どんなタックルを使用するのか
ベイトタックルの必要性がわかったところで、じゃあどんなタックルを使うのか。
鳴瀬さん、田上さんともに持ち込んだベイトタックルは1タックルずつ。それぞれのタックルを見ていきます。
鳴瀬さんはロッド、リールともに2021年に登場したばかりのソルティガSLJシリーズ。
ロッドはソルティガのSLJシリーズで唯一のベイトモデル「60MB-SMT」。チューブラーブランクスにSMT(スーパーメタルトップ)を採用し、操作性、感度パワーを兼ね備えた1本。
アイテム名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 寸法 (cm) |
標準 自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ルアー重量 (ジグ) (g) |
適合ライン (PE) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
60MB-SMT | 1.83 | 1 | 183 | 97 | 0.8/7.4 | 20~80 | 0.4~1.0 | 99 | 50,000 |
そしてリールはICカウンター搭載の革新的なジギングリール「ソルティガIC 100L」。
ICカウンターによる”海中把握力”もさることながら、新技術「ハイパードライブデザイン」により力強く滑らかな回転が持続する点が特長的で、ロッドパワーとも相まって不意の大型青物なども余裕で対応可能だという。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア比 | 自重 (g) |
最大ドラグ力(kg) | 標準糸巻量 PE(号-m) |
スプール径(mm) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング (ボール/ローラー) |
価格(¥) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100L | 70 | 6.3 | 310 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 |
Φ36 | 70 | 11/1 | 67,000 |
リールはソルティガ同様にハイパードライブデザイン搭載、2021年に登場した「ティエラ A IC 150HL」。力強くブレの無い巻上げを発揮しながらも、コンパクトに収まる優れたホールド性能で快適な操作性を実現。女性の田上さんの手にもスッポリ。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア 比 |
自重 (g) |
最大ドラグ力 (kg) |
標準巻糸量 PE(号-m) |
ハンドル長さ (mm) |
ベアリング ボール/ローラー |
メーカー 希望本体 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
150HL | 80 | 7.1 | 225 | 5 | 1-400 2-200 |
70 | 6/1 | 36,300 |
そしてロッドはキャタリナ BJ エアポータブルのベイトモデル「 63MLB-METAL」。
あれキャタリナでベイトロッド? はい。こちらも2021に登場したNEWモデルです。超弾性チタン合金穂先「メタルトップ」を採用し、金属的な高感度が特長的。
ちなみにキャタリナ BJ エアポータブルのベイトモデルは3モデルが登場。ライト、ミディアムライト、ミディアムとパワー別のラインナップで、大型青物が混ざる海域ではミディアムを…など、選択肢が多いのも特長。
アイテム | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ジグ・ルアー重量 (ジギング) (g) |
適合ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
65LB-METAL | 1.96 | 2 | 102 | 110 | 0.8/7.9 | 10-45 | 0.4-0.8 | 95 | 35,000 |
63MLB-METAL | 1.91 | 2 | 100 | 114 | 0.8/8.4 | 20-60 | 0.4-0.8 | 94 | 36,000 |
62MB-METAL | 1.88 | 2 | 99 | 115 | 0.8/8.4 | 20-80 | 0.4-1.0 | 90 | 36,000 |
こうやってスペック表を見比べてみると、コスパの良さも特筆すべき点。
カウンター付きベイトリールのメリット
2人が使用したリール「ソルティガIC 100L」「ティエラ A IC 150HL」。いずれもハイパードライブデザインを採用しているなど共通する部分はあるのですが、個人的に注目したいのが、このところオフショアシーンで普及の一途をたどるカウンター付きベイトリールであること。
そのメリットを聞くと大きく2点。
1つ目はタナがわかることと再現性。
○mで反応があると言えば、そこにピタッと合わすことができる。そして、○mで食ったとおぼえておけば次の一投で同じタナを攻略できる。そう、再現できる可能性が大きくなるわけです。
もう1つはデプスアラーム機能。
フォール時・巻き上げ時に、10mごとに「ピッ」と鳴ってジグが今どこにあるかを知らせてくれる機能なんですが、10mごとにアラーム音が「ピッ」と1回鳴る設定、水深10mでアラーム音が「ピッ」と1回、20mで「ピピッ」と2回、30mで「ピピピッ」と3回鳴り、40mでまた1回に戻るという設定、OFFの3パターンがアングラーの好みで設定が可能。またフォール時のみ、巻き上げ時のみなどの細かい設定ができるのもウレシイポイント。
「あ、沖でナブラが出てるな」なんて、よそ見していても容易にジグがどの位置にあるのかがわかる…と。
スピニングにはスピニングの、ベイトにはベイトのメリットがあります。
適材適所、そのメリットを把握してセレクトすることがさらなる1匹につながるのではないでしょうか。
ダイワ(DAIWA)