夜光…ではなく、あえて金・赤・緑テープ採用した理由
なぜ、自ら発光することのない金テープ、赤テープ、緑テープだったのか。それは、それらのテープは一見派手に見えますが、実は水に入るととてもナチュラルに馴染むのです。
これは、エギングをやった事がある人なら特に分かると思います。
もちろん、夜光は夜光で自ら発光してアピール力は十分。定番カラーとして効果的です。では、どんな時にこれらのカラーを使い分けていくのか。
私なりのカラーローテ、使い分けを考えていきます。
まず、夜光カラーと今回のカラーについてですが、前出の通りアピール力でいうと夜光の方が圧倒的に優れています。
私の場合、まず結ぶのはイカに見つけてもらいやすい夜光カラーで広くアピールするイメージ。ただ、どうしても同じスッテを長くイカに見せていると見切るんですね。そんな場合に今回のマジョーラカラーを投入します。
続いて3色のテープですが、基本的に水深で使い分けています。
私の目安としては、水深50mだったとして、イカのレンジがボトム〜40m位だったら赤テープ、30m前後の中層は緑テープ、20mより上にイカが浮き上がった場面では金テープを使用しています。
その理由は水深と視認性の関係。
深い水深では赤テープが一番シルエットがハッキリするので、赤テープを使用。
実釣シーンでは、水深が深くても緑テープでアタるんですが、赤と緑を同時に使ってみると、赤に軍配が上がる事が多々ありました。やはりシルエットの関係なのでしょう。逆に中層にイカが溜まっている場面なんかでは、赤テープより少しナチュラルな緑テープが良い場面が多くありましたね。
では金テープはどうかというと、水深が深いとシルエットがボヤけてしまい反応が薄い。ですが、光がギリギリ届く水深から上層にイカが浮いている場面では、やはり金テープが高反応。主張しすぎないアピール力が効果的なんだと思います。
まだまだ、他にもパターンはあるはず…
紹介した使い分けは、シーズン中盤くらいから有効な一つのパターンとなります。
そういえば、こんなことも。
鯵やブリの子(関西ツバス、関東ワカシ)などが船の周りでベイトを追ってギラギラと金色っぽい腹を見せている時に、金テープしか反応せず驚いた事が。それらがベイトになることはサイズ的にないと思いますが…特殊なパターンもあるということは頭に入れておくと良いと思います。
カラーの使い分けで差が出るのは、イカメタルをやったことがある方ならご存知のはず。ぜひ引き出しを増やしてみてください。