皆さんこんにちは! オリムピックフィールドテスターの増田 将輝です。
今回紹介するのは近年流行りのオフショアルアージャンルの1つ、「オモリグゲーム」。今シーズンも満喫してきましたので、今回は和歌山県・周参見沖の釣行について少し振り返ってみたいと思います!
増田 将輝(Masateru Masuda) プロフィール
今シーズンは日本海で数年ぶりの好調!
釣行の様子をお伝えする前に、少し今年の状況についてお伝えします。
イカメタルゲームの発祥の地でもある、日本海側は数年ぶりの好調とのこと。連日胴長40cmを超えるダイケン混じりで、カナリの数が水揚げされていました。剣先イカのオフショアゲームと言えば、オバマリグに代表されるバーチカル狙いの「イカメタル」とバスフィッシングで言う、キャロライナリグにエギを付けてアンダーキャストで広範囲を狙う「オモリグ」があります。
どちらも状況次第で一長一短とはなりますが、最近の日本海ではどちらかと言えば「待ち」の釣りであるイカメタルより、より「攻めてる感」のあるオモリグをする人が多いそうです。
日本海の良く乗る船なんて1:9くらいの割合でオモリグが圧倒していることでも、その人気が伺えます。ボク自身、今年は特にオモリグ一辺倒で釣果を重ねていたトコロ、そんなに釣れるならと、お世話になっているオリムピックさんから釣行のお誘いを受けました。
ただし太平洋。もっと言えばオリムピック周参見工場の近所からの出船デス。例年であればサイズはともかく圧倒的に数が釣れる太平洋の剣先イカなので、二つ返事でお願いしたい所なんですが、今期に限って言えば絶好調の日本海とは対称的に絶不調。
正直受けたくない話ではありましたが、それでも前週の日本海でプチ爆体験している余裕から、気楽に受けてしまいました。
いざ釣行へ! ウワサ通り渋い時間が過ぎていく
そして迎えた取材当日。天気予報は雨のち曇り。
因みに、前日はまぁまぁ本気の雨と言うか当日もカナリの雨で、一時は視界が真っ白になるほどの土砂降り(笑)。それでも出船時間になるころには何とか止んでくれたので、予定通りの出船となりました。
今回お世話になるのは周参見のイケメン船長、「吉見丸」さん。周参見の海を知り尽くしている漁師さんでもあり、この悪条件でもきっと何とかしてくれると期待が高まります。
18時に出船し、小一時間ほど走った場所でアンカーを入れ夕暮れを待ちます。と、ここでいつもなら暗くなるのを待ちきれずシャクり始めてしまうのですが、大雨の影響で濁りが入っており、さらに30号が軽く流れる激流なので体力温存の為に我慢ガマン。
そしてようやく日が暮れて明かりを灯すものの、さすがに厳しく中々アタリが出ない時間が過ぎていきます。
開始から2時間、誰にもアタリが出ないまま時間だけが過ぎて「これ、ひょっとしたら1匹釣ったら竿頭?」とか、最悪な考えが頭をよぎっていたころ、ようやくヒット! イカが絶滅していないことが証明されました(笑)。
船中初となる剣先イカをヒットさせたのはこの春にリリースされた「21カラマレッティー(オモリグモデル)」(21GCALS-702MMH-T)。
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Lure (錘) |
Line (lb) |
税込価格 |
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2.13 | MMH | F | (85) | 109.7 | 1.4 | MAX40号 | MAX1.5 | 34100円 |
オリムピック公式「21カラマレッティー(オモリグモデル)」詳細ページはこちら
【軽さと感度はそのまま継承】エギングロッドの鬼定番シリーズ!オリムピック「カラマレッティー」からオモリグ専用モデルが登場
40号の錘をキャストできる強さと僅かなアタリを捉える感度を両立した自信作だったので、日本海のみならず和歌山でも通用してくれてホッと一安心。
その後もポツポツ釣れるものの、イカ自体が安定してないせいかアタリが出る棚もバラバラ。そうして手探りでアタリを拾う中、船の周り10mの範囲で水深30mラインに集まってる気配。
狙うポイントさえ絞れれば潮の流れとキャストコントロールでエギを入れることが可能となり、最終的に渋いながらもマズマズの釣果を得ることができたのは、やはり激流の中でも40号の錘をコントロールし、アタリを逃さないロッドによるところが大きかったのだと思います。
オフショアの剣先イカは、いよいよラストシーズンに突入。型が良くなる代わりにシビアになってきますので、皆さんも流れを制し、好釣果を上げてくださいね!