いよいよ登場したヤマシタのNEWエギシリーズ「ネオンブライト」。
登場したのはまずは2.5号。無事に購入できましたか? そして、登場と同時にSNSでは釣果が続々と。
気になるのは…
なぜネオブラは釣れるのか? 何が違うのか?
そこで、リモートでお話を伺ったのはヤマシタ×エギと言えばこの人、エギングマイスター「川上英佑」氏。
なぜネオブラが必要だったのか
これまでエギといえば、ピンクやオレンジが主体。メーカー的立場から見てもそれらのカラーが圧倒的によく売れていたんだそう。
そして紫外線を受けて青くブルーに光る「ケイムラ」シリーズが登場、人気を博すようになり売れ行きに変化が。青などのナチュラル系カラーも注目され始めた…と。
そこで考えたのは、エギにはたくさんのカラーがある。下地にしても金、赤、マーブルなどさまざまなカラーがある。なのに、ケイムラの発光色と言えば青1色。使うシチュエーションも日中、つまり紫外線がある状況だけであるということ。
ここをもっと掘り下げていけば、普段ケイムラを使用しているアングラーにさらに選択肢を持ってもらえるんじゃないか。それがキッカケとなり、素材を探し始めたという。
今回ヤマシタがこだわったのは「光」。「光の三原色」をベースとして3色で開発がスタート。
…これには、色によって明確に使うシチュエーションを区分けしやすいからという理由も。既存のブルーの真逆のシチュエーション、紫外線発光の効果があまり期待できないようなシチュエーションでも使えるカラーというのが目指した所。
結果ブルーに加え、濁り潮で効果的といわれるグリーン、紫外線量が落ちるマヅメに効果的なレッドという3色になったという。
できあがってきたサンプルを手に、川上さんが実釣テストを行ったのは実に1年以上。シーズンによっては2シーズンを経験。
テストを行ったのは九州エリア、北陸(日本海)、太平洋側(黒潮エリア)、そしてホームの関東と全国でテストを繰り返したという。
開発する中で特にこだわったのは…エギの「柄」
キレイに発光するボディでも、そのボディに乗せる「柄」によってイメージも、釣果も変わってしまう。
開発の中でにこだわった(苦労した)のはエギの「柄」の選定。
上から降り注ぐ紫外線を腹側まで届かせて発光させようとすると、なるべく多くの紫外線を背中側から透過させる必要がある。要はこれまでのようなペイントの仕方や柄ではうまく光が透過しない。
ここが柄にこだわった理由。濁り潮やマヅメといった紫外線量が少ない状況でもしっかり腹側まで発光させたい、その想いがあったと。中でも特にこだわったのが背中側の柄。美しく色を出し、かつボディの発光を拡散させられる柄を採用したんだそう。
開発スタート時からこれは釣れるぞ…という確信はあった
いわく「もともとケイムラ自体が幅広いシーズンで使いやすいもの」だと言う。
川上さんの経験上、日中に光が差している状況で、急に水温が下がったとか、急に真水が差し込んできたとか、とにかく渋いシチュエーションでこれまで何度も助けてくれたのが「ケイムラ」。
紫外線を受けて発光するケイムラが、イカに効果的であるのはこれまでの経験と実績で十分証明できている。
このネオブラはそのケイムラのカラーにバリエーションを持たせ、濁り潮やマヅメ時などさらに幅広い状況に対応、ケイムラの選択肢をさらに広げるものであるという位置づけ。スタートしたタイミングから「NGはない」と開発陣と話していたという。
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出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」
出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」