ADUSTAのルアーデザイナー中西です。
今回は、アダスタの羽根モノ「ザックロール・ヤジロベエ」について今まで、あまり明かしてこなかった、チューンについてお伝えできればと思います。
アダスタ公式ヤジロベエ詳細ページはこちら
PRODUCT | Length | Weight | TYPE | 定価 |
---|---|---|---|---|
ZACRAWL YAJIROBEE | 90mm | 42g | Top Water | 2,750円 (税込) |
実はザックロール・ヤジロベエでは、色んなチューンができるようになっていますので、いくつか、具体的にご紹介してみます!
ウイング交換チューン
まず、基本チューンから!
ヤジロベエではウイングが破損した時に交換ができるよう、純正ウイングを用意しています。
定価 : 880円 (税込)
誰でも簡単にウイング交換できるので下記のYOUTUBE動画を参考に取り替えてくださいね。
出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」
ステンレス・チューニングウイング
ザックロール・ヤジロベエ用の交換チューンウイングとして、高強度ステンレス素材で制作したウイングを用意しています。
定価 : 880円 (税込)
これに変更することで、アクションレスポンスをさらに向上させ、金属接触音によるサウンド効果もプラスされます。よりノイジーに、よりピンスポットで攻めきりたい時にオススメなので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
なお純正ウイングからの変更点は、見た目の通りウイングの高さを薄く、長さも短くしています。また、高強度ステンレス素材にすることでウイングも薄くなり比重も重くなるため着水後ウイングが完全に開ききるスピードが早くアクションの立ち上がりが良いのも特長となっています。
出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」
フォースミックス純正ウイング
実はザックロール・ヤジロベエにはフォースミックスの純正ウイングも装着できます。
定価 : 880円 (税込)
素材は同じで重量もほぼ同じのためウエイトバランスもほぼ同じ。ウイング形状がやや変わるため、リトリーブ時の音の質が少し変わります。
このあたりは好みと実績が大きく影響する部分だと思うので皆さんの好みで一度変更して見られるのも一興かと思います。
ザックロールYAJIROBEE Jr. 純正ウイング
ザックロール・ヤジロベエにはザックロールYAJIROBEE Jr.のウイングも装着可能です。
形状はステンレスチューニングウイングに近く、アクションピッチ・ロール・ウォブリング幅がやや細かくなります。素材は高強度アルミなので金属接触音が控えめのセッティング出すことができます。
フェザーフックチューン
リアフックをフェザーフックチューニングすることでフックの体積を増やし、バスなどの吸い込み系バイトのフッキング率を向上させることができます。
フェザー(鳥の毛)は古来、漁師さんでも信頼する集魚・捕獲効果がある天然素材です。アクションするたびに柔らかくなびき追従する動きは、ターゲットを違和感なくバイトへ導きます。
素材は通常のコックネックフェザーやラビットファー・マラブーなど素材ごとに違う効果が得られるので是非実際に装着して独自のチューニングを出してみてください。
サイズは前後4番ほどで調整されると扱いやすいかと思います。
特にマラブーなど浮力を保ちやすい素材を使用される場合は、フェザーに十分水を馴染ませてから使用しないとフェザーの浮力のせいでルアーのウエイトバランスに影響を及ぼしアクションが出にくくなる場合もありますのでご注意ください。
【裏チューン】ハートブラスターのボディに・・・
これはかなり裏チューンなんですが、同じザックロールシリーズでリリースしているハートブラスターのフロントウイングを取ってしまって、YAJIROBEEのウイングを通常位置に装着すれば、水平浮きのYAJIROBEEを生み出せるんです。
ウエイトはリアのペラを残した状態で34g、ペラを外せば32gと約10gマイナス。またウエイトバランスが大きく変わることでウイングが発する音も変化し、より金属接触音が際立つようになります。ハートブラスターのボディにはもともと小さなラトルウエイトが入っているのでカラカラ音もプラスされよりノイジーな羽根物に仕上がります。
更に、ハートブラスターボディにYAJIROBEEのステンレスチューニングウイングを組み合わせるとより金属音を際立たせた羽根物に仕上げることができるという具合。
もちろんザックロールSCのリップを取ってボディを使用することも・・・
ここから先は皆さんご自身で検証してみてください。
以上、ヤジロベエのチューンや裏チューンについてご紹介してみました。
アダスタでは共有規格でウイングやボディを制作しているからこそ出来るチューニングが色々あります。
ボディとウイングの組み合わせは非常に多くのバリエーションを生み出し、自身オリジナルのYAJIROBEEや独自の羽根モノを作り上げることもできます。ぜひ独自のチューニングで自分だけの釣果をぜひとも楽しんでみてください。