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【琵琶湖の夏、トップの夏】いよいよ開幕!杉村和哉のトップウォーターゲームの楽しみ方

寄稿:杉村 和哉
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皆さんこんにちは!琵琶湖ガイドの杉村です。

まだまだ梅雨が続き、天気も不安定な時期になっておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

琵琶湖は現在、ウィードの発育もどんどん進みエリアによっては水面直下ギリギリまで通称エビモ(ササバモ)が生えてきてトップウォーターの季節の到来中です!

杉村 和哉(Kazuya Sugimura) プロフィール

WESTマリーナ・オリーブを出艇マリーナとする琵琶湖プロガイド。オールラウンダーなんだけど、巻きの釣りが好み。1984年6月生まれ、奈良県出身。琵琶湖の持つ魅力「全てにおいてのスケールのデカさ」「全てにおいてのポテンシャルの高さ」に惚れ込み琵琶湖湖畔に移り住む。琵琶湖にてフルタイムプロガイドサービス『SUGIMURA GUIDE SERVICE』を営む。

 

ウィード×トップゲーム

POP-X…じゃなくてPOP「S」

この時期はウィードの頭が出やすくもなります。水位を低くすると言うことは4mレンジの深いエリアにも光が届くのでウィードの発育は水温の上昇も手伝ってかなり早くなります。

そんな梅雨時期の僕のおすすめルアーとしてはポップS!!「えっ、ポップXじゃないの?!」って思われちゃうかも知れませんが、琵琶湖においてポップSの存在は欠かせません。

 

ポップXは僕も大好きなルアーで、日本を代表するポッパーと言っても過言では無い優秀なルアーです。

しかし、水面が荒れやすくウィードが多い琵琶湖において、ポップXを使うシチュエーションは限られます。動きがナチュラルな分、バスから気付かれにくい点もありました。

そんな時はハイアピールで多少の波でもしっかり水を掴んでくれる「ポップS」の出番! 大きく深いカップが水をしっかり噛んで「ゴォボォッ!」と重みのある音を出してくれます。これがヒシモやエビモなどの中にいるバスにもアピールしてくれ、多少の波が立つ状況でもルアーの存在をバスに気づかせる事ができるポッパーです。

 

POPSの使い方

アクション的にはキャストして、まずはポーズ。このポーズが非常に有効でバスにバイトチャンスを与えます。よく「ポーズは波紋が消えるまで待て!」と聞きますが、僕の場合は5秒ほどポーズさせます。そして4回から5回スプラッシュさせて再びポーズ。この繰り返しです。

 

バイトはポーズ中か、ポーズ後の動き出しに集中することが多い印象です。

イメージ的にはアクションで寄せてポーズで喰わせるって感じですかね。ポーズはただ単に、ほっておくだけなので退屈してしまったり、どうしても動かしたくなるかもしれませんが、ポッパーと言うルアーにポーズは絶対的に必要なアクション。ポーズ中の無の時間は列記とした「誘い」の時間でもあります。

オススメのタックルはVALKYLRIE VKC-67MLにハイギアリール、ラインはナイロンの14lb.です。12lb.でももちろん良いのですが、エビモなどに巻かれた時にラインブレイクの心配が出てきます。

 

小場所や無風時は…「i-WING TRIPLE FRY」

もう一つ、オススメのトップウォータープラグは「i-WING TRIPLE FRY(アイウィングトリプルフライ)」!

こちらのルアーは水路や河川、無風時のウィードエリアで使用することが多いですね。羽にも魚をイミテートしたデザインと塗装が施されており、まさに暴れもがくアユの群れ!

 

ラインを宙に浮かせることがキモ

使い方としては、キャストしてほんの数秒ポーズを入れます。そしてロッドを上に立てながらリーリングし、ラインを宙に浮かせることがバスにプレッシャーを与えずに喰わせる巻き方かなと思います。

ラインを水に着けない、これで釣果が分かれることもあるのご参考にっ!また少しでも波が立つようなエリアでは効果が薄れるので出来るだけ止水域で使うことをお勧めします。しかしインレットなどのフレッシュな水が動くエリアでは効果的なルアーなので一概に「水面の揺れ」がこのルアーにとってネガティブな要素とも言えません。

タックルはVALKYLRIE VKC-66M+にナイロン14lb.の組み合わせを推奨します。

 

こちらも誠意テスト中!

…と、トップのルアーを二つ紹介したあとは、ただ今進行中の僕プロデュース「マグドラフト鮎」のお話でも付け加えておきますっ!

現在、マグドラフト鮎はテストテストの日々を送っており、トライ&エラーを繰り返しております。

点で移動距離を極端に抑えた左右への綺麗な首振りアクションを目指して、ボディ内部のギミックを開発の社員さんと綿密に打ち合わせしております。

 

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操作系スイムベイト

よく「ビッグベイトですか?」と聞かれるのですが、マグドラフト鮎は「操作系のスイムベイト」ですね。

使用するタックルも、ヘビーなガチガチのロッドではなく、一般的に皆さんがよくお持ちなMH(メガバスで言うところのF5)クラスのロッドにフロロ16lb.のタックルで操作できます。

 

ほんの少しの僅かなウエイトの調整で首を振らなかったり、水面を目指してしまって動きが破綻したりと何度も何度も修正を繰り返して製品版へと近づいておりますので皆さんもご期待ください!

今回の記事はこんなところで!皆さん、最後まで読んで頂きました誠にありがとうございました!

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。

 

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