湾奥のバチ抜けがハイシーズンを迎える今の時期。
東京湾のシーバスの魚影の濃さは日本一ともいわれ、バチ抜けシーズンは狙いやすくビギナーの方に釣りやすい時期と言われています。
今回紹介するのはエクリプスの「バロール」。
エクリプスプロスタッフ前田泰久さん監修のシンキングペンシルで、サイズは90と130の2サイズが展開しています。
バロールの武器はしっかり飛んで浅く広く探れる性能!
ここで今の季節のバチ抜けアプローチやそれぞれの使い分けについて解説していきます!
春先のバチ抜けパターンから変化する今のシーズン!
このバチ抜けとはイソメなどのゴカイ類が産卵のタイミングで砂の中から這い出て、水面を浮遊することを呼びます。
バチが抜けているタイミングでは、水面を照らすと無数のゴカイやイソメが泳いでいるのが目視で確認できます。
ここで気を付けたいのが、初春の河川バチとは種類が違うので狙い方も大きく変わるところ!
初春の河川のバチ抜けは『潮周りの良い下げ』のときに抜けることが多いといわれています。
ですが、この時期の運河のバチ抜けは『夕刻以降のハイタイド』で高確率に発生します。
具体的にいえば小潮や長潮でも満潮に近いタイミングなら、高確率でバチが抜けているとのことでそのタイミングで狙うことが重要になります。
この時期の運河は大きく分けて3種のバチパターンがあり、それに沿った狙い方が重要になります。
①長めでゆっくり流れに乗って漂うバチ
②水面直下を、引き波を立てて泳ぐバチ
③小さくて高速で泳ぐバチ
上記のいずれに合わせた誘い方をすれば、比較的狙いやすいといわれています。
スローに表層を攻略できるバロール90!
このバロール90はボディ90mmのサイズでレンジも0~40cmと水面直下で誘うことができる性能になっています。
反り返ったボディに固定後方重心により浮き上がり姿勢をキープできるので、表層のバチをナチュラルに演出します。
上記のパターンでいえば、②と③のパターンにマッチ!
シーバスの捕食レンジを維持しつつもスローに引けるので、活性がいまいちなタイミングにも重宝する性能になっています。
アクションはスローに引けばテール振らずにボディがロール、ミディアム~ファストリトリーブで速度を上げればパタパタと軽やかにテールを振るスイングアクションに変化するので、バチ抜け以外のサヨリパターンなどでも活躍できる性能になっています。
ドリフトがイマイチ苦手という方にもご安心!
バロール90・130ともにヘッド部分はシャローランナーのようなカップ状になっているため水を掴みやすく、適度な引き抵抗をアングラーの手元に伝えてくれます。
スローで表層を引きながら流れの強弱が把握しやすいので、ドリフトの感覚がつかめない方にも安心して使ってもらうことができます。
レングス:90mm
ウエイト:13g
フック:がまかつSP-MH#6
リング:#3
本体希望価格(税込み):¥1,800
エクリプス公式バロール90の詳細ページはこちら
潮の流れが速いときの切り札バロール130!
基本性能はバロール90と同様で、ボディサイズが130mmとなったモデルです。
パターンとしては①と②にマッチします。
シルエットが大きくアピール性能に長け、またウエイトを活かした広範囲にも
では、90と130でどのように使い分けるのか?この点について紹介していきます。
性能は基本同じですが、一番のポイントはボディサイズとそれに伴う浮力性能です。
ウエイトも90は13gに対し、130は20gと飛距離面でも大きなアドバンテージとなります。
ボディのレングスは130mmになった分、厚みを減らしスリムな形状に変更され、空気抵抗も受けにくく、90では狙えなかった範囲まで飛ばすことができます。
そして一番のポイントはサイズがアップしたことで浮力性能もUPしたところ。
バチ抜けは前述した通り、潮の流れが大きく影響してきます。
当然エリアによっては潮の流れが速く、90では流されてしまう場面も発生してしまいがち。
そんなときにこの130のサイズが活きてきます。
スローリトリーブでもレンジが入りすぎない、うっすらと引き抵抗を感じることができるので、スレたシーバスでもしっかり狙うことができます!
ぜひバチ抜けを狙うときは90のサイズと併せて130も用意しておきましょう!
レングス:130mm
ウエイト:20g
フック:がまかつSP-MH#6
リング:#3
本体希望価格(税込み):¥2,178
エクリプス公式バロール130の詳細ページはこちら