グルカナイフのズル引き

使用するのは同じく、グルカナイフの2oz。

ズル引きとは、そのまま”ズルズル”とボトムを引いてくること。なんですが、もちろんただ巻いてくれば良いというわけではありません。

ここでのキモは「リーリングのスピード」。　ボトムすれすれを「ギラリギラリ」とアクションしながら、浮き上がらせることなく引いてくる。これがキモになります。

言葉では説明しづらいんですが、僕のイメージは「クランクを引いてくるようなスピード感」です。少し巻くスピードを落とせばボトムを叩くか…くらいのスピードで、できるだけルアーを浮かせないようにしてください。

オダなど水中に何かが沈んでいるようなシチュエーションでは、ここぞと言うタイミングで少しシャクり上げたりしても効果的だと思います。ボトムのベイトを食っているハスも、何かに追われれば上方向に逃げることもあるはずなので。

続いて、ズル引きが有効となるポイントですが、考え方としてはベイトやベイトフィッシュが追われているなどの反応ありきなので、特にここが有効！というところはありません。

ただ、傾向としては13～14mラインの河口周辺のディープや、オダ・水のヨレなんかが絡むエリアで実績があります。これらのエリアではゴリなどの底系ベイトが多くメインベイトとなっているのかな？と思っています。

ちなみに…今の僕はボートスタイルがメインですが、条件さえ合えばオカッパリでも全然釣れます。実際、ガイドになる前はオカッパリでよく投げていましたから。ハスが追われていたり、何をやっても食わないときなど、試してみる価値は今でもかなりあると思います。