年中楽しめるライトゲーム。
ライトゲームといえばアジングやメバリングが代表され、ビギナーの方にも気軽に始められるなど非常に人気の高いジャンルの釣りになります。
こうしたライトゲームは狙える魚も豊富で、特にアジなどの繊細なアタリをとらえることが釣果のカギを握り、突き詰めるほどゲーム性が増していく側面があります。
今回紹介するのは天龍の「ルナキア」。
ライトゲームをより突き詰めたい方にオススメのロッドになります。
価格帯も3万円中盤と中級者以上に向けた設定になっています。
しかし、その分性能はピカイチ!
コンセプトは「感性に響くライトゲームロッド」ということもあり、アタリを感じる繊細性・1g以下の超フィネススタイルからロックショアでのアグレッシブなスタイルまで、様々なライトゲームに対応したロッドになります。
機種も5機種が展開され、
・超フィネスゲーム向けショートモデルLK582S-LS:ソリッドティップモデル
・掛け重視のフィネスモデル LK632S-LMLS:ソリッドティップモデル
・リアクション特化型モデルLK6102S-MLT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
・パワー重視フィネスモデルLK752S-MMHT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
・遠投&パワー重視フィネスモデルLK822S-HT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
とライトゲームの中でもフィネス向け、リアクション特化型、遠投&パワー重視など様々なスタイルに分けられています。
ここではルナキアの各機種の性能や特長、スペックについてご紹介していきます!
天龍を代表するテクノロジーC・N・T(カーボンナノチューブ)。
カーボン繊維と繊維自体を繋ぎとめるレジン(樹脂)との間に、アルミニウムより軽く鋼鉄より強い超微細なマテリアルを入れ込むことでブランクのネバリ強度を上げるというテクノロジー。
天龍のフラッグシップモデルを筆頭に多くのロッドに取り入れられている独自の技術です。
前述したようにC・N・Tはルナキアの全機種に採用されています。
ロッドのネバリ強度を上げると同時にブランクの軽量化もはかれるので、感度・繊細性が求められるライトゲームとの相性も抜群です。
また尺メバルクラスとのファイトでもしっかりと浮き上がらせるトルク力も備えているので、細身ながらも想像以上のパワーを発揮してくれます!
アジングなどフィネスに特化した2機種
ライトゲームに代表されるアジング。
アジングの中でも特にフィネス(繊細性)に重きを置いたロッドがLK582S-LS 、LK632S-LMLSの2機種。
この2機種は共通してソリッドティップが採用され、アジの繊細なアタリも捉え、超軽量なリグもキャスト・操作できる仕様となっています。
特にLK582S-LS に関しては1g未満のリグも繊細に感じることができる超フィネスゲーム向けショートモデルであり、LK632S-LMLSもアタリを逃さない繊細なティップとフッキングレスポンスに優れた掛け重視のロッドとなっています。
ともにフィネスモデルではありますが、静荷重のグラフが示す通り、レングスやロッドの性格はそれぞれ異なります。
繊細なゲームを追求するならLK582S-LS、わずかなアタリも掛けにいくゲーム性を求めるならLK582S-LSがオススメです。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK582S-LS | 1.72[5’8″] | 2 | EXF | 89 | MAX2 | MAX2.5 | MAX0.3 | 145 | 0.8 | 52 | 94/6 | ¥35,000 |
LK632S-LMLS | 1.90[6’3″] | 2 | EXF | 98 | MAX3 | MAX3 | MAX0.3 | 165 | 0.8 | 58 | 94/6 | ¥36,000 |
対応リグもLK582S-LSは1g未満のジグヘッド単体から2g程までに対し、LK632S-LMLSは1g程のジグヘッド単体での操作から、3g程までのスプリットショットやライトキャロに対応しています。
また、ロッドのアクションに関しては共通で、操作時は超ファーストアクションに感じ、負荷を掛ける毎に徐々にスローアクションに可変していきます。
ガイドに関しても軽量化を狙ってバット部にはATガイドを採用しています。
全機種バット部にC・N・T(カーボンナノチューブ)素材を採用、チタンフレーム、SiCリング、Kガイド仕様となっています。
メバリング向きの3機種
年々注目を集めるメバリング。
以前まではアジング用をそのまま流用する方も多くいましたが近年ではメバリング専用のモデルも多数ラインナップされるようになってきました。
ルナキアの中でもLK6102S-MLT・LK752S-MMHT・ LK822S-HTはメバリング向きのスペックとなっています。
3機種には共通してマグナフレックス製法(チューブラフレックス)が採用されています。
マグナフレックス(チューブラフレックス)は低弾性・中弾性・高弾性など、それぞれ弾性率の違う素材をセクションごとに使用しチューブラー状に加工する製法。
リアクションを重視したLK6102S-MLTでいえば、ロッドワークで誘いながらチューブラ構造を活かした感度で掛けていくことが出来るほか、パワー重視フィネスモデルLK752S-MMHTでは感度とパワーを両立させたチューブラティップが採用されるなど各ロッドの特税を存分に発揮する性能となっています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK6102S-MLT | 2.08[6’10”] | 2 | RF | 107 | MAX5 | MAX4 | MAX0.4 | 215 | 1.2 | 61 | 94/6 | ¥36,500 |
リアクションは特にデイゲームで活躍し、サイトでのメバリングゲームにおいては無類の強さを発揮します。
前述したように、マグナフレックス(チューブラフレックス)はそれぞれ弾性率の違う素材をセクションごとに使用できるため、荷重を掛けた際にフレキシブルに曲がるアクションが可能。
またチューブラのティップとなっているため感度にも優れており、アタリに対してしっかり掛けることも得意としています。
ロッドのパワーに関してはやや強めのパワーに設計され、PEラインにも対応したKガイドを採用。
1~2gのワインドや3g程のメタルジグやメタルバイブ以外でもミノーなどのプラグ類やハゼクラにも使える性能となっています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK752S-MMHT | 2.26[7’5″] | 2 | RF | 116 | MAX10 | MAX7 | MAX0.5 | 285 | 1.2 | 70 | 95/5 | ¥37,500 |
ライトリグを扱える繊細さと、フッキング後に主導権を与えないパワーを両立させたパワー重視フィネスモデルのLK752S-MMHT。
藻場や岩礁などカバー周りから、カレントが強いエリアやディープエリアなどメバルゲームにありがちなフィールド攻略にもこのロッドは非常に優秀です。
バットにC・N・Tが搭載されているのでネバリも強く、繊細なアプローチをしつつも掛けた後のパワーファイトができ、表記もMクラスの使用感でMHクラスのバットパワーということでMMHとしてあります。
リグもライトリグやキャロ、フロートリグの遠投、小型プラグ類全般に対応するなど懐の深さもポイント。
ガイド形状はKタイプを採用し、PEラインを主体に使え、状況次第でモノフィラ(3-5lb)も扱い易い性能となっています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK822S-HT | 2.49[8’2″] | 2 | RF | 127 | MAX25 | MAX10 | MAX0.8 | 305 | 1.4 | 82 | 95/5 | ¥38,000 |
このLK822S-HTは大型メバルや他魚種への対応も考えたスペックで、アジ・メバルロッドとエギングロッドの中間のパワーバランスで設計されています。
リグも5~10g程のジグヘッドリグから10~20g程のキャロライナリグと非常に幅広く、ライトゲームはもちろん遠投が求められるシーンでも活躍できる性能になっています。
ターゲットも大型メバルや大型アジはもちろん、ハタ類やチヌ、シーバスなどが掛かっても問題なくやり取り出来るだけのパワーを持たせたモデルに仕上げています。
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