隔週WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第147回
『SWベイトフィネスでライトロック♪
たとえ魚のサイズが小さくとも200%楽しむ方法、教えます♪』
こんにちは、トモ清水です!
ここにきてお盆あたりからはじまった長雨の影響で、野菜の値段に影響が出始めました。気象庁が発表している海水温のデータを見ても、下記の通り例年より1~2°低くなっています。
これが釣りにこれからどう影響していくのでしょうか?
続いて現在の海水温ですが、8月上旬に比べ高温状態が落ち着いてきた状況です。高温過ぎて活発に動かない魚も動き出すシーズン。やはり秋のソルトベストシーズンが近づいてきています。
個人的にはやはりこれからのシーズン、1年を通して最もワクワクしてきますね♪
これからがライトロックの本格シーズン!
気軽に、そして数釣りも楽しめる比較的小型の30cmにも満たないサイズにフォーカスを当てて紹介
Facebookをチェックしていると、過去の思い出が見れますが、例年この時期にキジハタをはじめとする釣果写真ばかりです(笑)。
毎年、同じことばかりしているなぁ~なんて思うのですが、逆にいうと、これからの時期がもっとも簡単にキジハタの釣果を得られやすい、ともいえます。
もちろんキジハタだけでなく九州など南のエリアではオオモンハタがこれからベストシーズンに突入しますし、東北、北海道ではアイナメ、ベッコウゾイ、クロソイなどの大型ロックフィッシュの釣果もこれからどんどん上がっていきます。
今回お伝えしていく内容としては、キジハタを中心とするライトロックゲームについて。しかも大型狙いではなく、気軽に、そして数釣りも楽しめる比較的小型の30cmにも満たないサイズにフォーカスを当てていきたいと思います。
ジハタを中心とするライトロックゲーム!
INDEX
キジハタの魅力とは?
キジハタの魅力は何といっても、「強烈な引き」といったところでしょう。
たとえ魚体が小さくとも、トルクある魚の引きは、必ずアングラーを魅了し虜にしてくれます。それが40cmオーバー、50cmオーバーになると、専用ロッドでタックルがしっかりとしていないと獲れないサイズとなってきます。何度も悔しい思いをしたアングラーも多いのではないでしょうか。それゆえアングラーを熱くしてくれる魚種です。
またその魚体の美しさは忘れられないものがあります。
海の宝石のような、という単純な表現しか出来ませんが、はじめてヤマメを見た時の魚体の美しさの感動が蘇るほど。
たとえ魚のサイズが小さくとも200%楽しむ方法
私が提唱し続けているスタイル「ベイトフィネスのライトロックゲーム」は、基本対象としているハタのサイズが30cm未満。カサゴでも小型のハタでも、いかに楽しむか、いかに楽しめるか、いかに1尾の価値を高められるか、をコンセプトに楽しく続けています。
ハードロック用の専用ロッドはやはり40cmオーバー、50cmオーバー、そして時には夢の60cmオーバーのロックフィッシュを獲るためのガチロッド。これはそれらのターゲットを視野に入れて設計されていますので、30cmcm未満のサイズでは、かなりのオーバーパワー。
よってベイトフィネスという繊細で柔らかめのロッドを用いることで、アングラーが主導権を握るのではなく、魚に主導権があってスリリングなファイトを楽しむことが可能です。
と、ここまでは今まで10年間、何度も紹介させて頂きましたので、今回はさらに100%ではなく200%楽しめる方法を3つほどご紹介させて頂きたいと思います。
たとえ魚のサイズが小さくとも200%楽しむ方法~その①
まずはタックルを変えるだけで、もっともっと釣りが楽しく、よりエキサイティングなものに。
当然オーバーパワーのロッドで20cmサイズの魚を釣っても瞬時に上がってきて、スリリングさはスポイルされてしまいます。そこでソルト用のベイトフィネスロッドの中でも、バットまで曲がるスローテーパーモデルだとどうでしょうか?
下の写真は実際にあがってきたキジハタは30cmにも満たないサイズですが、バットまでロッドが曲がりこんでいるのが分かります。
特にフッキングした瞬間は気持ちよく、アングラーのロッドを曲げたい、という願望、欲求を満たしてくれます。
↑すでに発売されているEradicatorのベイトフィネスのETBC-66ULT-STのスローテーパーモデルの使用時。
アベレージサイズが40cmを超えるフィールドでは、このスローテーパーロッドは不向きですが、アベレージサイズが小さく、港内等で遊ぶにはピッタリなモデルです。
ただし、メインラインはPE0.8号以上、リーダーラインは8Lb以上のやや太めを使用するのがコツになります。
ロッド:Abu Garcia Eradicator Baitfinesse(エラディケーター・ベイトフィネス)
EBTC-55ULT-ST, 66ULT-ST, 77ULT-ST, 70LT-ST(TAF製法のスローテーパーモデル)
リール: Abu Garcia REVO ULTRACAST BF8(レボ ウルトラキャスト BF8)
ライン:Berkleyスーパーファイヤーライン・ウルトラ8 1.0号
リーダー:Berkleyバニッシュレボリューション8lb以上
ルアー:スイベルシンカー5~7g + ガルプ!クラビー2inchなど
たとえ魚のサイズが小さくとも200%楽しむ方法~その②
続いて、その②ですが、小さくとも楽しめるのがクランクベイトを使ったライトロックゲーム。
こちらはワームよりバイト数は少なくなりますが、その分、クランクベイトで釣れた時の満足感は高く、たとえ魚が小さくとも1尾の価値を高めることが可能です。
シャロー(浅場)エリアで、シャロークランクベイトで狙うハタクランクゲームは、投げて巻いているだけで楽しく、1尾の価値が上がる、刺激を求める方に、そんなおススメのスタイルです!
クランキングのロッドは、少しパワーのあるモデルがオススメ。たとえばEradicatorベイトフィネスの710MLのパワーフィネスモデルは、ハタクランクにピッタリのモデルです。
下はヤイトハタ。チャイロマルハタの似てますね。
ロッド:Abu Garcia Eradicator Baitfinesse(エラディケーター・ベイトフィネス)EBTC-710MLT+PF
リール: Abu Garcia REVO ULTRACAST BF8(レボ ウルトラキャスト BF8)
ライン:Berkleyスーパーファイヤーライン・ウルトラ8 号数1.0号
リーダー:Berkleyバニッシュレボリューション10lb以上
ルアー:Berkley DEX CR55SR(デックスクランクベイト・シャローランナー)カラーRC,OTR、MTGR、GCなど
たとえ魚のサイズが小さくとも200%楽しむ方法~その③
最後にその③ですが、ウィード(海藻)ジャングルを狙うゲームです。
写真のようなウィードが絡むエリアは、ハタの絶好の隠れ家になっています。
よって必然的にこういったポイントをピンで狙っていくことは釣果UPにもつながります。
なぜ小さくとも200%楽しめるかというと、このようにウィードエリアを攻めると、藻ダルマになって魚が上がってきますので、魚のサイズ以上に重みがズッシリとロッドに乗ります。
引きずり出してきた感が強いので、写真のような手のひらサイズでも、とてもスリリングなファイトを味わえます♪
ソルティースタイルシリーズもコスパが高く、入門にもピッタリ♪
気軽に楽しむならソルティースタイル・ベイトフィネスカスタム♪
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/salty-style-baitfinesse-custom.html
SWベイトフィネスの動画はたくさんあるので、ぜひチェック
キジハタポイント=アオリイカポイント!?
最後に、これからエギングシーズン突入ですが、キジハタポイントが同時にアオリイカの絶好のポイントであることが多く、両方楽しむのも、もちろんアリアリです!!
こちらのエギングに関するブログも参考になればと思います。
こちらは私がライトロックゲームが好きすぎて、こんな素敵な切り絵も以前に贈り物として頂きました!
絵を下さった方、ありがとうございました~!!
トモ清水でした! See you next time!
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