船からのジギング「オフショアジギング」。
ショアからでは狙えない魚種を釣ることができ、沖に出るので釣れる数も圧倒的に多いのがオフショアジギングの醍醐味。青物、マダイ、根魚、ヒラメなどのフラットフィッシュなど、釣れる魚は美味しいモノばかり。
さて! そんなオフショアジギングでも、使うジグのウエイトやタックルによってジャンルが違うってご存知でしたか? 最近では「ジギング」、「スロージギング」、「SLJ(スーパーライトジギング)」が定番になってきていますよね!
船からの釣りなので、敷居が高いイメージがありますが、意外と手軽に入門できますので、今回は3つそれぞれの基本的な知識を紹介していこうと思います。
まずは定番の「ジギング」
まずは、定番の「ジギング」から。ジギングのスタイルが増えたのも、これがあったから。
主なターゲットはブリやヒラマサ、カンパチといった大型青物。エリアによって差がありますが100g〜300g程度のメタルジグを使用することが多いです。
タックルセッティングについて
ジギングで使用するタックルは今回紹介する3つのジャンルの中でも最もヘビー。
大型青物に負けないロッドやリール、ラインをセレクトしましょう。主にバーチカルにジグを落とし、大きくジャークしてフォール主体でアプローチするならベイトタックル、少しキャストして、ワンピッチや早巻き、ハイピッチジャーク(ジャカジャカ巻き)で魚を誘いたい場合はスピニングタックルがオススメ。
ロッドは「ジギングロッド」と呼ばれる専用ロッドを選びましょう。モチロン、ベイトロッドとスピニングロッドの2種類が存在します。
両方とも約5~6ft前後の長さが一般的。選び方に関しては、釣行先のポイントの水深や潮流、または使用しているメタルジグの重さで選ぶことが基本。大体のロッドは100g〜300g程度のルアー範囲でロッド強弱が設定されています。
リールもスピニングリールとベイトリールの2種類。
スピニングリールの基本的なサイズは、シマノのスピニングリールだと6000番から8000番。ダイワのリールだと3500番から4500番が一般的。ベイトリールの場合は、PEラインの標準糸巻き量が3号なら、最低200m巻けるモノをオススメします。また、スペアリールや交換用のラインを持っておくと安心です。
ジギングで使用するラインの基本はPEライン。水深100mといった深場でジグを操作することが多いので、高感度で伸びがないというのが必須条件。
8kg〜10kgの鰤クラスを狙う場合はスピニング、ベイトともにPE2号〜3号を300m程度巻いて使用します。
ショックリーダーは、メインPEラインの4倍の太さが目安。
PE3号使用の場合は3×4=12号(40Lb〜50Lb)ぐらい。また、ショックリーダーの長さは釣行先のポイントにもよりますが5m前後ぐらいが基準。特に歯の鋭いサワラやサゴシ、タチウオにフグが群れている場合もありますので、その場合は長めにとっておきましょう。
100g〜300gのメタルジグを水深によってセレクト。水深×2倍程度の重さで、ボトムをシッカリ取れるメタルジグを選ぶことが大切。
また、釣行前に遊漁船の船長に連絡して情報を仕入れるというのも、手段の1つだと思います。
アクションの基本はワンピッチジャーク
ジギングのシャクリ方は「ワンピッチジャーク」が基本。
ただ、他にもワンピッチを高速で行う「ハイピッチジャーク(ジャカジャカ巻)」に、ワンピッチジャークに違ったジャーキングを織り交ぜる「コンビネーションジャーク」など色々な誘い方が存在します。
色々あって迷うと思いますので、まずは最も覚えやすくてポピュラーな誘い方である、「ワンピッチジャーク」を身に付けましょう。意外とこのオーソドックスな動きの方が釣れることも多いので基本を押さえてから、色々なジャークに挑戦してみましょう!
操作方法はリズムよくシャクッて1回巻く、シャクッて1回巻くの繰り返し。最も基本的なアクション方法です。