今江克隆のルアーニュースクラブR「今江の推し!今夏の注目トップウォータープラグ&使い方を紹介」の巻 第1059回
最強「アベンタ」が唯一かなわない…
では、ベスト3を紹介しよう。
第3位は、バスがアフター回復著しく、特にアユの稚魚やウグイの2年魚ボールに夢中で、スロー系に反応しない場合に有効なトップウォータールアー「スラムドッグ(モンスター)」&「アマゾン(ペンシル)」だ。
コイツは「アベンタ」系が唯一かなわない状況でこそ、最強となる。
すでにバスが「スイッチオン状態」で、逃げる10〜15cmサイズの細長いベイトにしか眼中ナシ状態になった時、一発ドデカいのを出せる釣り方だ。
このビッグペンシルの場合、高速、ノンストップ、エスケープ状態演出が必須で、キモはベイトにボイルしマクっている場所より、少しハズした場所で「ハグレ感」を演出することと、可能ならば沖から岸、もしくは壁に向かうような演出をすることだ。
リアルなベイトの群れの中で演出してもニセモノ感がでるだけで、逆にハグレていることをバスに気付かせれば騙せる可能性は高くなる。
その気付かせるために必要な能力が「ラトル音」であり、「スラムドッグ」や「アマゾン(ペンシル)」を選ぶ理由でもある。
ビッグペンシルの中でも独特の「透き通った甲高いメタルサウンド」を発するのはこの2つだけであり、この音は池原ダムのロクマル名人の黒崎健一君が「スラムドッグ」開発条件で絶対にこだったサウンドでもある。
最近は「アマゾン(ペンシル)」のラトル音が、東京湾のボイルシーバスに絶大な効果を発揮することが広く知られるようになった。
もともと「アマゾン(ペンシル)」は、音に異様に反応するアマゾンのピーコックバスをターゲットに開発したマグナムペンシルだが、このサウンドは特に気の荒いフロリダ系バスには効果が高いようである。
異色の水面直下系を紹介!