【前回より水位が15~20cmマイナス】減水後のため池ではチョイ沖のブレイク周辺がアツイ!そんな状況で水野浩聡が手にしたルアーとは
こんにちは! いやー、イイ感じに朝晩が涼しくなってきましたね。
日中はまだまだ暑いものの、カナリ過ごしやすい日が続くようになってきました。最近は近場で釣りができる所に出向くことが多いため、今回も先週に引き続いてバスネタとさせていただきます!
内容が先週の記事(カバークローグランデ編)に引き続いているので、前回の記事をご覧になってから、本題を読み進めていってくださいね!
先週と同じフィールドに再トライ! 条件も似たり寄ったり
さて! 秋のローライトで定番とも言える巻きモノで攻めた結果、まさかのノーバイトを食らい、最終的にハマったのがローライトなのにカバーの釣り。
ボリュームのある「カバークローグランデ」を使った秋らしいカバー攻めで上手く釣りを修正でき、複数キャッチすることに成功しました。
ジャッカル公式「カバークローグランデ」詳細ページはこちら
それから約1週間が経過…。同じ場所に再び行ってきました。そして、天気はまたしても小雨のローライトという、先週のデジャヴか? と思うくらい、天候的には似たり寄ったりな条件。
当然ですが、先週のカバーの釣りが色濃く残っているので、カバー撃ちから始めていきます。ただ、アングラーさんも多く、入れ替わりカバー攻めをしているようだったので、さらに細かく丁寧に、そして食わせやすいものという思考で、ジャッカルからまもなくリリースされるカバー攻め専用スモラバの「ビーク」を投入。
ジャッカル公式「ビーク」詳細ページはこちら
こんな所、誰も撃たへんやろ?と思うような入り組んだカバーの中に入れて徹底的にアプローチしていきますが、なんと今回はこのカバー撃ちにバイトなし…。
前回よりも水位が15-20cm減水
シッカリと状況を整理していくと、1つだけ先週とは決定的に違う条件を発見。それは水位です。先週よりも、だいたい15-20cm近く減った水位によって、カバーの水深が無くなり、バスがそもそもカバーに寄っていない状態。
実はこのことについては場所に着いた時にすでに分かっていましたが、状況確認をシッカリした上で、次の展開に持っていきたかったこともあって、あえて先週と同じ展開を組んでみました。
やはり同じようにいく訳もなく、ここでファーストブレイク(岸から沖に向かって進んでいった時に初めて水深が深くなるライン)を意識した地形変化を攻めてみることに。
目に見えない部分を攻めるのもあるし、水深変化も把握しながら釣っていきたかったので、手数も増えてサーチ能力に長け、ブレイクの下から上を効率良く巻いてこれる「TN60」をセレクト。
ジャッカル公式「TNバイブレーション」詳細ページはこちら
斜め45度沖に投げるようなイメージでチェックしていくと、ファーストブレイクが他のストレッチよりも沖に張り出したポイントを発見。
なんとなく変化を把握したトコロで、その張り出しの先端付近を目掛けて「TN60」をキャストし、ボトムにたまーに当たるかな?くらいのレンジをキープできるスピードで巻いてくると、ロッドが絞り込まれるバイト。
腹パンパンのグッドコンディションの回遊系のバスをキャッチ。スグに写真だけ撮って同じ場所に2投目。すると、またしてもバイト発生! そして、その2投後にも再びキャッチ。わずか4投で3本のバスをキャッチ。
反対側から再度同じコースをアプローチしてみると?
しかし5投目はバイトを得られず、回遊している魚がどうやら過ぎ去った模様。
今度はその張り出しを、反対側からチェックできる立ち位置に移動して同じように、張り出したブレイク周辺を「TN60」でアプローチすると、2投目にまたグッドコンディションをキャッチすることに成功! 7投で4本のバスをキャッチすることができました。
今回は、まず水位が減って岸から魚が抜けたようで、沖の地形変化に沿ってウロウロ回遊していたバスが、捕食場所としてその張り出しの先端を選び、タイミング良くルアーがそこに入ったような釣れ方をしました。
結局、スローな釣りでチェックを入れていたら出会えなかった可能性もあるし、任意でレンジを刻めて広範囲をシッカリくまなくチェックできるタイプのルアーで当て込んだからこそ、イチ早くそういった現状生きたスポットを見抜いて、魚に結びつけることができました。
こういった微調整というのは、やっぱり現場でしていかなければならないし、SNSなどでこのルアーが釣れています! と書かれていたとしても、一体どんな場所で? どんなタイミングで? どのように使うのか? というルアーの出しドコロだったり、その日その時に生きたスポットを見抜けないと、同じように再現することはバス釣りに関しては難しい部分があると思います。
ですので、冒頭にもお伝えしましたが、前回の記事も合わせて読んでいただくことによって、同じ場所でも条件が少し違うだけで、スポットやルアー選びが全くもって変わってくるということを、読んでくださってる方々に分かっていただけるかなと思います。
もし皆さんがフィールドに行かれた時に、今回のような状況に似たことが起きた場合には、ぜひ上記の攻め方や前回の攻め方を試してもらうことで、より多くの魚に繋げてもらえるのではないかなと思います。
この辺がバス釣りのゲーム性でもあるので、この微調整や見極めを楽しみながら釣りをしていってもらえれば、さらに何倍もバス釣りが楽しくなると思いますよ!
ぜひ参考程度に読んでいただいて、似たような場面があれば試してみてくださいね。
でも正直言って、「TNバイブレーション」の破壊力と使いやすさは群を抜いています。秋のサーチベイトとして、僕自身15年以上にわたって、秋は必ずボックスに常備してありますので、持っておいて損は絶対ないですっ!
ロッド:ポイズンアドレナ(166M-2)【ジャッカル/シマノ】
リール:メタニウムHG【シマノ】
ライン:レッドスプール(14Lb)【ジャッカル】
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