梅雨明けから秋にかけて活躍する「虫パターン」。
特に夏場の季節は水辺に虫も多く発生することから、バスも表層を意識するようになり虫系ルアーやカエルパターンがハマってきます!
今回紹介するのは虫パターン・カエルパターン両方にマッチするエンジンの「ベビーチン1.5」。
この「ベビーチン1.5」は数あるブーンシリーズの中でも1.5インチと小ぶりなモデルで、シンキング&フローティングの2タイプが展開されています。
ベビーチンのコンセプトは、「投げて落として釣る」!
1.5インチという小柄ながらもしっかり飛ばすことができ、ボディの質感、レッグパーツのアクションなどこれまでのシリーズとは一味異なる性能となっています
「ベビーチン1.5」シンキングと「ブーンチン」の違い
先ほど触れたように、ベビーチン1.5にはシンキングとフローティングの2タイプが展開しています。
どちらも虫パターン攻略に欠かすことができない性能ですが、ここでちょっと気になることが…。
エンジンのブーンシリーズには「ブーンチン」という同じく沈むタイプの虫系ルアーが展開されています。
サイズも1.3インチ(3.3cm)と近いサイズ感で、見た目もそっくり。
一見すると同じ性能のルアー?なんて思う方もいるでしょう。
しかし、実は両者には決定的な違いがあります。
まず大前提に「ブーンチン」はあくまでオリジナルの「ブーン」のシンキング版として開発された背景があり、フローティングでは攻めきれない水面下を攻略するためのルアーになります。
そのため用途も吊るして食わすこと前提に沈下姿勢、速度、飛距離を追求した性能となっています。
対して、「ベビーチン1.5」はあくまでノーシンカーで投げて落して、沈ませて釣ることを目的に開発がされています。
両者の決定的な違いとなるのがレッグパーツのリブの有無に表現されています。
ブーンチンの場合、吊るして落すためより動きをナチュラルにするためテールにはリブがありません。
一方のベビーチン1.5では細かいリブが設置されているため、落した時に各アームパーツが水をつかみピリピリっとした微振動を発生させることができます。
ちょっとした微震のアクションを加えることでよりシビアなバスも狙いやすく、またライトキャロでの沈めてエビのように見せることも可能となります。
また、ラバーの配置もより複雑にし、ただ横に設置するだけではなく、斜めに配置することでより複雑な波動が出せるように計算されています。
シンキングではノーシンカーやネイルシンカーセッティング(0.3g推奨)、ライトキャロ、スモラバトレーラー、ダウンショットなど幅広く使用可能となっています。
実はシンキングのみの予定だった?ベビーチンのフローティングモデル開発秘話!
出典:エンジン
ベビーチン1.5とブーンチンの性能の違いがお分かりいただけたかと思いますが、ならばフローティングタイプとオリジナルのブーンの違いはどこになるのか?
実はこのベビーチン1.5はもともとシンキングタイプのみの展開予定だったのですが、テスト中に羽生さんが水面に浮かぶ小さな虫などをバスが捕食しているの見て急遽フローティングタイプの開発が決まったとのこと。
オリジナルブーンのとの違いはデザインはもちろん、一番は構造。
ブーンは中空構造に対し、ベビーチン1.5はフローティングマテリアルを採用しています。
そのため、着水音も異なるためバスへのアピールも大きく変化します。
フローティングタイプではノーシンカーでの使用がオススメ!フックもカバーがあるエリアではオフセット、オープンウォーターではマスバリタイプとそれぞれに対応しています。
ベビーチン1.5のスペック
レングス:1.5inch(約3.3cm)
ウエイト:1.4g(シンキングモデル):1.3g(フローティングモデル)
カラー:シンキングモデル7色、フローティングモデル3色
推奨フック:
SUPERIOR MⅡ#8 (マス針仕様)
SUPERIOR LOフック#4 (オフセット通常仕様)
SUPERIOR COフック#4 (対カバー or 吊るし仕様)
エンジン公式ベビーチン1.5の詳細ページはこちら