 | ¥48,500 |
SW922S-M
(Overambitious) |
2.79[9’2″] | 2 | F | 143 | MAX45 | MAX20lb/MAX1.5号 | 1.8 | 170 | 96/4 | ¥53,500 |
SW932S-LML
(Tidal Walker) |
2.82[9’3″] | 2 | RF | 144 | MAX35 | MAX16lb/MAX1.2号 | 1.5 | 140 | 96/4 | ¥51,000 |
SW972S-ML
(Distance) |
2.92[9’7″] | 2 | RF | 150 | MAX 40 | MAX16lb/MAX1.5号 | 1.8 | 171 | 96/4 | ¥52,500 |
SW1163S-M
(Variable Master) |
3.51[11’6″] | 3 | RF | 121 | MAX 50 | MAX 25lb/MAX 2.0号 | 1.9 | 225 | 97/3 | ¥67,000 |
SW1253S-MMH
(Variable Master) |
3.78[12’5″] | 3 | RF | 131 | MAX 55 | MAX 30lb/MAX 2.0号 | 2.1 | 266 | 99/1 | ¥69,500 |
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