バスがつきやすいカバーの良し悪しの見分け方
カバーが釣れるのは分かったけど、結局どのカバーを狙えばいいのかわからない…なんて疑問も多いかと思います。
カバーの良し悪しのポイントは、小松さん曰く、「シャード+αの要素」があるところなのだとか。
鹿島川で3匹目を釣り上げたときのシーンでも話していましたが、釣れたところは通称タマネギと呼ばれる石籠(せきろう)がカバー際に沈んでおり、他のポイントに比べ水深が増していました。
こうしたちょっとした変化のあるポイントは、バスも付きやすくなっているためそうした箇所をテンポよく、丁寧に狙っていくことが重要になります。
ちなみに今回はカバー際の水深が比較的浅いためバックスライドセッティングを使用しましたが、水深のあるエリアでは手返しを重視するためテキサスリグを使用するとのことでした。
もう一つ、バックスライドで狙う場合はカバー際を攻めすぎないことも重要とのこと。
バックスライドは着水後、スライドしてガマの根本の方向に進んでいきますが、この時カバー際ギリギリを攻めてしまうとスライド幅が狭くなってしまい、フォールでの誘う距離も短くなってしまうからなんだとか。
夕マヅメの風の吹いたタイミングではクランクがオススメ!
夕マヅメで風が吹き始めたタイミングで使用したのは朝の時と同様のクランクベイト。
カバーから離れて沖のストラクチャー周辺を回遊し始めたバスをテンポよく狙っていきます!
朝との違いは風の有無。
風が吹くことで、水面が波立ちルアーが見切られにくくなる効果があるほか、夕マヅメで活性が上がるタイミングの相乗効果で効率よく狙えるようになります。
ちなみに、クランクの種類はSR(シャローランナー)。
ボトムにストラクチャーが沈むエリアでもSR(シャローランナー)をセレクトすることで、根掛かりを回避させる狙いがあるとのこと。
実際、水深も80cmと浅いエリアでの使用でしたが、根掛かりを一度もすることなく、バスをヒットさせていました!
動画中ではタックルの解説やベイトパターンなど有力な情報も公開中!
ほかにも動画内ではタックルやベイトパターンなどを解説しています。
カバー撃ちというと淡々とアシ際を打っていくイメージでしたが、小松さんは終始フィールドのコンディションや時間帯などで状況を把握し、ルアーローテーションや狙いどころを定めてアプローチしていました。
筆者も隣で実釣の様子を撮影していましたが、瞬時の判断や効率性など、限られた時間の中で釣果をたたき出す姿に現役トーナメンターの底力を感じました。
カバーエリアをどう攻略していいか迷ってしまう方やフォールのアタリをとるのが苦手な方はぜひ今回の動画を参考にしてみてはいかがでしょうか?