今までにない「夕マズメのアジング」とは一体?家邊克己によるアジング釣行レポートin能登
先日、能登でアングリングソルトさんの取材を受けてきました。
テーマは初心者に分かりやすいアジングの紹介ということで、マヅメの釣りと夜間の外灯周りの釣り方をご紹介させていただきました。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
少し特徴的な今までにない「夕マズメのアジング」
朝は辛いので夕方のマヅメを狙いました。当日はなぜかアジの気まぐれで、17時過ぎという日が高い時間帯から回遊がありました。
最初は全く魚っ気がなかったのに、急に豆アジが釣れだしたと思えば20cmくらいのアジにサイズアップ。これがここの回遊アジかと思っていたら、突然同行していた北陸のインストラクターであるタイキの「アドバンスメントFPR-46」が曲がっている!
サーティフォー公式「アドバンスメントFPR-46」詳細ページはこちら
あれ! サイズが違うやんと思ってやり取りを見ていると、タイキが浮かせたアジは尺を優に超えている!
こんなサイズがこんな小さな港に居るんだと思っていると、僕のロッドにもコンッというアタリがきて反射的にフッキングさせたら、最初に結構なスピードでドラグを逆転させて走っていきました。
暫くやり取りをしましたが、中々浮いてきません。タイキの釣ったアジはかなり肥えていて重量があるために、引きが強かったのですが、僕の方もかなり引きが強い。
特に今回は「アドバンスメントUBR-510」を使用していたので、メチャクチャ曲がり面白い面白い(笑)。
サーティフォー公式「アドバンスメントUBR-510」詳細ページはこちら
しばらくやり取りを楽しんで浮いてきたのは、やはりタイキ同様の尺超えのよく肥えたアジ!
マヅメの始まった時間が早かったせいか、単発の回遊でその後もポツポツ回遊するという変なパターンで、そのサイズのアジが釣れました。
この時に気がついたのが、通常のマヅメで釣れるアジの場合は、群れで回遊することでワームを咥えた瞬間にその場から反転するように動きます。
アタリがあって直ぐにアワセると口の横の蛇腹みたいな柔らかい部分にフッキングすることが多くなって、バレやすくなります。
これは多分自分が咥えたエサを他のアジに取られないようにするために、その場から離れるからだと思うのですが、通常はそんな動きをするのでアタリがあってから一呼吸置いてからアワセを入れる必要があります。
ただ、この時はそうではなく、夜と同じようにアタリがあった瞬間にアワセると綺麗にフッキングしました。夕マヅメでこんなアタリ方をするのも珍しく僕は初めての経験でした。だから逆に新鮮で面白かった!
しかしこれは魚の群れが小さいような単発でしか釣れないことの裏返しで、ほぼその通りの展開にはなりましたが、面白いパターンの紹介ができたかなと思います。
外灯を利用したテトラ帯でナイトゲームを満喫!
夕マヅメが終わって、夜のパターンの場所に移動しました。
完全に日が沈んで、辺りが真っ暗にならないと外灯の効果が出ないので暗くなるまで待機していました。段々夏になってきている証拠で蚊が半端なく出てきて食われまくった(T . T)。
まだ早いと虫除けも持ってきていなかったので、本当に餌食になり夏という季節を変な意味で実感しました(笑)。
蚊に食われながら待つこと30分、周囲はスッカリ暗くなって外灯の明暗がハッキリと海に写ってイイ感じに。そのタイミングで夜のアジングをしてみることに。
道路の外灯を利用したテトラの釣りです。能登のテトラは小さくて平たいので、安全で堤防感覚で釣ることができます。
その中でもさらに平らで足場の良い所を選び立ちました。まずは潮の流れを知ろうと正面に投げて、カウント5の表層から始めました。ジグヘッドは「ストリームヘッド」(0.8g)で、ワームは「パフネーク」(ともしび)を使用しました。
サーティフォー公式「ストリームヘッド」詳細ページはこちら
サーティフォー公式「パフネーク」詳細ページはこちら
カウントを取ってからラインを張り、トィッチを入れてどこにジグヘッドがあるかを確認したら若干左に流れているようです。その日は風も全く無いので僅かな潮の流れがヒントになります。
表層は全く反応せず、カウント20まで沈めた時に僅かな違和感が。僕は最初にかなり集中してこの違和感を感じようとしています。2カウントずつというような細かいカウントで探ることができないので、僅かな違和感を拾って、そのカウント前後をもう一度探るためです。
今回もカウント20で何かがワームを触ったように感じたので、ピックアップしてカウント18まで沈めました。
そうすると今度はハッキリとコンッとアタリがロッドに伝わり、反射的にアワセるときっちりフッキングして上ってきたのは20cmほどの良型アジ!
同じレンジで何匹か釣れたのですが、段々と時間が経つにつれての流れが無くなり、モチロン風もなくなって海がベターとしたなんとも言えない静かな海面になりました。
そうすると時間の経過と共に灯りの効果も現れ、潮が流れないのでプランクトンが表層に集まりだして、それに伴ってアジのレンジもどんどん表層になってきました。
最終的にはカウント5の表層で釣れ出しました。理由は上に書いたことなのですが、こうなると入れ食いパターンになる感じです。
詳しくはアングリングソルトさんの動画と雑誌を見てもらえればお分かりいただけると思いますが、今回の取材は本当にアジングの方程式がきちんと説明できたと思いますので、ぜひご覧になっていただければと思います。
ロッド:アドバンスメントUBR-510、THIRTY FOUR+E 410M
ライン:ピンキー(0.25号)
ジグヘッド:ストリームヘッド(0.8〜1.5g)、ストリームヘッドTG(3.0g)
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