皆さん、こんにちは。野尻湖ガイド林晃大です!
今回は夏のバス釣り特集というテーマに沿って、夏の野尻湖の釣りを中心に紹介させていただきたいと思います。現在、野尻湖はハイシーズンに突入していて、色々な釣り方で釣れるようになってきています。
スピニングタックルを使ったライトリグで手堅く数を釣って行くのも良し、ベイトタックルで強い釣りを押し通すのも面白いと思います! ただ、そういった釣りは皆さんも良くご存知だと思いますので、今回は少し特殊な私がここ数年ハマっている激アツパターンを解説していきます。
林 晃大(Koudai Hayashi) プロフィール
夏のディープ攻めに超オススメ! シャッドキャロ
今回紹介するのは、僕が普段から得意としているシャッドキャロになります。この釣りは主に深場を攻める釣り。ですので、スポーニングシーズンの春以外なら通年楽しめる釣り方です。
活性の高い時はモチロン、プレッシャーの高い食い渋っているような状況下でも有効な釣り方ですので、ぜひマスターしてほしい釣法になります。
ただ、使い方やタックルセッティングなどを知らない状態で試すとパワーダウンにも繋がりますので、今現状で僕が1番ベストだと思うセッティングを紹介いたします。
シャッドキャロを行うにはタックルバランスが重要
まずは使用ロッドですが、シャッドキャロ専用ロッドが存在します。それは、僕がシャッドキャロをやるために開発した、「ワイルドサイド64ML」です。張りのあるレギュラーテーパーでジャークし易く、ジャーク後のブレを少なくして手首の負担を抑えて設計しました。
長すぎると疲れるので6ft4inという絶妙なレングスに仕上げています。ラインシステムに関しては、メインラインがPE0.4号。そこからFGノットでフロロカーボンラインのリーダー8Lbを1ヒロほど取ってから、「O.S.Pシンカーウィップ」を使います。
MODEL | 入り数 | MATERIAL | PRICE(税込) |
3.5g / 5g / 7g | 3.5g(3個入)、5g(3個入)、7g(2個入) | 焼結タングステン | 3.5g(748円)、5g(847円)、7g(748円) |
O.S.P公式「O.S.Pシンカーウィップ」詳細ページはこちら
「O.S.Pシンカーウィップ」から下もフロロカーボンライン8Lbを60cmほど取ってからシャッドを結びます。
シンカーの上部分は岩に当たることが多く、フロロカーボンラインでないと切れることがあるので、メインラインにもリーダーを組みます。また、PEラインを直接シンカーに結ぶことでノットが滑って抜けてしまうという理由もあります。
「ハイカットSP」と「ハイカットF」がシャッドキャロに最適!
そもそも「ハイカットSP」と「ハイカットF」を使う理由は、固定重心が採用されていてダートのキレが良いからです。バランスを崩した後でも立ち直りがとても早くてシャッドキャロにはピッタシです。
品名 | Length | Weight | Type | Hook Size | Color | Price |
ハイカットSP | 60.0mm | 5.3g | Suspend | #10 | 55 | 1,760円(税込)※アバロン使用カラーのみ 1,980円(税込) |
ハイカットF | 60.0mm | 5.1g | Floating | #10 | 28 | 1,760円(税込) |
使うフックにもこだわっています。
純正フックをそのまま使いたい場合は「ハイカットSP」がオススメ。純正以外のフックに交換する場合は「ハイカットF」が向いています。
両モデルに搭載されている標準フックは、ハイカットのボディ設計に合うようにフックの自重が比較的軽めです。
純正以外のフックを使用する場合、「ハイカットSP」に装着してしまうと、フックの自重によって沈んでしまうことがあります。一方「ハイカットF」に純正以外のフックを装着することで、サスペンドに変更され、ルアーが沈むことはありません。つまり、純正以外のフックへ交換される場合は「ハイカットF」にセットすることをオススメします。
「ハイカットSP」と「ハイカットF」両モデル共に、私が監修させていただいた「KDブラウンチャート」と「KDレーザーピンク」を普段から使っていることが多いです。
使用方法に関してですが、使い方は2ジャーク&1ストップのドラッギングで流していきます。
ジャークの強さもリズムも一定でやり続けることがポイント。流すコースはなるべく一定の水深をキープして流していきます。ハイシーズンは7~9mレンジにバスとワカサギがリンクして魚探に映ることが多いので、そういったエリアで試してみてください。
このくらいの水深だと、「O.S.Pシンカーウィップ」は7g一択です。
ここ近年は2ジャーク1ストップで魚に見切られることが多くなってきているように思えるので、そういった時は3ジャーク1ストップなどが効果的な時もあります。普段はこれらのアクションを使い分けています。
ドラッギングする時に出すラインの長さですが、長すぎるとボトムに当たりすぎてラインが痛んで切れてしまうケースがあります。逆に短すぎるとルアーがボトムにタッチせずにバイトチャンスを作れなくなってしまうので、手元の感触を確かめながら適度にボトムタッチするラインの長さを見つけてください。
これに関しては個人差があるので、色々な長さで試していただく必要があります。ルアーが底を叩いていればジャークした際に重たい感触があります。そしてその重さがずっしりした感触に変わった時が魚のバイトです。
この瞬間が病み付きになるのが、シャッドキャロの魅力! ぜひ試してみてください。