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今江克隆のルアーニュースクラブR「見えデカバスを仕留める!ビッグベイト・サイトフィッシングの奥義に迫る」の巻 第1054回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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アフターの見えデカバスの釣り方は?

次にスポーンを終えたアフタースポーンの見えバスだが、たいていこの時期はバックウォーター近くのフラットなサンドバーやオーバーハング、シダの生えた浅いドテのエグレなどに群れで回遊している姿を見ることができる。

このテのバスを釣る方法で近年最もポピュラーになったのが、いわゆる「三原虫」などの極小ノーシンカーと「吊るし」系のライトリグである。

しかしながら、このテの釣りがメジャーになり、誰もが同じ場所で同じようにすると、バスも流石に上から吊るされたモノや、見慣れた虫系にはかなり神経質になってくる。

ビッグベイト、ジャイアントベイトのフィネスアプローチ

ここでもう一つのスクールアフターバスの釣り方で面白いのがビッグベイト、ジャイアントベイトでのフィネスアプローチである。

一昨年ぐらいから、ビッグベイトサイトはアフターのスクールバスにも条件次第で劇的な反応を得られる状況があることが分かってきた。

基本的にアフターのスクール回遊バスは体力の回復のため、水深にかかわらず浅い場所でエサを求めて回遊している個体が多い。

こういった個体には時としてフィネスなアプローチよりビッグベイトによるイレギュラーなアプローチが劇的に効くことがある。

一番状況的に簡単なのはバックウォーター手前のサンドバーなどにフィーディングで回遊するバスだ。

このテのバスはサンドバーの浅い追い込み場所さえ理解すれば、そこにビッグベイトを置いて、「砂煙ダート」を繰り返すことでスイッチが入るケースがある。

サンドバーの浅いフラットを群れで回遊するバスには「レプリケーター」のバッファッローフック仕様で砂煙ジャークが効く

他には強い流れがある場所での「ギルロイドJr.」の超絶高速巻きからのキル。

ローライトならスタンプの多いガレ場では「ギルロイドベビー」、もしくは「バスロイドJr.トリプルダブル」のグリフワ巻き。

アシ前や水路、野池などのフラットな浅場では「ギルロイドミニー」の高速巻き&ストップなども、意外なほどに簡単に釣れるアフターの釣り方である。

アフターで一番簡単な釣り方は「ギルロイドベビー」、「ギルロイドミニー」の高速巻き&キル(通称:グリフワ巻き)。急に巻くのを止めてウネウネしたときにギランと喰ってくる。雨の日が特にオススメ

着水音作り!?

そして今年、アフター回遊のビッグバスを仕留めるために新たな可能性を感じているのが「ジャイアントベイト」の近接サイトでの「着水音作り」である。

低弾道でジャイアントベイトを頭から飛ばし、着水寸前で急サミング、姿勢を半反転させ上手く尻尾と下半身で水面を叩く「ライズキャスト」が決まると、バスが劇的に反応することがある。

ビッグスイムベイトサイトでは、甘い着水音の出し方がアプローチでは非常に重要になる。サイドフックならば9インチオーバーのスイムベイトで、このサイズでも十分掛かる

これは昔から「ハドルトラウト8インチ」のキャスト時にいわれていた事実ではあるが、それを近距離で意図的に作りだすことで、虫ルアーの着水音すら嫌がるバスが、目の前に200g以上のジャイアントベイトを放り込んでも逃げるどころか、興味深々で反転して近寄ってバイトすることがある。

水面の音は過去、様々なルアーで、特にアフターの時期には注目されてきたが、今江的2021年最大注目の「水面音」はジャインアントベイトの「ショートスキルフルキャスト」で意図的に作り出すソフトなライズ音であります。

かんなりしんどいショートキャストですけど、バスの反応を見たらハマりますよ…。

上から「レイジースイマー6インチ」、「ハドルトラウト8インチ」、そして「レイジースイマー9インチ」。今や「ハドルトラウト8インチ」は、全然大きく感じなくなってしまった……

現在、試行錯誤している「レイジースイマー9インチ」のサイドフックシステム。デカ過ぎると見切られ、小さいとバレ率が高い。先日の取材では#47・20kgのワイヤーが2度ファイト中に切られた

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