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今江克隆のルアーニュースクラブR「最速!初公開!最新バスロッド・カレイドシリーズ新作&展望を紹介」の巻 第1066回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ジャイアントディアウルフ

そして、最後に今江的に2021年3〜4月頃を目標に、完成を急いできたのが最近頻繁にSNSで目にする「ジャイアントディアウルフ611-74XXXHR」である。

これは自分自身、「レイジースイマー9(インチ)」、「レイジーハード9(インチ」、そして「ジャバロンメガモンスター350」などの200〜300g級ルアーを高頻度で使うようになってきたことで、それに対応するロッドがどうしても必要になったからである。

当初は「カレイド・バリアント77XXXH」を代用していたが、どうしてもランディング寸前のボート際水面付近での攻防で、バスの動きに追従しきれずラインテンションが緩んで首を振られてバレることが多発していた。

「バリアント」は長くて張りが強いがゆえに投げる時の反動もキツい。

そこで「ディアウルフ」の「熟成肉ブランクス」をそのままスパインレスを維持した状態で三段階ほどプライアップしたところ、これが素晴らしいビッグ~ジャイアントベイトロッドになった。

ルアーの重さゆえにネジレ反動が強烈に出てしまうビッグベイトロッドは、昔からスパイラルガイドが多用されてきたが、それすらも「ディアウルフ」の3Xプライアップは必要を感じさせない仕上がりだった。

詳細はまたの機会にしたいが、「ジャイアントディアウルフ」の特徴は、2oz程度からでも難なく扱える「611ビッグベイトショート仕様」と、200g前後のジャイアントベイトを最も気持ちよく扱える「74エクストラロングパワーグリップ仕様」の同一ブランクス2グリップ互換仕様にしていることだ。

最大荷重は、74仕様で300gを扱える。

オーバーレングスともいえるエクストラロングパワーグリップは、200gクラスでも楽々とオーバーヘッドで遠投できるうえに、今江的に最も必要と考えているジャイアントベイトの強烈なパワージャークを連日続けるには、脇に深くグリップエンドを当てて固定した状態で肘を絞め、身体ごと瞬時にひねって強烈かつ短くジャークする必要があったからだ。

当初、611ビッグベイトショートと74は別ラインだったが、74ノーマルグリップでは手首やヒジに掛かる負担が大きすぎ、丸2日間連続使用での疲れと苦痛を排除できなかった。2ozから200gまでをカバーするには、ブランクスよりグリップ長にキモがあった

「レイジースイマー9」クラスにヒラを打たせてパワーダートさせられるロッド、それがエクストラロンググリップを互換設定した理由である。

ジャイアントベイトのヒラウチダートの威力に関しては、またの機会に詳しく話しましょう。サイト(フィッシュ)で、めちゃくちゃ興奮しますので。

同一ブランクスで611ビッグベイトショートと74ビッグベイトジャークとの二通りの使い方ができる「ジャイアントディアウルフ」。異様とも思える長いリアグリップが、ジャイアントベイトですらキレのあるヒラウチを容易にしてくれた

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