チニングをされている方なら1度は見たり聞いたり、または使ったことがあるという方も多いのでは? オリムピック「シルベラードシリーズ」。
チニングロッドの代名詞ともいえる超名作ロッドで、これまで数々のチニンガーから支持され、その時代に合ったテクノロジーを身に纏って進化してきました。
さて、今回はそんな名作ロッド「シルベラードシリーズ」のフラッグシップモデルを紹介。
20シルベラードプロトタイプ【オリムピック】
それがこちら! 昨年2020年に登場した「20シルベラードプロトタイプ」。
国内生産でオリジナルには採用していない最新技術を身に纏ったハイグレードモデル。チニングエキスパートが納得する「張り」と「粘り」がさらに両立され、最高傑作ロッドに仕上がっています。また、ブラックを基調とした高級感のあるデザインがまた魅力的。
オリムピック公式「20シルベラードプロトタイプ」詳細ページはこちら
最新技術によってさらに高強度に
「20シルベラードプロトタイプ」で最も注目すべきポイントは、ブランクス周り。オリジナルには採用していない最新技術を身に纏っていると前途しましたが、正にこの箇所になります。
メイン素材は、最新のカーボンプリプレグ「トレカT1100G」とさらに高弾性・高強度を誇る「トレカM40X」をあわせて使用。
トレカM40Xとは?
トレカM40Xは、T1100Gよりも高弾性な炭素繊維である「トレカ®MXシリーズ」の最初の品種。
繊維強度と弾性率の両方を極限追求しており、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持したまま、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維。
この2つの炭素繊維が合わさり、引張強度と耐衝撃性を両立したマトリクス樹脂技術、「ナノアロイル技術」を組み合わすことで、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される極限性能が実現されています!
よって従来よりも高強度で高弾性。よりシャッキっとしたブランクスに仕上がっているので、ダイレクトな操作性を実現できるようになりました。
さらにその上にはオリジナルと同様、「クワトログラファイトクロスXX」を採用し、捻れ剛性の高いオリムピック独自の手法「G-MAPS」製法によって、軽量かつ高強度でブレの無いアクションを実現! 圧縮への強さに対しても優れた特性を発揮します。
飛距離に優れ、高感度で操作性も抜群。シャキッとした「張り」のあるティップは、魚を必要以上に暴れさせずコントロールできる「粘り」を生み、黒鯛に主導権を与えないロッドに仕上がっています。
出典:オリムピック公式ページ
他にも色々なコダワリが
ブランクス以外にもガイド周りやグリップにリールシートなど! 細部にまで徹底的にこだわられています。
ガイドは全機種にチタンフレームトルザイトリングガイドを使用。ティップセクションのブレやロッドの持ち重りなどを軽減、キャストフィールも向上。
スピニングモデルにはVSSリールシートをダウンロックで採用。
ベイトモデルの762ML、792Mにはホールド性に優れたECSリールシート。762ML-HSにはACSリールシートを採用し、アプローチに応じたリールセッティングで快適な使い心地を実現。
グリップは耐久性、耐食性に優れるEVAを採用。
ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。
出典:オリムピック公式「20シルベラードプロトタイプ」詳細ページ