『タチウオ入門~楽しみ方、釣り方は自由♪』
隔週WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
第146回 『タチウオ入門~楽しみ方、釣り方は自由♪』
こんにちは、トモ清水です。夏真っ盛りですね~原稿を書いている今日も、予想最高気温が何と40℃!
もはや身の危険を感じるほどで、十分な水分補給と休憩。釣りも意識しないと熱中症になりかねません。
実際に知り合いで何人もこの時期に熱中症、もしくはなる寸前までの方がいます。釣りは安全第一で楽しみましょう。
タチウオ入門~楽しみ方 INDEX
お盆が過ぎたあたりから気になるのがタチウオの釣果
例年、お盆が過ぎたあたりから意識し始めるのは、タチウオの釣果。
関西では和歌山から大阪湾へとタチウオの群れが入ってきて、各沖堤防の陸からの釣果が気になり始めます。
東北・仙台では、船でタチウオの釣果が目立っていますね!
大阪湾、東京湾ともに船では連日二桁の釣果が出ており、安定した釣果で人気があります。
あと駿河湾でも船でナイトタチウオの釣果が得られています。そんな人気のタチウオは、定番の釣り物になっており、特にこれからの季節は、陸から狙いやすくなる理由から注目の魚種です!
タチウオゲームの魅力とは?
簡単に魅力をまとめるならば、「数釣りが出来て、食べて美味しい、想像以上に魚の引きが強い」といったところでしょう。
私が20年前にタチウオジギングにハマったのですが、その理由は乗り合い船で、上手い人とそうでない人の差が出たところにありました。
最初はやはりその差が歴然で、悔しくて、竿頭になりたくて、よく船通いしたものです。やり込めば、ゲーム性の奥深さも見えてくるのが、もう一つの魅力なのかもしれないですね。
タチウオは簡単に誰でも釣れる!
捌く(さばく)のも簡単!
基本、タチウオは群れで行動していますので、その群れにさえルアーもしくはテンヤ、エサを届け、アプローチさえ出来れば、簡単に誰でも釣れる、と言っていいでしょう。
ただタチウオは神出鬼没と言われるように、群れを見つけるのが大変です。群れが居ないところでルアーを投げても釣れないのは当たり前なのですが、群れが突然消える、という現象が起こり得るので、難しいという側面を感じるのかもしれません。
しかし、魚探やパターン、SNSの情報、タックルの進化など、技術が向上することで、タチウオは以前ほど難しい釣り物ではなくなってきています。また温暖化の理由か定かではありませんが、タチウオの生息域が北上しており、全国の広範囲で狙えるようになったのも要因にあるかと思います。
これからのタチウオはエサを活発に追って、身に脂がのってきます。釣りの後の楽しみは、やはり食。でも、あまり釣り過ぎると、帰ってから魚を捌くのが億劫。しかも釣り疲れで捌くのは一苦労。
ただタチウオはウロコがないので、捌(さば)くのが楽々。内臓も他の魚と比べて大きくないので、簡単に取り除けます。
一番簡単なのは、ぶつ切りにしての塩焼き。
続いて、釣りたてのタチウオはやはり刺身が一番。その美味しさに初めて食べる方は驚くハズ!
皮を少し炙るのもオススメです。うちの子供たちは、今まで色々な魚を釣って食べさせてきましたが、このタチウオの炙りが一番美味しい、とも言います。
指5本を超えれば、ドラゴン級!
このサイズだと1匹だけでもお土産としては十分。
色々あるタチウオの釣り方
タチウオの釣り方は実に様々です。大きく分けて二つ、岸からの釣りと船からの釣り。
・ジギング
・テンヤ(主に冷凍イワシを使用)
・サバやコノシロの切り身をエサにした船釣り
・サバやコノシロの切り身をエサにした電気ウキ
・ライトテンヤ(主に冷凍イワシ、ドジョウ、キビナゴを使用)
・ワインド釣法(ダートする専用のジグヘッドに専用のワーム)
・ルアー釣り(バイブレーション、メタルジグ、ミノーなど)
こんな感じでタチウオだけでも釣り方が様々で、釣り方は自由です。
最近では、ルアーとエサの両方が主流に。例えば船だと、ジギングで反応が弱い時は、テンヤで。逆の場合もよくあるケース。岸だとワインドで反応が無くなったら、ライトテンヤに。と、要は状況に応じて使い分けて釣果を上げていく、というスタイルが主流になってきています。
もちろん、一つのスタイルにこだわって、とことん追求するスタイルもOKで、それも素敵なスタイルなのです!
船はジギングとテンヤが主流に
船からはライトジギングと30号、40号を使ったテンヤの二種類の釣り方が主流になっています。船宿によって両方出来るところもありますので、事前に確認してみましょう。
タチウオジギング(オフショア)について
まずはジギングに関して。
夏は水深が浅いところで狙えるので、使用するジグウエイトは80~100g。これから水深が70~100mと深くなっていきますので、150ggまでのジグを準備します。
フック(針)は、タチウオの専用のフックが発売されていますので、色々試してみましょう。
リアにバーブレスのカットウ針(トレブルフック)を装着するのが一般的です。プラス、アシスト側にもシングルもしくはトレブルフックを装着し、フッキング率を高めるのもOK。
バーブレスにする理由は、刺さりをよくするための、手返しを早くする理由と、安全のためです。
タチウオジギングは、青物を狙う用のガチのジギングロッドだと硬すぎるので、ライトジギング用、もしくはスーパーライトジギング用のタックルを使うのがベストです。
メタルジグの操作は基本ワンピッチジャークですが、そんなに難しく考えなくとも大丈夫です。
ギクシャクしたシャクリでも普通にバイトしてきますよ~!
大事なのは、タチウオが泳いでいるレンジ(水深)を見つけること。
よって最近はデジタルラインカウンター付のリールが人気です。デジタルラインカウンターとは、液晶画面に、今ルアーもしくは仕掛けが何mにあるのか一目で分かるリールのことです。
仮にデジタルラインカウンター付のリールでなくとも、PEラインのカラーでも水深は分かります。
タチウオジギングに最適なロッド、ソルティーステージ・スーパーライトジギングの商品ページはこちら。
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オーシャンフィールドシリーズもコスパが高く、入門にピッタリですよ♪→こちら
タチウオジギングをしていると、ゲストでよくヒットするのがサワラ。
こちらも高級魚で、サイズが大きければ大きいほど、脂がのっており非常に美味。
タチウオと同様、炙りが最高です!
サワラはタチウオジギングにおいて最も嬉しいゲストの一つ。
これからの季節がタチウオと同様、サワラも狙い目になってきます。
ロッド:Abu Garcia Salty Stage KR-Xスーパーライトジギング(モバイルⅢ、フルソリッド)
SSSS-673SLJ-KR(モバイルⅢ)
SSSS-64SLJ-FS-KR(FSはフルソリッドの略)
Abu Garcia オーシャンフィールド スーパーライトジギングOFSS-672SLJ(センターカット2ピース)
リール:Abu Garcia レボALX シータ 3000SH(スピニング)
ライン:Berkleyスーパーファイヤーライン・カラード0.8号
リーダー:Berkleyバニッシュレボリューション10~18lb
ジグ:スキッドジグ80~150g(カラーは紫、ピンク、シルバー系、ゼブラがおすすめ)
ロッド:Abu Garcia Salty Stage KR-Xスーパーライトジギング(モバイルⅢ、フルソリッド)
SSSC-633SLJ-KR(モバイルⅢ)
SSSC-61SLJ-FS-KR(FSはフルソリッドの略)
Abu Garcia オーシャンフィールド スーパーライトジギングOFSC-632SLJ(センターカット2ピース)
リール: Abu Garcia Salty Stage コンセプトフリー
ライン:Berkleyスーパーファイヤーライン・カラード0.8号
リーダー:Berkleyバニッシュレボリューション20lb
ジグ:スキッドジグ80~150g(カラーは紫、ピンク、シルバー系、ゼブラがおすすめ)
スロージギンガー御用達のスーパーファイヤーライン・カラード。
タチウオジギングでは、0.8号か1.0号がメインになります。
船タチウオテンヤについて
続いて船タチウオテンヤに関して。
コツは必ずテンヤを「ピタッ」と止めて、タチウオに食わせる間を作ってあげること!
歯は鋭いので、抜き上げた後は注意してね。
アジバサミなどあると良いでしょう
タックルについては結論から言いますと、軽さは武器です。
キャストし続けるわけですから、体に負荷が少なく、軽い力で投げ続けられるほうが圧倒的に有利になります。
黒船ロッドにぴったりなデジタルラインカウンターDLCのリールがアブガルシアからもリリースされています。
その黒船のスペシャルサイトがこちら
https://www.purefishing.jp/kurofune_sp/
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オカッパリからタチウオを楽しむなら
オカッパリから狙うタチウオについてですが…
実は、もうすでに和歌山の方で岸からタチウオの釣果が上がり始めています。
シーズン初期はサイズが2~3本と大きくない傾向はありますが、その分タチウオは非常にアグレッシブで、色々なルアーに反応し、数釣りが楽しめます。
秋が深まるにつれて、例年通りだとタチウオが北上し、大阪湾内、神戸沖で釣れます。サイズも大きくなっていきます。
関東でも同じく、シーズンが進むほど北上し、最近の傾向だとお台場までタチウオが入ってくることも!
お盆過ぎから岸から狙い易くなるタチウオですが、和歌山や神戸の沖堤防、または横須賀の釣り公園や木更津でタチウオを狙っていると、青物の回遊も見られることも少なくなく、釣り人として当然、目の前の青物も狙いたくなります。でもタックルは極力シンプルに、出来れば1~2本でまとめたい。
そこで便利なのが、ソルティースタイルシリーズのトリプルコンセプト。1本で3役以上こなせるので、この1本持っていけば、本命のタチウオ、そしてハマチ(イナダ)などの青物狙いでスーパーライトショアジギングも出来てしまう!非常に利にかなった釣竿になっています。
トリプルコンセプトシリーズのロッドは人気で、今年8月に1機種追加され、合計5機種ラインナップされています。
こちらは10g前後のライトテンヤにベストマッチで、飛距離も抜群です。
20g前後のメタルジグや鉄板バイブレーションを遠投して、タチウオはもちろん、ハマチやサゴシ、サワラ等の青物も狙ってみてくださいね!!
一本で三役!ライトタチウオテンヤ、スーパーライトショアジギング、ライトワインドをロッド1本で楽しめるトリプルコンセプトの商品ページはこちらっ!
トモ清水でした!
See you next time!