2021年4月、最新テクノロジーを身に纏い、完全リニューアルを遂げたダイワのオフショアキャスティングロッド「ソルティガ C」。
「安定した飛距離」、「ルアーの操作性」、「ファイト時の魚のコントロール」、「破壊強度」など、オフショアキャスティングロッドに必要とされる基本性能をさらに磨きあげられてより高性能へと生まれ変わりました。
さて、先日そんな「ソルティガ C」を使った実釣ロケに行ってきました。アングラーはジギングを中心にオフショアキャスティングゲームも得意とするコンビネーションジャークのエキスパート「吉田匡克」さん。
色々教えていただきましたので、その内容を含めて今回は「ソルティガ C」を詳しく紹介していこうと思います。
吉田 匡克(Masakatsu Yoshida) プロフィール
近海のブリキャスティングゲームには「ソルティガ C 83-3」がオススメ!
今回のロケではブリキャスティングゲームのナブラ撃ちをメインに行いましたので、活躍した機種は「ソルティガ C 83-3」。
ダイワ公式「ソルティガ C」詳細ページはこちら
主に140mm程の小型プラグを快適にキャスト&操作が行えるモデル。
セレクティブなヒラマサやブリのみならず、ロングキャストが必須となるヘビーシンキングミノーを使ったサワラ狙いや、高比重ジグを用いたカツオ狙いまで近海ライトゲーム全般において幅広く活躍する1本となっています。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ジグ・ルアー重量 (キャスティング) (g) |
ラインPE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
税込価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
83-3 | 2.52 | 2 | 193 | 未定 | 2.2/15.8 | MAX60 | MAX PE3 | 97 | 62700 |
軽いが強靭
吉田匡克さんが実際に「ソルティガ C 83-3」を使う中で、「とても軽いのでジャークやスキッピングといったアクションが非常にやりやすい」と話していました。
また、記者自身も実際に魚を掛ける様子を見ましたが、ロッド全体が大きく曲がりながらも、ターゲットの引きにシッカリ追従、主導権を与えない粘り強さが見ているだけでも感じられました。
この細身のブランクスからは想像のつかないパワーを秘めており、8kgクラスのブリをキャスティングで見事キャッチしていました。
強さの理由はブランクスに秘密が
そんな、大型青物でも容易に寄せることができる「ソルティガ C」の強さの理由は、ブランクスに秘められています。
まず、ブランクス素材には高強度で粘り強い「HVFナノプラス」を採用。
「HVFナノプラス」とは、DAIWA独自のロッドカーボンのノウハウであるHVFに、東レ(株)のナノアロイ®テクノロジーを加えたもの。
贅肉とも言えるレジンの量を減らし、その代わりにカーボン繊維の密度を高められたことで、軽量かつ高感度でシャッキとしながらも、筋肉質でパワフル。強度と粘りを持たせることに成功したブランクス素材です。
さらにその上には、竿の先端からX45を纏わせた「X45フルシールド」を採用。
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトといった激しい動作でもネジレを徹底排除してくれるのが「X45フルシールド」。ネジレが最も発生しやすいブランクの先端から、45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げることで、ネジリ剛性が飛躍的に向上! 今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出します。
綺麗なベンディングカーブを実現!
魚を掛けてからキレイにロッドがしなる理由は、「V-ジョイント アルファ」が大きく影響しています。
V-ジョイント アルファとは、先ほど解説した高強度素材「HVFナノプラス」と、ダイワ独自の超高精度ロッド設計製造テクノロジー「V-JOINT」が合わさったもの。
さらに強くて軽く、美しい曲がりを実現します。
ガイド&リールシート
大きな特長は軽くて強靭、良く曲がるといったトコロですが、ガイドやリールシートにも色々コダワリが。
ガイドはシングルフットのチタンフレームKガイド、バットガイドとバットから2つ目のガイドに関しては、ダブルフットのスーパーオーシャンガイド(ステンレス)を採用。
リールシートはFuji DPS18(ロックナット付き)を搭載。