関東房総エリアの人気フィールド「印旛沼(いんばぬま)」。
千葉県の北部に位置するメジャーフィールドで、印西市、成田市、佐倉市などに跨る河川による堰止湖になります。
まだまだ夏の名残のある先日、JBマスターズに参戦中の現役トーナメンター小松友哉プロとともに、この印旛沼にロケに行ってきました。
どのようにカバーを攻略するのか…小松流カバー攻めのセオリー、イロイロと伺ってきました!
朝の時間帯はテンポよくルアーローテーションして状況を探る!
まだ夏の気配が残るタイミング。朝一の時間帯はバスの活性も高いため、セオリー通りトップ系のポッパーをセレクト!
ここでのポイントはカバー(シェード)の中だけ狙い、シェードを抜けたら回収。
アクションもしっかり”止め”の動作を意識し、バスが追いきれるように誘うのが重要となります。
ちなみに他のトップ系のペンシルなどではバスが追いきれないことが多くなるため、止めのアクションがカギとなるそうです。
日差しが強いとついつい朝一からカバーのみを狙ってしまいがちですが、実は太陽が昇りきっていない時間帯ではバスは意外とカバーに入らずにいることが多いのだとか。
カバーから少し離れた沖のブレイクとの間を泳いでいることも多いため、トップで反応がないときはクランクベイトでサーチするのもオススメ!
クランクベイトはサーチ力に優れているため、カバーにタイトにキャストしなくても十分に探ることができます。
また手返しもよいため、効率よくその日の状況を探るにも最適です!
今回のロケは午前中は晴天無風だったため、非常にバスもタフになっている様子。
クランクに反応がなかったため、少しスローダウンしたネコリグにチェンジして探っていきます。
ここで注目のポイントは、シンカーをやや重めの2gにしているところ。
まだカバーに入りきっていないバスがいる時間帯のため、ボトムに早めに落としてカバー周辺についている個体をスイミングで誘う狙いになります。
手返しよく探るためにも、シンカーのウエイトを重くして効率性を重視しています。
ちなみに、クランクに反応がないからといって、いきなりテキサスやバックスライドなどカバー奥を狙うのはNG!
陽が昇りきる前の時間帯は、しっかりカバーの外から順に狙うことで、バスのポジションやその日の活性などを把握することができます。