ブリやメジロなど、大型青物と真っ向勝負に挑める「オフショアキャスティングゲーム」&「オフショアジギング」。
突如プラグやジグに襲い掛かるあの瞬間がたまりませんよね! 超ストロングな釣りではありますが、実はアプローチは繊細。使用するプラグやジグ、タイミングのいずれかを外すと、魚からの反応が得られないこともしばしば。
さて! 先日、そんな「オフショアキャスティング」と「オフショアジギング」のロケに行ってきました。
アングラーはコンビネーションジャークの生みの親、「吉田匡克」さん。
色々テクニックや使い分けなどを教えていただけたり、実際に実釣の様子を見学することができましたので、今回は各メソッドの使い分けや、活躍したルアーの操作方法などを紹介していきたいと思います!
吉田 匡克(Masakatsu Yoshida) プロフィール
朝イチはキャスティング! レンジが下がるとジグを投入
ロケ当日、吉田匡克さんはキャスティングとジギングを中心に青物攻略に挑みました。主に、朝マズメや鳥山が沸いたタイミングではキャスティング。それ以外の時間帯はジギングを行うという使い分け。
キャスティングでは新作ダイビングペンシル「ソルティガ ラフライド 160Fヒラマサチューン」が大活躍!
朝イチ、ポイントに入ると同時にダイビングペンシルを鳥山に向かってキャスト。
水面直下から表層をダイブとスキッピングを織り交ぜながら、丁寧にアクションをつける吉田匡克さん。
その際に使用していたのが、ダイワから登場予定の新作ダイビングペンシル「ソルティガ ラフライド 160Fヒラマサチューン」です。
名の通り、既存ルアーとしてダイワがラインナップしている「ソルティガ ラフライド 160F」をヒラマサ攻略のためにチューニングしたモノ。
アイチューンを施したことで、さらにダイブさせやすく、水面へ飛び出すことを軽減。また、キレイなロールアクションも演出してくれることから、タダ巻きだけでも正確にアクション、ヒラマサが好む動きに改良した注目の新作ダイビングペンシルです。
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ヒラマサ攻略のために開発されたルアーですが、今回の釣行で使用している通り、ブリキャスティングの実績も十分にあります。
ブリの方がヒラマサよりも好奇心旺盛で、このアクションにかなり高反応を示してくれるとのこと。実際当日もベイトサイズが小さくてターゲットが水面に出にくい状況下でも、開始早々「ソルティガ ラフライド 160Fヒラマサチューン」で幸先よくヒット。
「ソルティガ ラフライド 160Fヒラマサチューン」で釣れた時のアクション方法は速めのリトリーブにジャークを混ぜる誘い方。
鳥山を狙う際の基本アクションは、ポッピングでもダイビングでも一定スピードでリトリーブすること。ただし、今回の釣行みたいに、青物がマイクロベイトを捕食していて中々表層に出にくい状況下では、一定のアクションの中に異なるアクションを加えて、ターゲットを誘い出します。
また、早巻きするということも重要。スローリトリーブだと青物に見切られてしまうと話していました。
ジギングでは超定番ジグ「ソルティガ FKジグ」と「ソルティガ TGベイト」が活躍
続いては、ジギングについて。
青物のナブラが無くなったタイミングでジギングにシフトしていました。今回、ジギングでメインとなったのは、皆さんご存知「ソルティガ FKジグ-H」と「ソルティガ TGベイト」。
両ジグの使い方についても色々教えていただきましたので、順番に紹介していきます。
まずは、実際に魚を手にした「ソルティガ FKジグ-H」の使い方。
その日のウエイトは180gでカラーはMGグリーンゴールドグローヘッドでした。
ダイワ公式「ソルティガ FKジグ-H」詳細ページはこちら
今回の舞台である、丹後エリアの「ソルティガ FKジグ-H」を使った基本的な誘い方は、ボトムまでジグを落としてからワンピッチでシャクリ上げ、食わせのタイミングで大きくジャーク(ミドルジャーク)を入れるという誘い方。
丹後エリアの青物はボトム周辺でベイトを食っていることが多いので、このようにボトムから一定のワンピッチジャークでチェイスさせ、ミドルジャークで食わせに持って行くという誘い方が有効になります。
これがいわゆる「丹後ジャーク」呼ばれているジャーキング方法。
どうしても誘い方がオーバーアクションなので、使用するタックルもベイトタックルよりスピニングタックルの方が大きくロッドを煽れるので、扱いやすいと話していました。
他にもう1つ、有効なコンビネーションジャークがあります。
それはベイトがカタクチイワシや小イカの場合に有効なのですが、食わせのジャークをミドルジャークではなく、スローなシャクりに変更するという誘い。因みに今回青物を手にしたアクションはこちらの方法でした。
今回「ソルティガ FKジグ-H」で、この2つのアクションを使い分けていましたが、注意すべきポイントが1つあります。
それは、ボトムのベイトを捕食しているからといって、ボトムだけを攻めるのではなく、釣り初めは特に広めのレンジを探り、青物が泳ぐ層を見つけること。
まずは、どこでヒットしたのかをチェックしてから、青物の居場所をより絞り込んでいくのが釣果アップのコツだと述べていました。
もし、タナが分からない場合は周りの釣れている様子を見たり、船長の指示棚を参考にするとイイそうですよ。
続いて、「ソルティガ TGベイト」の使い方について。
ダイワ公式「ソルティガ TGベイト」詳細ページはこちら
今回のロケではベイトが小さかったので、「丹後引き」といわれる着底させてから中層を階段状に誘い上げてくる釣法や、控えめなワンピッチジャークなど、マイクロベイトを意識した、小さめのシャクリでアプローチしていました。
「丹後引き」に関しては、中層をスローに手広く探ることができるので、コレでしか獲れない魚が居ることも事実。活性の高い魚が居食いするので、連発も期待できるジャーキングテクニックです。
丹後引きもワンピッチジャークにしても、「ソルティガ TGベイト」は回転力と慣性が強いので、激しくシャクるよりは柔らかくジグを持ち上げるイメージでアクションさせることが重要。
コレを使う時のみ、コンビネーションジャークも使わないと話していました。ジグの特性上、コンビネーションよりも一定アクションの方が有効だそうです。
以上! 吉田匡克さんがメインパターンにした、キャスティング&ジギングの使い分けと、それぞれ活躍したプラグ&ジグの操作方法の紹介でした!
これから増々ジギングが面白くなってくるシーズン。ぜひ日本海方面でジギングやキャスティングをされる方は、今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね!